気ままに

大船での気ままな生活日誌

八幡さまのぼんぼり祭 立秋祭

2017-08-07 20:49:51 | Weblog

こんばんわ。

今日、8月7日は立秋。立秋といえば、八幡さまのぼんぼり祭。毎年、立秋の前日からはじまって、実朝公の誕生日の8月9日までの4日間(年によっては3日間)、開催される。それぞれ、祭名がついていて、昨日の8月6日は”夏越祭”。参道では茅の輪くぐりがあり、夕方は舞殿で夏越の舞が奉納される。今日は、文字通り”立秋祭”。御神前には神域で育まれた鈴虫が供えられる。そして、明日は予備日(笑)で、とくに予定はないが、ぼんぼりはいつもの通り、飾られる。9日の実朝祭では、和歌好きの実朝さんにちなんで句会や短歌会が開かれる。

ぼんぼり祭は夕方の灯入れくらいからが風情があっていいのだが、今日の天気予報は午後3時頃から雨模様だという。それではと、お天気のいい午前中に、ぼんぼり見物をしようと出掛けた。

いつもは、鎌倉駅から段蔓を進み、第三鳥居から境内に進むのだが、今日はバスで八幡裏で降り、いきなり横の石段を駆け上がり(笑)、本殿から攻めた。であるからして、その順番でぼんぼり作品を紹介しようと思う。鎌倉ゆかりの文化人らが揮毫した書画が約400点、ぼんぼり仕立てで並んでいる。

前置きが長くなってしまったが、以下、できるだけたくさんのぼんぼり作品をご覧いただきます。

本殿前はこんなふうに飾られている。


随身門の両脇の”阿吽の随身像”前の二作品が一番の特等席。今年はこのお二人。

奥谷博(洋画家、独立美術協会)


鈴木竹柏(日本画家、日展)

そして、いずれこの椅子を狙う面々(笑)がその近くに。

養老孟司 今年もゾウムシ。

村田省蔵

中島千波

岡信孝

田淵俊夫

石原伸晃

そして、舞殿へ下る石段の両側にも、次の次を狙う人々のぼんぼりが。

平松礼二

中村吉右衛門

伊藤髟耳


大竹五洋

石踊紘一


小杉小二郎

佐藤泰生

尾崎左永子

藤田時彦

狭川普文(東大寺別当)


池田充男(作詞家)

佐藤平八

村田林蔵

さて、まだまだ続きますが、ここで一旦、休憩といたしまする。つづきは明朝ということで。面白いのを残してありますよ。お楽しみに!

では、おやすみなさい。

いい夢を。

(撮る人を撮る人を撮る) 

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ブラティスラヴァ世界絵本原画展

2017-08-07 09:30:47 | Weblog

おはようございます。

夏休みに入ると、あちこちで絵本展が開かれ、ぼくもよく覗いたりする。先日、平塚市美術館に行ったが、そこでも、”ブラティスラヴァ世界絵本原画展”という絵本展が開催されていた。

どういう展覧会かというと、ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)は、芸術性の高い作品や実験的でユニークな作品が集まる世界最大規模の絵本原画コンクールです。その50 周年を記念して「日本の絵本の歴史50 年」「絵本の今とこれから」の2部構成で作品を紹介します、ということだった。ブラティスラヴァというのは地名で、スロバキアの首都です。

子供の観客も多かったけど、たしかに芸術性の高い作品が多く、大人も十分、楽しめる。写真は撮らせてもらえないので、ちらしの写真だけしかここには載せられない。でも、会場を出たあと廊下のロビーの書棚に、展示原画の絵本が置いてあり、それは撮影可能だったので、それらを中心に紹介したいと思う。

第一部”日本の絵の歴史50年” 
日本人もよくこのコンクールで”グランプリ”や”金のりんご賞”を受賞している。第1 回展では、瀬川康男の”ふしぎなたけのこ”が。それ以降も、田島征三の”ちからたろう”、中辻悦子の”よるのようちえん”など。これら歴代の受賞作品のほか、ここに参加した作品もたくさん並べてあり、50年の日本の絵本文化の変遷をたどることができる。
  

第二部 BIBコンクール2015 の参加作品にみる/絵本の今とこれから
ここでは、2015年展の内外の作家の作品が展示されている。日本人では、ミロコマチコの”オレときいろ”が金のりんご賞を受賞している。この作品と共に、各国作家の新鮮で、独創的な表現を楽しむことができる。今の子供たちは、こういう絵も喜んで見るのかと思うようなモダン絵画もある。

ミロコマチコの”オレときいろ”。猫がいろいろな黄色と対決する姿が何枚にも分けられて描かれていて、とても面白い。得体の知れない”黄色”と必死に戦っているネコは、まるで、わけのわからないことで、悩み、戦っている現代人のようだ。

さて、以下は、廊下の本棚の絵本からのもので、本展の第一部に展示されているものである。ここで、ぼくが展覧会場でも目をつけていたいくつかの作品を読んだ。絵本なので、10冊くらいはすぐ読める。面白いもの、うつくしいもの、ためになるもの、ペーソスの漂うものと、いろいろだ。ぼくでも知っている有名人の絵本もある。

きょうはマラカスのひ(樋勝朋巳) 西田佐知子のコーヒールンバを思い出してしまった(笑)。♪コンガ マラカス 楽しいルンバのリズム 南の国の情熱のアロマ それは 素敵な 飲み物 コーヒー・モカマタリ みんな陽気に飲んで踊ろう 愛のコーヒー・ルンバ♪

祇園祭(田島征彦) 鉾建てから山鉾巡行、神幸祭まで、順を追って教えてくれる。辻回しの場面まである。

旅の絵本(安野光雅) ぼくも好きな安野さんのほのぼの風景。

表紙絵はランブール兄弟の豪華本、”ベリー公のいとも豪華なる時祷書”の中世の街並みを参考にしているとか。

トスカーナ地方↓

レオナルドの生まれたビンチ村↓

かないくん (谷川俊太郎と松本大洋) 隣りの席にいた、かないくんがとつぜん病気で入院。そしてしんでしまう。死ぬとどうなるの、生きているだれもがやがて死にます。それはどういうことなんだろう。谷川俊太郎が一夜で綴り、松本大洋が二年かけて描いたという。ぼくも、小学校時代、隣りの席の女の子を覚えていますよ。今も元気でクラス会に出てきます。

つきとあそぼう(谷内こうた、内藤初穂) まいにち、お月さまとあそんでいるぼくみたい。

もうひとつの展覧会も良かったですが、紹介はのちほど。

それでは、みなさん、今日も一日、マラカスでも振って、お元気で!

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