12月26日(金)晴れ
今朝の富士山が、やたらときれいだったもんだから、ワイフと東海道線二宮駅近くの吾妻山に出掛けた。頂上から観る富士山は格別だし、うまくすると菜の花が咲きはじめているかもしれない。菜の花と富士山、たしか去年も、年内にその写真を撮り、どの新聞社より早く、速報した(爆)。今年も、一番を狙っていたノダ(汗)。
さて、どうだったか。頂上広場に着いても、すぐには見えない。箱根の山並みはみえるが、山際に結構、雲が湧き出ていて、不安がよぎる。富士はその右側にある。だんだん視界が開けてきて、富士山が姿を現してきた。み、観えた、し、しかし、朝のような富士ではない。山頂付近にたらこのような雲が漂っている。こんな感じ。
なかなか動きそうにない様子だが、ぼくの長年の燗酒、いや勘では30分待てば動くとふんだ。ワイフは♪私待つわ、いつまでも待つわ♪と歌で答えてくれた。その間、菜の花の咲き具合を調査した。桜でいえば、三分咲きくらいだが、これなら、新聞記事みたいに”角度をつけて”、撮れば、いくらでも大衆をごまかせられる。”満開の菜の花と富士山”と!
でも、ぼくはごまかしはしない。良寛さんのように、裏を見せ表を見せて散る紅葉でありたい。
まず、裏をおみせします。この程度の咲き具合。
もし、富士山が駄目だった場合のことを考えて、いつもは無視する、丹沢の大山に目を向けた。江戸時代は大山詣でが盛んだった。
大山だけではさびしいので、まゆみの実をつけてみた。
まゆみの実の多くは、はじけて種を放り出していたが、殻のピンク色が青空に映えていた。
一応、保険もかけておいたので、安心して、エノキ越しに相模の海を眺めたりしていた。
と、そのとき、ワイフの声が。晴れてきたわよ!突然、たらこの雲が、雲の子を散らすように崩れ始め、富士の山頂が姿を現してきた。ぼくは、あらかじめポイントを決めていたので、そこに走って行った。年の瀬の、忙しい時期に、ここまで訪ねてくる人はめったにいないので(汗)、容易にいいポイントをゲットできるノダ。
富士山と菜の花。菜の花の後方は桜の木。
年の瀬なのに、まだ紅葉もきれいだった。
水仙も、もう満開に近かった。
一応、年内に吾妻山の菜の花と富士を観ることができ、大満足。
次回は年が明けてからの、吾妻さん・よさこいパレードの日に来ようと思っている。その頃には、菜の花も満開になっているだろう。天気だけが心配。でも、大丈夫! 1・18は”いい晴れの日”