気ままに

大船での気ままな生活日誌

我もまた酔芙蓉なり

2012-10-11 18:27:24 | Weblog
昨晩は、旧友と川崎でいっぱいやる。あやうく午前さまになるところだった。酔芙蓉の記事を書いたばかりだが、その晩、自分が酔芙蓉になってしまった(汗)。

午前中はもちろん、黒田先発のヤンキース戦。8回1/3まで、2失点に抑える好投に、バックがなかなか応えてくれない。このまま、負けかと思いきや、ドラマが待っていた。9回裏の攻撃、なんと不振とはいえ、三番のA。ロッドに代えて、イバネス。いきなり打った球は、あれよあれよの、いきなり団子、右翼スタンドの二階席に吸い込まれていくぞやなもし。観客総立ち。同点に追いつく。そして、延長戦。ぜひイチローに決勝打をと願ったが、今日は音無し。その代わり、12回裏、また、イバネス サヨナラホームラン。こんな試合はめったにみられるものではない。


気分爽快、ルンルン気分で午後は、二日酔いも覚めて、歩け、歩けで、鎌倉湖まで。1里は十分ありにけり。途中の白山神社でお参りし、入口の、この辺り出身の江戸の狂歌師、天廣丸(あめのひろまる)狂歌碑にお参り。お酒の狂歌師として有名だったらしい。”くむ酒は是風流の眼なり 月を見るにも花を見るにも” この狂歌が刻まれていた。狂歌酒百首の中にはこんな歌も。”心あらば手向けてくれよ酒と水 銭のある人銭のない人” どっかで聞いたよう。そうだ、酒のみ詩人ウマル・ハイヤームの『ルバーイヤート』




雑木林の中の、鎌倉湖。誰もいない湖だった。結構な急坂を登り降りして、いい運動になった。紅葉の名所でもある、その頃にまた来よう。




ヤマタノオロチ(八岐大蛇)のような巨大なヤマザクラもあった


帰りに砂押川沿いの酔芙蓉に会ってきた。なななんと、今日は正気の一日花に戻っていた。朝の白い花が夕方にはきれいなピンク色になっていた。よかった。


ふと、自分のことと重ね合わせた


我もまた酔芙蓉なり秋深し
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酔芙蓉の不思議

2012-10-10 14:47:21 | Weblog
酔芙蓉の花といえば、朝、開花直後は(まだしらふの)真っ白だが、お昼頃、(お酒がまわって)ほんのり赤味がさしてきて、ご機嫌になり、夕方には、(すっかり酔っ払い)、真っ赤な顔になる。そして夜通し飲み続け、翌朝は、赤い顔をしわくちゃにして、酔いつぶれている。そのあと起き上がることはない。これが、酔芙蓉の花の短い一生である。

ところが、10月に入って、ちょっと様子が違ってきている。朝散歩でみる、酔芙蓉の株には、今朝、誕生したばかりの白い花と、まだほろ酔い加減のピンク色の花が同時に咲いているのだ。これはどう考えても、昨日の花に違いない。

この仮説が正しいかどうか、調査を行ってみた(汗)。すると、朝の白い花は、こういう経緯を辿った。昼、まだ白。夕方、まだしらふ。一方、ピンク色の花は、昼、若干、花の色も濃くなり、酔いつぶれの気配が。そして、夕方には、いよいよ酔いつぶれの風情。

さらに、翌日の調査。昨夕の白花は、ピンク色に。そして同ピンク花は、巾着型の酔いどれとなっていた。

以上の結果、今年の10月以降の酔芙蓉は、通年の一日花ではなく、二日花になっていた。お酒につよくなっていて、その日のうちは、赤くならず、徹夜で飲み明かして、ようやく夜中に赤顔となり、翌朝から昼頃まで赤い顔して飲み続け、やっと、夕方、酔いつぶれる。

こんなことは、初めてだ。念のため、以前のブログ記事をチェックしてみた。すると、2,010年10月6日に、酔芙蓉の”花の一生”を詳細に報告している。 たとえば、夜中に起きて、午前3時に開花することまで発見している。この大発見で、ノーベル生理学賞の呼び声が高くなったが、山中さんに先を越されてしまった。 同じ10月の、このときの花の一生は、今年とは違って、完全な一日花であった。

ということは、今年が異常ということか。異常気象であることは確か。いつまでも暑かったしね。あるいは、地域的な差異もあるかもしれない。でも少なくとも、円覚寺も鎌倉雪ノ下の住宅地のも、みな大船と同じだったから、少なくとも、鎌倉地区では地域差はない。

酔芙蓉の不思議。来年はどうなるのか、また、ひとつ楽しみが増えた。

。。。。。

酔芙蓉の朝。通常は白花と巾着型の酔いどれ花しか見られないが、今は、華やかに。


初花

二日花

二日花 まだらに


三世代同居



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円覚寺 妙香池の翡翠(カワセミ)

2012-10-09 17:54:03 | Weblog
円覚寺妙香池


妙香池の虎頭岩にきらりと光る何かが


目を凝らす 青い羽、赤い腹、するどいくちばし、あっ、カワセミだ ここでは久しぶりの遭遇 幸せの青い鳥 ノーベル賞のお祝いにきたのだろうか


亀も首を思い切り上げて、カワセミを見ていた


赤とんぼもそっと覗きこんでいた


池の横をお坊さんがそっと歩いていた


ぼくも、カワセミを驚かせないよう、そっと離れた お坊さんは黄梅院の中に入っていった 門の前に

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山中伸弥さんにノーベル医学・生理学賞

2012-10-09 08:39:20 | Weblog
昨夕、帰宅したら、いきなりビッグニュースが飛び込んできた。山中教授のノーベル医学・生理学賞受賞決定!!この日は、24節気でいうと、寒露の日だったけど、この日に限り、甘露の日のよう。いや、この日だけではなく、このノーベル週間を”甘露週間”としよう。まだまだいくぞ。村上春樹さんも文学賞の有力候補らしいし、化学賞、物理学賞だって、受賞してもおかしくない人達がごろごろいる。

ぼくが学生の頃、植物の、ひとつの裸の細胞から茎も根も葉っぱもつけた一人前の植物が出来ることを日本の科学者が初めて明らかにした。その頃、動物の体細胞には、植物のような”全能性(万能細胞)”はない、と信じられていた。そんな常識が破られるはずがないとぼくも思っていた。それが、なんと半世紀も経たない内に、山中教授グループが動物の体細胞に特定の四つの遺伝子を導入してやれば、万能細胞(IPS細胞)になることを実証したのだから、すごいことだ。生物学史上、革命的なこと、ノーベル賞中のノーベル賞だ。

ぼくは、この基礎研究だけで、もう十分という感じ。応用研究は鷹揚に構えて進めておくれやす(笑)。

おめでとうございます。山中伸弥さん。まだ、50歳の若さ。




手術がへたくそで、基礎医学に転向した


失敗は成功の母


感謝の気持ちを忘れない



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巴里のアメリカ人

2012-10-08 18:50:45 | Weblog
午前中の記事も、シャガール、マチスと巴里が舞台だったが、夕方の記事も、また偶然、巴里になってしまった。イチローの活躍を途中まで観て、目指すは鎌倉の川喜多映画記念館。ミュージカル映画シリーズ、第5弾。”巴里のアメリカ人”。知っている人は知っている(笑)、名作。ぼくはよく知らない方なので、レジメからちょっと紹介。

1952年公開。アカデミー賞最優秀作品賞、音楽賞、美術館監督賞などあらゆる部門賞を独占。近代アメリカ音楽界が生んだ輝かしい作曲家、ジョージ・ガーシュウィンの名曲”パリのアメリカ人”のテーマを、眼と耳と感覚に訴えて心ゆくまで展開し、ハリウッドが生んだもっともイマジネーションに富む音楽作品。

いきなり、今年の4月、巴里に遊んだときに宿泊したホテルの前のジャンヌダルク像が現れてびっくり。そして画面はコンコルド広場、凱旋門、エッフェル塔、ルーブルと次々、名所を廻っていく。そして、モンマルトルのサクレクール寺院の前の広場で止まる。主人公ジーン・ケリーはそこに居た。アメリカからやってきた、売れない画家。そして、二人の女性をめぐる恋物語。もちろんハッピーエンド。音楽は主題曲のほか、ガーシュウィン作曲の11曲の歌が流れる。また踊りが圧巻。タップダンスや、バレーダンスのような踊りも。

そして、あれ、どこかで観たことのあるという、背景、登場人物、衣装、色彩などにドキリんこん。ロートレックのポスターの人物やユトリロのモンマルトルの小道が出てくる。ルノアール、ルソー、ゴッホの絵みたいな背景も。あれ、あの映画に似ている、そう”ミッドナイト・パリ”。ウッデイ・アレン監督がこの雰囲気をベースにしたのは間違いない。

楽しい映画だった。


あと、3本、ミュージカル映画が予定されている。そのあとは、高峰秀子シリーズに入る。ああ、楽しみだ。


・・・・・

八幡様はおめでたでいっぱいだった。


国際結婚も。おめでとうございます。


もう、七五三のお祝い。おめでとう、お兄ちゃん。


こちらも七五三かな。











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シャガールとマティス、そしてテリアード展

2012-10-08 11:26:55 | Weblog
”シャガールとマティス、そしてテリアード/20世紀フランス版画と出版”が、鎌倉の神奈川近代美術館で開催されている。シャーガールとマティスの版画をこれほどまとまってみることはなかったし、そしてテリアードが出版した、シャガールとマティスらのオリジナルリトグラフ入りのうつくしい雑誌”VERVE”全38号26冊もはじめて観た。楽しい展示品ばかりで、まるでミュージカルを観ているようなひとときであった。

まず、今回のちらしの表紙を飾ったシャガールの絵が現れる。これが扉絵で、そのあと、”ダフニスとクロエ”の物語が42葉もつづく。一度、さらっと観たあと、物語の概要を各様ごとにまとめたプリントがあるのに、気づき、その案内に従って、もう一度回った。何でもそうだけど、物語が分かるのと、そうでないとでは面白みがぜんぜん違ってくる。

BC2~3世紀に詩人ロンゴスによって書かれたパストラル詩だが、18世紀に仏語に翻訳され、挿絵本になったり、バレーの演目にもなったそうだ。エーゲ海のレスボス島(テリアードの故郷)が舞台で、牧歌的な風景の中で、芽生えた少年と少女の恋の物語である。この物語が、シャガールの描く絵の雰囲気と実によく合っていると思った。No.42”結婚”でハッピーエンド。絵でもふたりは結ばれている。


次に、シャガールの”サーカス”全38葉のうち23葉が展示されている。依頼者は巴里の画商で、完成まで40年の月日が流れてしまったというものだ。それだけこの作品に力を込めたのか、それとも、生涯、2000点もの版画作品を残しているそうだから、次々、来る依頼者に応じているうち、後回しになったのか、それは知らない(笑)。さまざまなサーカスの場面が出てきて、子供の頃観た、広場のテントの楽しいサーカスを思い起こさせてくれるような絵ばかりであった。




そして、マティス。”ジャズ”の全20葉 。切り紙絵で原画を制作した”ジャズ”は、彼にとって新境地を開いた作品だそうだ。印刷技法をテリアードと試行しつづけ、最終的にテリアードが提案したステンシル版で出版するまでに3年の時間を要しているとのこと。”二十世紀でもっとも美しい本”のひとつと言われている。たしかに、うつくしい。


たしかにテリアードのつくる本はどれもうつくしい。自らが編集した雑誌”ヴェルヴ”がずらりと展示されている。ため息が出るほどうつくしい。だって、シャガール、マティス、ピカソ、ルオー、ブラック、ボナールなど、巨匠たちの絵が表紙を飾り、かつ、中だって、彼らの作品が高品質のリトグラフ図版で、ずらりなのだから。こんな贅沢な雑誌を取り寄せていた日本画家がいた。山口逢春である。さすが。今回の展示品も当美術館の山口逢春文庫そして仲田定之助文庫からのものである。




第二展示室では江口週展が開かれていた。木彫りの彫刻と、制作前のイメージするデッサンが同時に展示され、興味深い展覧会であった。
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大安吉日 横浜山手は華やいでいた

2012-10-07 22:32:09 | Weblog
10月7日、日曜日。おまけに大安吉日。横浜山手は華やいでいた。

イタリヤ山の外交官の家。 おめでとうございます


エリスマン邸でも。おめでとうございます。




イギリス館でも。たぶん。


花と蝶も華やいでいた


木までうかれていた


コクリコ坂の手旗信号も お・め・で・とう


港の見える丘公園では、予備軍がいっぱい


島崎藤村も”初恋”を詠っていた


まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
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えっ、上野に水田が

2012-10-07 11:04:51 | Weblog
上野公園に水田が出現。ほらね。 陸稲だったかな、まあどっちでもいいや。


水田だけではない、畑も。ほらね。


実はこういうこと。東北”農”の庭(共助のガーデン)。
東北の一日も早い復興を祈り、涌井雅之氏監修のデザイン。大都市東京の食を支えてくれている東北の農業、玄関口である上野だからこそのガーデン。



この外側のデザインもすごい。ミラーを使っている。


マンモスわら人形もすごい。


マンモスではないが、象さんはすごいというより可愛い。動物園の傍にいました。


桜並木には短冊がいっぱい。願い事を書くと吊るしてくれる。


不忍の池にも。作品が。途中に浮かんでいるのは蓮の華の絵です。


これは作品ではありませんが、彼岸花がとてもきれいだったので。


もうひとつおまけに、トーハクでお会いした愛染明王さまも。


Thanks a lot. TOKYO GREEN 2012


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東京駅を観る

2012-10-07 10:03:13 | Weblog
東京駅丸の内駅舎がリニューアルオープンしたというので、上野に行くついででなく、こっちがメインで見学してきた(汗)。一番の見どころは、北口と南口のドームの内側の模様を真下から観ること。で、こんな感じ。




干支の模様も。これは猪か。


外観。北口ドームを望む。


そして赤煉瓦。三階は新しい煉瓦。古い煉瓦との対比。


駅構内では、目の前でみることができる。


そして、ステーションホテルも、10月3日にオープン。


ロビーラウンジ


ステーションギャラリーもオープン。
内部も赤煉瓦剥き出しの素敵な美術館になっていました。復原工事完成記念展”始発電車を待ちながら”が開催されていました。現代アートの、なかなか面白い展覧会でした。





上野から帰って、夕方のライトアップも見学。




・・・・・

ついでながら。
上り、下りの基準標識零メートル。駅長室の位置(そこから線を伸ばして決める)だそうです。テレビで知ったので確認してきました(汗)。

駅長室。外側から。駅構内からはわかりません。


中央線のゼロ標識


山手線のゼロ標識






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野毛大道芸&横浜ジャズプロムナード

2012-10-06 19:23:56 | Weblog
今日は、ダルが好投したのにもかかわらず、味方の援護がなく敗戦投手。ヤンキースとの夢の対戦もはかなく消えて、がっかり。機嫌直しに横浜に出掛けた。もちろん、今日から始まった野毛大道芸そして横浜ジャズプロムナードの見物。夕方まで楽しんできた。その様子を写真で紹介しますね。

野毛大道芸

曲芸とピエロ


飴細工 Japan Timesにも紹介されたという。野毛の大道芸に出場できる人は、一流。


この人、けん玉日本一を10年つづけている。ギネスブックに載った技が二つある。


この人は去年も出ていた。この技では日本一。


ひょうきんな芸も人気


この子も顔がひょうきん。根っからのコメディアン


この娘(こ)もひょうきんだった。


だめじゃん小出も毎年出演。技よりトークが面白い。いいじゃん小出。


色っぽい踊りもある。アラビアンダンス。途中で観客の子供たちも出演




・・・
日本で最大級のジャズフェステェバル、”横浜ジャズプロムナード”の街角ライブ。ぼくと同じろーとるチームとボーカルのある若手チーム。聞き惚れてしまった。グッときた。




明日も行こうかな。海上自衛隊の演奏もあるらしい。
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