こんばんわ。涼しい一日でした。久し振りに海蔵寺を訪ねました。
山門前の萩がこんもり。
よくみれば萩の花咲く蝶々かな
芙蓉は見頃に。
地に咲く花
凌霄花も見頃
桔梗も盛り
ホトトギス、咲き始め!
あじさい咲きおさめ
山吹くるい咲き
久し振りの海蔵寺でのんびり。
ここで、のんびり読書。久し振りの中谷宇吉郎。
400リレーの日本チーム、決勝進出。明朝、決戦、がんばれ史上最速カルテット!
では、おやすみなさい。
いい夢を。
(そのあと訪ねた英勝寺にて)
こんばんわ。涼しい一日でした。久し振りに海蔵寺を訪ねました。
山門前の萩がこんもり。
よくみれば萩の花咲く蝶々かな
芙蓉は見頃に。
地に咲く花
凌霄花も見頃
桔梗も盛り
ホトトギス、咲き始め!
あじさい咲きおさめ
山吹くるい咲き
久し振りの海蔵寺でのんびり。
ここで、のんびり読書。久し振りの中谷宇吉郎。
400リレーの日本チーム、決勝進出。明朝、決戦、がんばれ史上最速カルテット!
では、おやすみなさい。
いい夢を。
(そのあと訪ねた英勝寺にて)
おはようございます。
小町通りを少し入ったところに鎌倉・吉兆庵美術館がある。魯山人と宮川香山(1842~1916)のコレクションで知られている。魯山人は常設展示があるのでいつでも見られるが、香山の真葛焼の方はなかなか見られない。ちょうど、今、宮川香山展が開催されているというので覗いてきた。いつも観客は少なく、静かに見られるのだが、今回は貸切状態で、たった一人で、たっぷりと贅沢な時間を過ごしてきた。
一番のみものは、二階の奥の方に飾ってある二匹のワタリガニがはりついている器。まるで本物の蟹が登ってきたみたい。東博にも明治14年作の同種の作品(重文)があるが、これは、大正3年(1914)、73歳の作。より緻密で、鮮やかな色彩となっている。上からかけた釉薬が多様に窯変をおこし、ベージュ、灰色、茶、こげ茶と多彩だ。いつみても素晴らしい。
真葛窯変釉蟹彫刻壷花活
もうひとつ、古清水意真葛窯水指も見事だ。菊の花の模様が、細やかな筆遣いで描かれている。また、花と茎の間を丁寧に透かしているところも見所。透かしの向こうには、さらにもう一つ容器がある、二重構造となっている。この技術は伝承されていないので、再現が難しいとのこと。昭和20年5月29日の横浜大空襲により真葛窯は壊滅し、それ以降、再興はならなかった。
古清水意真葛窯水指
それでは、たくさんの展示品の中から、ちらしに採用された作品のいくつかをごらんください。
倣仁清意雉子香炉 長い尻尾をゆがませることなく焼き上げる技術や、羽毛の一本まで描く、細やかな絵付けは、現代では再現が困難とのこと。
極彩色孔雀香炉
色絵金彩舟形鳳凰盛花器
青磁釉睡蓮灰器
残念ながら、撮影禁止なので、そのほかの、お気に入りの作品名だけを上げておこう。乾山写朝顔之図花瓶と仁清写茶碗(帝室技芸員同志の下村観山とのコラボで十二か月の風景の内、八つの揃い)も良かった。
香山は、明治20年(1887)に眞葛窯の経営を嗣子・半之助(二代宮川香山)に継がせ、自身はさらに古陶磁や釉薬の研究開発に打ち込んだ。本展では清朝磁器の釉薬と模様を研究して、つくった作品が並んでいる。濃青緑のうつくしい琅玕釉花瓶(中国の宝玉をイメージしたもの)や濃い紅色と微妙な色合いの変化が楽しめる窯変洋紅釉香炉などが印象に残った。琅玕釉の名品が横浜の真葛ミュージアムにあるようなので、そのうち、訪ねてみたい。
三階展示室にはすすきやもみじなど秋模様の、魯山人作品も鑑賞できる。夏の暑い盛りの鎌倉見物の折りに、涼みがてらに寄られることをおすすめします。