今、上野と渋谷で、ふたつのピカソ展が開催されている。いずれも、ピカソの版画作品展である。
国立西洋美術館では、”ピカソが描いた動物たち/ビュフォン『博物誌』にもとづく挿絵本より”で、動物がモチーフの版画展。一方、パルコミュージアムでは”没後40年記念/ピカソ愛と芸術の版画展”で、ホモ・サピエンスの主としてメス(笑)がモチーフの版画展。どちらも、ピカソのこんな一面、あんな一面が知られる、楽しい展覧会であった。
まず、夏休みで小学生が多い、西美の方から。(18世紀の博物学者)ビュフォンの『博物誌』は、20世紀に入っても大変な人気であったが、パリの画商ヴォラールは、それをベースに、人気の画家ピカソの挿絵入りで、新たな本を出版しようと考えた。もともと動物好きであったピカソは、二つ返事で(これはぼくの脚色)引き受け、動物、鳥、昆虫などを30点あまりの版画を制作した。それが、ここに全部、展示されている。
一般書なので、あまり細部にはこだわらないで、動物たちの生き生きした姿を描くことに主眼をおいている。だから、蜘蛛は8本の脚をもつが、めんどうなので6本で済ませている(爆)。でも、キュビスム手法で、何がなんだか分からないという風には描いていない。ちゃんと、牛とか鶏とか、はっきり分かる。
写真撮影可能だったので、いくつか紹介しますね。
馬
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/53/121c711a7513c7bd6c0a6566086a7944.jpg)
闘牛の牛(博物誌にはふさわしくないが、ピカソの気分で入れる)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/e3/8a1e010ffcb0391e90dc4ccf31d1a76f.jpg)
犬と猫
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/13/f37f35c2a1fbda1dabc012fcb614146d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/b4/2cf37b1cc5a5ba4c4c5b718f9abb58b8.jpg)
雄鶏と雌鶏
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/8a/2a5a5e69ba32a5bebaaf8f3ca06869d8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/5c/3ee82d6709176dfc2a076c9fa693e11c.jpg)
ダチョウと鷹
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/8d/ef4059f9aee59db9301d50bb3fbb7315.jpg)
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蝶とトンボ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/59/d997b705f901c86ba9fd86c464747c23.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/2c/0ec9437b07a9d321790b262a815cba92.jpg)
6本脚の蜘蛛
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/e4/8d0d29a2fc7c2bad266d5c08ce20c5a1.jpg)
小学生が多い会場
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/9b/e8f558571f40e2adaa73f4d53105b6c2.jpg)
ビュフォン『博物誌』も東博から借りて、展示されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/56/88c269382f5c81c4a401422d2c95cc79.jpg)
そして、渋谷のホモ・サピエンス展への橋渡しとしてお猿さん(爆)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/fa/16d1b9fa75044646febbb77ea2a817d3.jpg)
渋谷パルコでは、ピカソが愛した数々の女性たちを巡る”ピカソ愛と芸術の版画展”。女性たちの肖像画、男女をテーマを中心に、60点ほどの作品が並ぶ。
女の顔
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/94/16d5ac36afce976c845847356c972ed5.jpg)
読書するジャックリーヌ。ピカソの最後を看取った夫人。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/7f/a3acc3c6eac93594fb8cb04bfc5f50c4.jpg)
牧神の顔
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/2a/197e349c44cd02e768e68506da37279b.jpg)
女のベールをとる男
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/81/f822b19637a31ccd6d775e30399c57a6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/d4/eddcd65eb471f76c3e07ad4c4a81ff2e.jpg)
ピカソが生涯に手掛けた版画は2,000点以上とのこと。そのお蔭で、こうして手軽に天才ピカソに出会えるのはありがたいことです。
国立西洋美術館では、”ピカソが描いた動物たち/ビュフォン『博物誌』にもとづく挿絵本より”で、動物がモチーフの版画展。一方、パルコミュージアムでは”没後40年記念/ピカソ愛と芸術の版画展”で、ホモ・サピエンスの主としてメス(笑)がモチーフの版画展。どちらも、ピカソのこんな一面、あんな一面が知られる、楽しい展覧会であった。
まず、夏休みで小学生が多い、西美の方から。(18世紀の博物学者)ビュフォンの『博物誌』は、20世紀に入っても大変な人気であったが、パリの画商ヴォラールは、それをベースに、人気の画家ピカソの挿絵入りで、新たな本を出版しようと考えた。もともと動物好きであったピカソは、二つ返事で(これはぼくの脚色)引き受け、動物、鳥、昆虫などを30点あまりの版画を制作した。それが、ここに全部、展示されている。
一般書なので、あまり細部にはこだわらないで、動物たちの生き生きした姿を描くことに主眼をおいている。だから、蜘蛛は8本の脚をもつが、めんどうなので6本で済ませている(爆)。でも、キュビスム手法で、何がなんだか分からないという風には描いていない。ちゃんと、牛とか鶏とか、はっきり分かる。
写真撮影可能だったので、いくつか紹介しますね。
馬
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/53/121c711a7513c7bd6c0a6566086a7944.jpg)
闘牛の牛(博物誌にはふさわしくないが、ピカソの気分で入れる)
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犬と猫
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雄鶏と雌鶏
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ダチョウと鷹
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蝶とトンボ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/59/d997b705f901c86ba9fd86c464747c23.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/2c/0ec9437b07a9d321790b262a815cba92.jpg)
6本脚の蜘蛛
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/e4/8d0d29a2fc7c2bad266d5c08ce20c5a1.jpg)
小学生が多い会場
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/9b/e8f558571f40e2adaa73f4d53105b6c2.jpg)
ビュフォン『博物誌』も東博から借りて、展示されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/56/88c269382f5c81c4a401422d2c95cc79.jpg)
そして、渋谷のホモ・サピエンス展への橋渡しとしてお猿さん(爆)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/fa/16d1b9fa75044646febbb77ea2a817d3.jpg)
渋谷パルコでは、ピカソが愛した数々の女性たちを巡る”ピカソ愛と芸術の版画展”。女性たちの肖像画、男女をテーマを中心に、60点ほどの作品が並ぶ。
女の顔
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/94/16d5ac36afce976c845847356c972ed5.jpg)
読書するジャックリーヌ。ピカソの最後を看取った夫人。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/7f/a3acc3c6eac93594fb8cb04bfc5f50c4.jpg)
牧神の顔
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/2a/197e349c44cd02e768e68506da37279b.jpg)
女のベールをとる男
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/d4/eddcd65eb471f76c3e07ad4c4a81ff2e.jpg)
ピカソが生涯に手掛けた版画は2,000点以上とのこと。そのお蔭で、こうして手軽に天才ピカソに出会えるのはありがたいことです。