気ままに

大船での気ままな生活日誌

極楽寺の桜と北条重時

2022-04-06 18:32:12 | Weblog

こんばんわ。

極楽寺の桜といえば、”八重一重咲分け桜”だが、果たしてどうか。昨年は三月末にほぼ見頃になっていたし、数日前の同種の上野両大師の”御車返し”も良く咲いていたし、もういいだろうと出掛けた。

江ノ電の極楽寺駅。ここには普通の桜がいつも門番をしている。この駅はよく映画やテレビドラマのロケに使われる可愛い駅。関東の駅百選に認定されている。

この駅の裏辺りに極楽寺がある。

山門からの参道は桜並木になっている。満開である。

この突き当りが本堂で、手前に銘木、”八重一重咲分け桜”がある。ん?花がない!

振り向いても。

ほとんどが蕾。でも、よく見ると、上の方に一つだけ開花!2022年の初花を観察。こういうことは初めて。貴重な経験。満開や見頃だけが桜ではない。初花もまた桜の華。

一週間後にもう一度訪ねよう。見頃の八重一重咲き分け桜を見なければ。

いい椿もいくつか。

極楽寺の開山(1267)は忍性上人。境内に療養所をつくるなど社会救済事業に力を注ぎ、医王如来と崇められた方。その頃、鎌倉は災害、飢饉に襲われ、悲惨な状態だった。日蓮上人とは同時代で、激しく対立する。

開基は北条重時とある。いままで関心がなかったが、”鎌倉殿の13人”を見始めてから、ついどんな人?と調べたくなる。なんと、主人公の北条義時の三男で、六波羅探題や連署(執権の補佐役)などの要職を務めたようだ。母は正室で比企朝宗の娘、姫の前ということだ。

姫の前は、大変な美貌で頼朝の女官として仕えていたそう。吾妻鑑にはこう記されている。”比企の籐内朝宗が息女、当時権威無双の女房なり。殊に御意に相叶う。容顔太(はなは)だ美麗なり”。比企能員(よしかず)は義理の叔父に当たるようだ。ということは義時が仕掛けた”比企の乱”のあとはどうなるか。

ドラマでは”姫の前”は”比奈”。誰が演じるのか。堀田真由(24)だそうです。そろそろ出てくるかな。極楽寺の八重一重咲分け桜のように華やかに演じて!

堀田 真由

このあと、光則寺の海棠を見に行く。(つづく)

コメント (2)
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