豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

フランスの旧紙幣 (断捨離の途上で)

2019年04月08日 | あれこれ

 久しぶりの、断捨離シリーズ。第何回だったか?

 古い引出しの中から出てきた、フランスのフラン時代の紙幣を3枚。
 
 上は、サン・テグジュペリの肖像と、“星の王子”が描かれた50フラン。よく見ると、プロペラ飛行機と帽子の形をした象の絵もある。象を飲み込んだヘビだったか何だか・・・。
 Antoine Saint-Exupery 1900-1944 と記されている(アクサンテギュは省略)。

 裏面は、双翼の飛行機と星の王子。
 “1994”とあるのは、この紙幣の発行年だろう。

 大学1年の時のフランス語の授業で、宮原信先生がテキストに指定されたので、必死で内藤濯の日本語訳を全文暗記して、何とか訳読の試験にパスした。
 何でこの本があんなに人気があるのか、ぼくには理解できなかったし、今でも分からない。

 当時のぼくは、他の先生の授業で読んだメリメの「マテオ・ファルコネ」や、ドーデの「スガンさんの羊」が印象に残っている。ネットで調べると「スガンさんの山羊」となっているが、ぼくの記憶では確かに「羊」だった。
 ただし、これらも日本語訳で読んで、試験を凌いだ。

         


 中は、エッフェルの肖像とエッフェル塔、それにぼくの知らないドーム型の建築物が描かれた200フラン。
 Gustave Eiffel 1832-1923 と記されている。
 
 エッフェルさんには何の思い出もない。
 裏面には、19世紀風のパリジャン、パリジェンヌがエッフェル塔の下を歩く姿が描かれている。
 “1996”とあるから、この紙幣は1996年に発行されたのだろう。


 下は、ドラクロワと“民衆を率いる自由の女神”が描かれた100フラン紙幣。

 Eugene Delacroix(アクサングラブは省略)なぜかほかの2枚と違って、彼の生年、没年が書いてない。
 ネットで調べると、1798―1863 とあった。ということは、彼は1789年にはまだ生まれていなかったのか・・・。
 あんな絵を描いているから、当然「大革命」の現場に立ち会ったのだとばかり思っていた。

 発行年は1994年。

 コインもどこかにあるはずだが、今回は見つからなかった。

 フランスの通貨は、2002年にフランからEUのユーロに切り替わったが、現在では流通していない紙幣といえども、紙幣のコピーが許されるのかどうかわからないので、一応「見本」という字を書いたセロファン紙を上に載せてコピーした。


 2019/4/8 記


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