豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

シルビー・バルタン、80歳!引退

2024年12月02日 | テレビ&ポップス
 
 2、3日前のNHKラジオ深夜便に(たぶん)奥田佳道さん(「音楽の泉」日曜朝の番組の司会者)が出ていて、クラシック音楽とポピュラー音楽の交流について語っていた。
 その中で、モーツァルトの音楽はポピュラーにもたくさん取り入れられているとして、その一例としてシルビー・バルタンの「哀しみのシンフォニー」という曲を紹介していた。シルビー・バルタンといえば、何といっても「アイドルを探せ」で、それ以外の曲はほとんど忘れてしまっていた。「哀しみのシンフォニー」も知らなかった。
 そのシルビー・バルタンが80歳になったのを機に引退するという。この秋に引退の予定だったが、大人気のため来春まで引退を延期するという。彼女が80歳とは! 奥田さんはシルビー・バルタンはブルガリア人だと紹介していたが、バルタンと言えばバルタン星人だろう。

 「アイドルを探せ」はドーナツ盤を持っているはずなのだが、見つからない。彼女のポスターも持っているはずだが、これももう数十年間見つからない。中学3年の時に(花の1964年)彼女のファンだと言いふらしていたら、同級生の女の子が週刊誌についていた彼女のポスターを持ってきてくれたのだった。「小悪魔的で中年男性に人気」などとキャプションがついていた。シルビー・バルタンはジョニー・アリデーと結婚したのだったか・・・。
 フランスのポップスでは、フランス・ギャルの「夢見るシャンソン人形」なんてのもあった。数年後には、ミッシェル・ポルナレフの「愛の願い」「シェリーに口づけ」などがヒットした。「ホリデー オン ホリデー ♬」なんて彼の高い声が今も耳に残っている。
 「アイドルを探せ」が見つからないので、かわりにポルナレフ(Polnareff)「I Love You Bicause」(AZ)のジャケットを(冒頭の写真)。知り合いの編集者が夏休みにフランス旅行に行った時にお土産に買ってきてくれたもの。歌詞カードも解説のパンフレットもビニールカバーもない殺風景なレコードである。フランスのレコードはみんなこんな調子なのだろうか。どんな曲だったかの記憶もない。
 ついでにポルナレフのレコードをもう一枚、「哀しみの終わるとき」(CBSソニー、発売年記載なし。“EPIC”レーベルで“FRENCH POPS”というサブタイトルがついていた)。カトリーヌ・ドヌーブ、マルチェロ・マストロヤンニ主演の同名映画の主題歌らしい。
       
   
       
 クラシック音楽のつながりで、レーモン・ルフェーヴル「涙のカノン」(キング、1969年)のジャケットも並べておいた。映画「夫婦」の挿入曲でヨハン・パッヘルベルの作曲と解説にある。クラシックに縁のないぼくでもよく耳にするメロディである。ついでに見つかったアラン・ドロンとダリダの「あまい囁き」のジャケットも。「パローレ、パローレ」のリフレインが印象に残っている。
 アラン・ドロンも今年亡くなったのだった。「男と女」(「男性・女性」だったかも?)のジャン・ピエール・レオがいい男だと言ったら、「私はちょっと悪なドロンのほうが好きだわ」とポルナレフのレコードをくれた編集者が言った。

 2024年12月2日 記
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