気ままに

大船での気ままな生活日誌

この世界の片隅に

2017-08-11 17:08:08 | Weblog

話題のアニメ映画”この世界の片隅に”が、8月8日に鎌倉駅近くのホールで上映された。見逃していた映画だったので、是非、この機会にと思っていた。一日4回も上映されるというので、夕方の八幡さまのぼんぼり祭りに合わせて、午後4時からのを観た。今、思うと、当日券が買えたのが不思議なくらいで、はじまるときには広いホールが満席となった。

映画がはじまると、コトリンゴが歌う”悲しくてやりきれない”が流れはじめる。ぼくらの世代のザ・フォーク・クルセダーズのカバーだ。これがこの映画の主題曲で、はじめ多少、違和感があったが、映画を見終えてみると、まさにぴったりの歌。胸にしみる 空のかがやき今日も遠くながめ 涙をながす悲しくて 悲しくてとても やりきれないこのやるせない モヤモヤをだれかに 告げようか

広島市の江波(えば)という町で生まれ育ったすずが主人公。 昭和19年2月、18歳のすずが、突然の縁談で、軍港の街、呉にお嫁入りする。初めて会う夫、同居の両親、出戻りの子連れの義姉との新生活がはじまる。苦労もするが、もちまえのユーモア感覚と好きな絵を描いたりしながら、日々暮らしていく。時は太平洋戦争の真っただ中。そして、昭和20年3月に呉に米軍による大空襲が。そして、その後も、たびたび空襲を受け、すず自身と家族にも悲しい出来事が。さらに、すずが、広島の実家に向かう予定だったが、変更した、8月6日。閃光のあとに湧きあがった巨大なきのこ雲を呉から見ることになる。そして終戦。荒廃した広島市内で出会った孤児を連れて、すずの家族は新た歩みを進めるのであった。

こうの史代原作で、監督は片渕須直。街並み、軍艦、建造物、草花などの風景描写が緻密で、うつくしく、また、登場人物の顔の表情も自然でよかった。たんたんと日誌のように家族の日常生活を描きながら、戦争のおそろしさ、かなしさを伝えてゆく。

声優も適材適所。すずにはのん。監督がすずには、この人しかいないと見込んだだけあって、とてもよかった。

映画を見始めて、すぐ、すずが、ちょうど、ぼくの母と同い年で、同じころ嫁いだことを知り、すずを母と重ねて見るようにになった。呉の大空襲の日は、なんとぼくの誕生日であった。両親は都内の蒲田に住んでいたが、3月10日に東京大空襲があり、もし疎開していなければ、今のぼくはなかった。

8月6日が広島原爆の日、8月9日が長崎原爆の日、そして8月15日が終戦記念日。映画館で公開中には見逃してしまった映画であったが、こうして、偶然、この映画をこの時期に観せてもらってよかったと思う。しみじみとした思いが、そのあと、八幡さまのぼんぼり祭りを見学している間中、心に漂っていた。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山の日には山の絵を サニブラウンは7位入賞

2017-08-11 11:29:02 | Weblog

おはようございます。

今日は”山の日”。この日に相応しい展覧会をご紹介しましょう。平塚市美術館で開催中の”山の絵/夏の所蔵品展”です。

2016 年に制定された「山の日」を記念して所蔵品による山の絵の展覧会を開催します。明治から現代までの山を題材にした作品の多様な表現と魅力をお楽しみください、 ということです。

ちらし絵を飾る山は何処でしょうか。”戸隠”(岩橋英遠)です。素晴らしい絵でした。若いときスキーに行ったことがある。

山をめぐるまなざし

滝(川村清雄)

不盡之高嶺(横山大観)

イビサの田野(里見勝蔵)

倉和子(飛鳥路の春)、松尾敏男(裾野暮色)、椿貞雄(碓永川風景)もこのコーナーに。

心象風景としての山

優曇華の花びらが散ってゆく(伊藤彬)

丘の怪・百日草(高良真木)

爪南直子(あきつしま、望月)もこのコーナー。

あわせて59点の山の絵を楽しんできました。


。。。。。

史上最年少で200決勝に進んだだけでもたいしたもん。サニブラウン、18歳。

ファイナリストの紹介。

スタート。前半、トップグループにいたが、後半はついていけず、7位に。

無念そうな顔。でも、あっぱれ7位入賞!

メタルの可能性が高い、13日の400リレーには、右足太もも裏に痛みがあり、出場しない見込とのこと。まだ18歳、メタルは今後、山のようにとれるだろう。東京五輪では100、200共、金メタルだ!

では、みなさん、今日も一日、たまには山でも登って、お元気で!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする