おはようございます。
8月1日の鎌倉地方は、午前中、天気はもつということだった。まず、小町通りの先の鏑木清方記念美術館で”夏のけしき”展を見ることにした。入院などもあって、久しぶりの清方展、満足して外に出ると、お昼近くなのに、雨は来そうにもない。よし、それならばと、お蕎麦をいただいたあと、周辺の、絵ではない本物の”夏のけしき”を見ながらの散策をつづけることとした。
清方展のメイン展示は”はれゆく村雨(下絵)”で、急な雨が降りはじめたときの、蓮の花が盛りの不忍の池の淵の情景。傘を差した二人の女性が小走りで通り抜けてゆく。
ちょうど、村雨といい、蓮の花といい、今の季節。近くの八幡さまの源平池の蓮の花も見頃のはず。というわけで、八幡さまの蓮から始まって、周辺の”夏のけしき”を見物した。
一週間ほど前にも見ているが、源平池の蓮は相変わらずに咲いていた。うまい具合に絵のような二人の和服のお譲さんもいてくれた。
源平池(平家池の方)の蓮
これはなんだ。↓
お賽銭です。
今年は、鎌倉国宝館前の山百合を見逃してしまったが、今はかのこゆりが咲いていた。真夏の百合。
そして、八幡さまの鳥居を抜けて、るりまつりの館(ぼくが命名)を見学、るりまつりがあちこちで咲き始めているので、ぜひここを見学したい思っていたのだ。思ったより咲いていた。これから、最高の見頃のときにも寄らねば。
るりまつりの館
そして、宝戒寺へ。ここの夏の景色は”蝉しぐれ”。期待していた芙蓉はひとつも花がなかったし、境内の何処も蝉の声ばかり。
宝戒寺は蝉しぐれ。
枝垂れ梅の回りも。
柏槇の回りも。
蝉しぐれを撮ることはできなかったが、代わりに、白萩にとまる空蝉を撮ることができた。
そうそう、花は一つもないと言ってしまったが、水引草が密やかに咲いていた。
大仏次郎旧宅(右側の黒塀)のある路地裏を通って駅へ向かう。
若宮大路に出る。そこで、夏の花々に出会った。
もみじあおい
たかさごゆり この夏、初見の一番花。つぼみはいっぱい見ているが。
ここでも、つぼみがいっぱい。
教会の前にはひまわりが。
かまくらの夏けしきを堪能して鎌倉駅に着いたら、雨がぽつりときた。大船駅からの途中、突然の本降り。まさに村雨。これも夏の景色と思えば楽し。
それでは、みなさん、今日も一日、夏けしきでも楽しみながら、お元気で!