こんばんわ。
大相撲大阪場所は稀勢と豪栄道の活躍により、久々に面白い場所となった。優勝も千秋楽まで持ち越され、白鵬が一差でトップに立つも、もし負ければ、稀勢と豪栄道戦の勝者との優勝決定戦となる。相撲フアンがわくわくする千秋楽を迎えたのだった。
これより三役。今日の主役、白鵬と豪栄道、そして先場所の主役、琴将菊が揃い踏み。
やはり、今日の主役、稀勢の里と、日馬富士と鶴竜。
まず、初優勝への勝ち残り戦。勝った方が優勝戦線に残る。立った!稀勢、得意の左四つでぐいぐい押す。一気に豪栄道を土俵の外に!地元の豪栄道にも声援があったが、相撲フアンの大多数は、ここは稀勢の里と思っているので、決定戦に向けての大きな拍手が湧き上がる。ようやった稀勢の里と大阪のフアンも、大声援。
〇稀勢の里 ●豪栄道
うれしい勝ち名乗り。
さあ、結びの一番。白鵬対日馬富士戦。白鵬に水をつける稀勢の里。さあ、この二人の天下分け目の決戦となるか!
白鵬対日馬富士。手負いの日馬の劣勢は否めないが、何とか得意の速攻で白鵬を撃墜してほしい。全国の相撲フアンのテンションが一気に上がり、固唾をのむ瞬間がやってきた。さあさあさあと。。。。立った!。。。。あああああぁぁぁぁぁ・・・・
日馬が突進した先に。。。白鵬がいない。。。
唖然。。。白鵬の変化。。。ありえない。。。結びの一番の横綱対横綱。。。優勝のかかる一番。。
熱戦を期待していた観客から大ブーイング。観客席の舞の海さんから第一報、客席から罵声が飛んでました。あほとちゃうか、それでええんか等。追いうちをかけて、北の富士さんが、われわれの時代では考えられないこと、横綱がこの一番に!誰のために相撲があるのか!アナウンサーまでもが、変化は反則ではないですが、こういう場面では、反則みたいなものですね(意訳)。
そして、な、ななんと、前代未聞。表彰式が始まる前にぞろぞろと観客が席を立ち始めた。明確な意思表示!東京ではできない、さすが大阪でんがな!
表彰式
優勝インタビュー。アナウンサーが4場所振りの優勝いかがですか、と尋ねると、腹の虫の収まらないフアンから罵声があちこちから飛ぶ。気づいた白鵬、言葉に詰まる。それ以降の質問にも答えられない。これも前代未聞。久しぶりの優勝に感無量ということも少しはあるだろうが、あまりのフアンの反発の大きさにどぎまぎしてしまった、ということだろう。ついに、”大事な一戦に変化して、申し訳ございませんと”謝罪の言葉を述べ、涙を浮かべた。
再度、表彰台に上がっても、涙は止まらない。
先々場所の優勝がかかった鶴竜対稀勢の里戦のときの鶴竜の二度の変化を想い出させる、後味の悪い結びの一番だった。今回の大阪場所のフアンの率直な態度で少しは反省するだろうか。
一方、稀勢の里は13勝2敗で準優勝。来場所は綱取りになると、いう声も出てきた。大阪場所なので、大阪弁を使わせてもらって、ようやった稀勢、あほとちゃうか白鵬の千秋楽であった。
では、おやすみなさい。