谷文晁/この絵師何者?展がサントリー美術館で開催されているというので、何者であるのか調査に行った(汗)。
多少は知っている。今年の6月のファインバーグ・コレクション展”江戸絵画の奇蹟”で、”富士真景図”と”秋夜名月図”を見ている。今回、一気に、100点余り(前後期で150点)の作品が観られということなので、これだけ観れば、この絵師が何者かがわかるだろうと思った。
とにかく、手当たり次第にいろんな画法を学んだ男のようだ。四条派、土佐派ときて、当時入ってきたばかり洋画の摸写までしている。いや、学んだというより、その一派にのめり込むのが嫌いな性分だったかもしれない。一方、29歳のとき、老中松平正信の近習になり、その後、彼が老中職を辞するまで、お傍にいる。正信の命で、古社寺や旧家に伝わる古文化財を調査し、模写や記録したり(集古十種)の文化財保護とか、失った文化財の再現(石山寺縁起絵巻)といったような仕事が中心である。
そういう仕事をやりながら、一方で、第4章 文晁をめぐるネットワーク――蒹葭堂・抱一・南畝・京伝とあるように、文人、絵師、狂歌師、戯作者と付き合い、自分でも、創作し、マルチ文人になっている。その上、渡辺崋山も弟子にしているというのだから、まあなんと、幸せな人生だっただろうなと思う。
印象に残った作品といえば、玄関先でいきなり迎えられた”孔雀図”。それから谷文晁画”石山寺縁起絵巻”全七巻と”集古十種”。長時間かけた”作品”は、それだけで作者の魂が宿っている。もちろん、”絵は人なり”なんて言葉はあったかどうか知らないが、多様性のある絵画も楽しませていただきましたよ。



そうそう、昨日、上野の東京都美術館の横に、大きな文晁碑をみつけましたよ。文晁展が都美で開催されていれば、きっと有名になったかも。

ちょっと端折った感想文になってしまいましたが、今日はこれから、九州に向かうんで。
毎日が日曜日ですが、夏休みということで。でも向こうはもっと酷暑かな。


今日は8月15日。長崎の精霊流しへ。
旅行先からもスマホで投稿しますので、どうぞおいでください。
。。。。。
モナリザの夏休み
福田美蘭シリーズ#2 ”ポーズの途中に休憩するモデル”

多少は知っている。今年の6月のファインバーグ・コレクション展”江戸絵画の奇蹟”で、”富士真景図”と”秋夜名月図”を見ている。今回、一気に、100点余り(前後期で150点)の作品が観られということなので、これだけ観れば、この絵師が何者かがわかるだろうと思った。
とにかく、手当たり次第にいろんな画法を学んだ男のようだ。四条派、土佐派ときて、当時入ってきたばかり洋画の摸写までしている。いや、学んだというより、その一派にのめり込むのが嫌いな性分だったかもしれない。一方、29歳のとき、老中松平正信の近習になり、その後、彼が老中職を辞するまで、お傍にいる。正信の命で、古社寺や旧家に伝わる古文化財を調査し、模写や記録したり(集古十種)の文化財保護とか、失った文化財の再現(石山寺縁起絵巻)といったような仕事が中心である。
そういう仕事をやりながら、一方で、第4章 文晁をめぐるネットワーク――蒹葭堂・抱一・南畝・京伝とあるように、文人、絵師、狂歌師、戯作者と付き合い、自分でも、創作し、マルチ文人になっている。その上、渡辺崋山も弟子にしているというのだから、まあなんと、幸せな人生だっただろうなと思う。
印象に残った作品といえば、玄関先でいきなり迎えられた”孔雀図”。それから谷文晁画”石山寺縁起絵巻”全七巻と”集古十種”。長時間かけた”作品”は、それだけで作者の魂が宿っている。もちろん、”絵は人なり”なんて言葉はあったかどうか知らないが、多様性のある絵画も楽しませていただきましたよ。



そうそう、昨日、上野の東京都美術館の横に、大きな文晁碑をみつけましたよ。文晁展が都美で開催されていれば、きっと有名になったかも。


ちょっと端折った感想文になってしまいましたが、今日はこれから、九州に向かうんで。
毎日が日曜日ですが、夏休みということで。でも向こうはもっと酷暑かな。



今日は8月15日。長崎の精霊流しへ。
旅行先からもスマホで投稿しますので、どうぞおいでください。
。。。。。
モナリザの夏休み

