豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

ジョニー・ソマーズ “ ワン・ボーイ ”

2023年05月04日 | テレビ&ポップス
 
 5月4日(木)、連休は後半戦に入ったのだろうか。
 1年中が連休の身には、5月の連休は自宅で静かに過ごす日々である。

 天気が良いので、昼食を済ませてから、隣りの石神井公園駅まで散歩に出かけた。
 何か目標がないとつまらないので、一昨年だったかに橋本福夫著作集を見つけた古本屋に行くことにした。
 時おり、古本屋や探している古本がぼくを呼んでいるような気がすることがあるが、きょうはそのような予感はまったくなかった。

 そして行ってみると、やはり探している本は何もなかった。
 店頭に45回転のドーナツ盤が置いてあったので、弘田三枝子の “ 子供ぢゃないの ” を探したがなかった。暑いので、しゃがんでじっくり探すことができなかったのだが、いつかどこかで見つかる予感がしている。
 そのかわり、ジョニー・ソマーズの “ ワン・ボーイ ” が100円で出ていたので買った。
 「ワン ボーイ あなたと ふたりなら ♪ ~」と日本語の歌詞のほうが思い浮かぶのだが、中尾ミエあたりが歌っていたのだろうか。
 盤面にキズがないか心配だったが、帰宅してかけてみると、音は経年劣化していたものの、最後まで難なく聞くことができた。古いレコードは少し音が悪いくらいのほうが懐かしくてよい。

   

 ジャケットの裏の高崎一郎の解説によると、この曲は、「内気なジョニー」「素敵なメモリー」に次ぐ彼女の3枚目のシングルで、1941年生れの彼女が今年22才とあるから、1963年発売なのだろう。シングル盤330円の時代である。
 ミュージカル “ バイバイ・バーディー ” の挿入歌で、アメリカでは1960年に発売されたが、アン・マーグレット主演の同名映画の公開にあわせて、1963年にアメリカで再発売されたとある。

     

 ついでにもう1冊、原武史の「大正天皇」(朝日選書)も100円で買ってきた。
 現在ぼくは近親婚をめぐる迷宮をさまよっているのだが、もともとは森達也の「千代田区一番一号のラビリンス」を読んだことから、迷宮入りしたのであった。
 現上皇から昭和天皇、大正天皇、そして明治天皇と遡り、一方で粟屋憲太郎「太平洋戦争への道」などに逸れているうちに、現地点にたどり着いたのである。原の「大正天皇」は後に文庫本になったものを図書館で借りてすでに読んだが、手元にあってもよいと思う内容だったったので、断捨離の流れには逆らうが買ってしまた。

 裏表紙の内側に、大泉学園駅前にあった英林堂書店の2001年5月18日の日付のあるレシートが挟まっていた。英林堂もすでに閉店して久しいが、店主はお元気だろうか。

 暑くて疲れたので、帰りは電車に乗って帰った。

 2023年5月4日 記

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