気ままに

大船での気ままな生活日誌

円覚寺 松嶺院の山野草

2008-10-03 06:14:22 | Weblog
彼岸開けから、一般公開となった円覚寺・松嶺院の山野草を観てきました。先日、フラワーセンターの秋の山草展を観てきたばかりですが、今が見頃の山野草、また覗いてしまいました。ここは、鉢植えの山野草だけではなく、地植えの萩や紫苑なども、ことのほか、うつくしく、いつも楽しみにしています。前置きはこれくらいにして、可憐な花の数々、ご紹介しましょう。

松嶺院の入り口。田中絹代、佐田啓二、開高健など有名人のお墓もあります。お彼岸中は関係者だけが入れます。


たかくまほととぎす 大隅半島の高隈山に因んだ名前

しらさぎすげ こうして名札がついているので助かります

おけら

まつむらそう

しもばしら 昨年、冬の枯れ枝の”霜柱”をはじめてみて感激しましたが、花も初めて。これも霜柱のよう。

くさぼたん

わたのき

紫苑 ボクの好きな花。海蔵寺のも観に行かなければ。

かりがねそう

だんぎく

まるばふじばかま

吾亦紅

おやまぼくち

たいりんうめばちそう

十月桜 瑞泉寺のも(冬桜ですが)咲いていました。いたち川のはまだです。

せんにちこぼう 千日小坊

あすかのはぎ ここには珍しい種類の萩が多くあります、今が盛りでした。

ほととぎす


トリはやっぱり萩と紫苑。奥の白い花は芙蓉です。これも良かったですよ。


近くの方はのぞいてあげてくださいね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フェルメールと微生物学者

2008-10-02 09:12:02 | Weblog
こんな日なら、フェルメール展も空いているだろうと、平日で、うすら寒い昨日(10月1日)ワイフは上野に出掛けました。案の定、待ち時間0分でゆっくり見学できたそうです。ボクは、この展覧会が始まってすぐ、観に行っていて、翌日、その感想文もこのブログで記しています。実はそのとき、ボクが大変驚いた、ある事実には触れないでいました。ちょうど、いい機会ですので、ちょっと紹介しておきたいと思います。

その驚きとは、フェルメールの年表の一番下の欄に書かれていた”フェルメールの遺産管財人は同じデルフト市民のレーウェンフックがなる”という項目でした。まさか、あのレーウェンフックではないだろうな、微生物学に少しでも関心のある人なら必ず知っている、あの科学者の名前を思い浮かべたのでした。

翌日、ボクは図書館で偶然、手にしたフェルメールを特集していた”芸術新潮9月号”で、まさに、彼がその科学者レーウェンフックであることを確認して、驚きを新たにしたのでした。

ボクが学生時代、わくわくして読んだ”微生物の狩人”という名の本のトップを飾っていたのが、レーウェンフックでした。その本は数年ほど前まで所持していたのですが、引っ越しを機会に”断行”した古本整理の中に入っていて、読み返すわけにはいきません。また、どこの図書館でも見つかりませんでした(捨てなければ良かった;苦笑)。で、詳しいことは分らないのですが、とにかく実用的な倍率500倍に達する顕微鏡をつくり、それを使って、はじめて微生物を観た人なのです。17世紀の後半頃です。その100年後にミュラーが細菌を”発見”し、そのまた100年後にパスツールやコッホが現われたのですから、彼の偉大さが分るというものです。確か、”微生物学の父”とか”母”とか称されていたかと思います。

レーウェンフックがオランダのデルフトに住んでいたことも今回、初めて知りましたし、フェルメールと同じ年(1632年)に生まれ、交際があり(これは十分な証拠がありませんが、当然あったでしょう)、そして、彼の遺言執行人まで引き受けたということも、もちろん初耳でした。

しかし、それにしても何という、驚くべき組み合わせでしょう。あの狭いデルフトの街に、同じ年に生まれ、それぞれが微生物学と美術の分野で世界的に最高レベルの業績を残し、加えて、一方の遺言執行人にまでなる、こんな偶然は空前絶後でしょう。

このことを知って、ボクは、フェルメールがより身近になったような気がしました。そして、ボクは図書館で観ることはあっても、買うことのなかった美術雑誌を初めて購入してしまいました。フェルメールの全作品の美しい写真が載っていますし、レーウェンフックとの関係を含めた楽しいコラムも面白く、手元に置いておきたいと思ったからです。

以下、その芸術新潮9月号からの写真を転載しながら、もう少し、紹介したいと思います。
。。。

フェルメール作 ”デルフト眺望”。二人はここで生まれ、生活しました。ボクも昔、デルフトを訪ね、おみやげにデルフト焼を買いました。

フェルメール作 ”地理学者”。このモデルがレーウェンフックという説もあるそうです。もうひとつの”天文学者”も、そうではないかといわれています。ボクもそう思います。こういうつきあいがあったからこそ遺産管財人になったんだと思います。


レーウェンフック肖像画。フェルメール作ではありません。

左端の男が、フェルメール自画像といわれています。フェルメール作”取り持ち女”の一部拡大。


ワイフはもう一度、フェルメール展に行きたいと言っていましたので、今度は一緒に行こうかと思っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稀勢の里の四股名を変えてみた

2008-10-01 08:57:22 | Weblog
もう、10月なんですね。今朝の散歩道で、酔芙蓉が朝からほろ酔いの(うすいピンク色の)顔をしているのを見つけました。この株だけではなく、別のところの別の株のもそうでした。寒い朝は起きぬけにひかっけるのでしょうか(笑)。さて、今日の記事は久し振りにお笑い編です。

。。。

ボクのひいきの稀勢の里が低迷しています。一時は若手大関候補のトップとまで期待されていたのですが、ここ二場所、連続負け越しで、忘れ去られてしまいそうです。なんとか、この状況を打開しなければならないと、ボクは、ある妙案を考えつきました。

ボクはもともと稀勢の里の四股名に不満です。第一、意味がはっきりしません。”稀勢”なんていう熟語はありませんから、たぶん、”稀なる勢い”の意味だろうなと漠然に思っていましたが、最近の低迷ぶりからは、”稀にしか出せない勢い”という意味だったのかと考え込んでしまいます。よほど、十両時代に使っていた本名の”萩原”の方が”稀勢の里”らしいですし、実際、勢いもありました。

で、この際、四股名を変えて、出直した方が良いのではないかと考えたのです。夜も寝ないで(昼寝して)、新しい四股名を考えてみました。とにかく、ありとあらゆる観点から、いろいろな四股名を考えてみました。この原案を下敷きに、最終的には、稀勢の里フアンの内舘横綱審議委員と相談の上、決めたいと思っています。

。。。

1)呼び名は”きせのさと”のまま、漢字を替えてみる。最近では琴欧州がそうですね。

稀勢乃里 (のを乃に。貴ノ花から貴乃花で大横綱に、その効果を期待)
奇声の里 (福原愛ちゃんみたいに立ち会いで奇声を発し、めんくらわせる)
気勢の里 (高見盛のようなパフォーマンスを導入し、気勢を上げる)
規制の里 (張り手指しを規制し、また豊真将のように礼儀正しくなるよう規制する)

2)”きせのさと”の”き”の1字だけを替えてみる

汗の里 (さらに稽古熱心になる、あるいは冗談の”汗”で、気分を明るくする)
伊勢の里(伊勢の赤福のように華麗なる復活をする)
失せの里 (安馬のように、たまには立ち会いの変化で消えて、相手をまどわす)
押せの里 (押しを中心にして安定感を増す)
差せの里 (でも、やっぱり左差し右上手)
寄せの里 (琴将菊のおかぶを奪い、がぶり寄りを得意技にする。それは”よせ”という意見もある)
癖の里 (安美錦のように曲者といわれるくらい癖のあるところも、ときにはみせる)
出せの里 (とにかく土俵の外に出せの里、出る出る出島のおかぶを奪う)
辞世の里 (一日一生、毎日引退を覚悟の真剣な土俵をつとめる、毎朝辞世の句をつくる)
寄席の里 (でも、たまには寄席に行き、息抜きもしてほしいです)

3)”きせのさと”の”せ”の1字だけを替えてみる

危機の里 (危機感をもって欲しい、来場所、負け越したらおわりです)
傷の里 (”傷だらけの人生”でも、頑張って欲しい)
飢餓の里 (がっつの魂が必要です。天才の多くは修行時代、飢餓海峡です)

聞くの里 (親方の意見をよく聞いてください。舞の海さんの意見は聞かなくていいです)
機知の里 (機知に富んだ相撲をしてください)
キスの里 (恋人も必要です。年上がいいと思います。江川、松坂、貴乃花、みなそうです)

北の里 (本籍地を茨城から名横綱を輩出している北海道に移します)
木曾の里(義仲の木曾でもいいです)
清の里 (清里高原もいい、西の魔女に心のケアーをしてもらいます)

4)全面的に替えてみる

常陸山 (郷土茨城の名横綱を襲名します、名前負けが心配)
筑波山 (郷土の名山。夕方の紫色の山がきれいです。紫峰龍でもいい)
萩の山 (本名の萩原の一字をとる、負けたときは”はげの山”と呼び、奮起させる)
常総赤鬼  (あだ名をそのまま使う、ただ負けると豆を投げられるかも)
赤の鵬(白鵬に対抗、紅白時代をねらうつもり。でも”若の鵬”ときこえるので却下)

。。。

当世大相撲錦絵より。 着物が似合いますね。”着せの里”でもいいですね。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする