'09.03.05 みうらじゅん&安齋肇の勝手に観光協会スペシャル!
~東日本編~@Shibuya-AX
チケットを購入してから数ヶ月。待ちに待ってた(笑) 勝手に観光協会とは・・・ って、つい先日"勝手にじゃらん"の記事でも書いたのだけど、もう一度書かせていただくと、1997年8月に宮城県気仙沼市に「昔、欽ちゃんの番組に出ていた気仙沼ちゃんは元気だろうか?」という疑問を解消すべく会いに行ったのをきっかけに、日本全国47都道府県を視察と称して旅し、勝手に観光ポスターとご当地ソングを作る活動をする、MJことみうらじゅんと空耳スト安齋肇2人のユニット。連載雑誌の休刊など、紆余曲折を乗り越えて2007年12月第48回神奈川県にて、無事全国視察コンプリート。全国のご当地ソングが完成したということは、当然みんなに聴かせなければならないということで、2日にわたり披露するという企画。
1日目の今日は東日本編となっている。Shibuya-AXは何度も来ているけれど、いつもはスタンディング。今回は1Fでも座席指定ということで、どんな感じになるのかと思っていたけれど、車輪の付いた1列20席くらいのイスが運び込まれて並べられていた。横幅は狭いけれど、前後の幅はけっこうある。ちょっとシャレた感じの木製のイスだけれど、約3時間と長時間だったので、かなりお尻が痛かった(涙) 本日はE列、前に数列別枠があったので、10列目くらいの真ん中。なかなか良い位置だったけれど、baruの前には大きなお兄さん(福島出身)が・・・(涙) チビッコは辛い。なんでAXなんだろう・・・。
19:00開演ということで、ほとんど遅れることなく「どうも~」と軽快な感じでMJ登場。ステージ左半分にイスと譜面台3セットとキーボード。右半分にドラムなどのバンドセットが用意されている変則的な配置。とりあえずMJとAHこと安齋さんが軽くトーク。ステージ中央の大きなスクリーンに日本地図が写し出される。「これが現在の日本なので覚えておいてください」という前フリは、このLIVEのコンセプトを語ったものだった。とりあえず、今回の観光協会はウクレレえいじとNONA REEVESの奥田健介を加えての4人編成で行くとの事で配置につく。
まずは北海道から。白地図のスライドでは北海道が黄色く塗りつぶされて点滅している。北海道の事を知ってもらってから曲を披露するとのことで、3枚のスライドが写し出される。1枚目は足寄にある某大物歌手の実家までの地図。2枚目はその大物歌手の若い頃を描いた実家まであと400mと書かれた大きな看板。そして最後が実家の納屋の屋根にある若い頃と、現在の姿の似顔絵看板(笑) そしてこの”千春ビフォーアフター”の写真に1曲目「青春リピーター」のタイトルが! この写真をバックに曲が披露される。青春は今も息づいているか風に問いかけるという、かわいらしいタッチの曲で、風に~の部分はMJ⇒AH⇒NONA REEVES⇒ウクレレさんの順番でコーラスが入ってかわいい。曲が終わり「これで北海道については分かってもらえたと思いますので、北海道には消えてもらいましょう」とMJが言うと、ガーンというピアノの効果音とともに点滅していた北海道が消えた(笑) とういうわけで、このLIVEはこのスタイルで進むらしい。
一応、北から順番に進むらしく、次は青森。青森のスライドは太宰治。太宰をフィーチャリングし過ぎて、おかしな事になっている様子が次々映し出される。太宰味噌とか・・・(笑) しかもポップには「辛くてすみません」と書かれている(笑) やっぱり日本人ってセンスいい! そして最後のスライドは、味とボリュームが自慢らしいPizza DAZAIを前に、青森のご当地ソング「斜陽の恋」を歌うのは、青森出身のバンド人間椅子(笑) 知らなかったけれど、まだ頑張っていたんだね。彼らなりにアレンジされた曲はちょっとハードでカッコイイ(笑) しかし、目を閉じギターソロを奏でていらしたけれど、バックに映っているのはPizza DAZAIだし(笑) この感じがいい。たしかに、バカな写真でバカな曲かもしれないけれど、Pizza DAZAIの人も真面目に働いているし、MJ&AHも真面目に作った。そして人間椅子も大熱唱! でも、おかしい(笑) それがいい。熱唱を聴きながら「でもPizza DAZAIだから(クスッ)」という感じ。その一生懸命やる事に言い訳の余地を残すシャイな感じと、ぬけ感がMJでありサブカルなのかもと思ったりする。
曲は全て視察後の夜、宿泊先の旅館で作り録音されている。迷惑にならぬよう角部屋を取り、隣室も借り切ってのこの作業を"リョカ録"という。その日、見聞した事や食したものなどを歌詞に盛り込み、ROCK調、演歌調、ムード歌謡など様々なジャンルの曲を、第1回気仙沼視察時に、好きな物を買っていいとスタッフから渡された1万円で購入したギタレレ(9,500円)とオカリナ(500円)で作っていく。
どんどん披露される曲の中には、ちょっと聞いたことのある旋律なんかも出てきたりする。MJ自身聴いたことはないけれど、あえてこんな感じなんではと作った「ソバユバロマンス」は栃木県のご当地ソング。Pizzicatofive風。まぁ言いたい事は分かる(笑) 歌詞に盛り込むフレーズも勝手な解釈で書いているため、岩手の人は~ガスと言うと思って作った「岩手でガスガスガス」だけれど、そんな事は言わないと指摘されてしまう事もある。でも勝手にやっているからいいのだと言い張る姿勢が素晴しい!
この日のその他のゲストは山形県出身、銀杏BOYZの峯田和伸が山形県の奇祭かせどりをバックに「ガッタ山形」を、福島県出身のサンボマスター山口隆が高村光太郎の菊人形をバックに「あぁ、もっともだ」を熱唱しましたが、2人の不思議なテンションについて行けず(笑) Come on! と言われても、イヤだよ(笑) そんな感じもまた良しではあるけれど。わたくしのご当地、千葉県にもゲスト出演。千葉といえば船橋在住(?)のジャガー。でもジャガーはジャガー星出身のハズだけど・・・ 蛍光きみどりの細身のパンツと黄色のマントに身を包んだジャガーは、すでに録音してあったご当地ソング「バチバチ★チバチバ」を口パクで歌うというステージングを披露。まぁ、気持ちは分かる(笑) 最初はジャガー語で始まり、この先どうなる事かと思っていたら、きちんと歌詞に戻っていたのは笑えた。
何故か東日本編のハズなのに急に福岡に飛んだと思ったら、これは福岡出身のリリー・フランキーが登場したから。詳しい説明も無く「リリーさん5日と6日どっちがいい?」とMJから聞かれたリリーは、何のことか分からないまま「じゃぁ5日がいいかなぁ」と答えたところ、こんなことになっていたのだそう(笑) ゲストが歌う時には紹介だけしてハケていた4人だけど、リリーの時はMJと少し喋る。AHも気を使ったのか戻ってきたけれど、気づかず喋り続ける2人。とまどうAH・・・。ちょっと切ない。でも、おかしい(笑) ひとしきり話してMJもハケ、大宰府のお寺にある地獄絵図をバックに福岡のご当地ソング「恋のどんたくエブリデイ」をギターを弾きながら歌うリリー。意外にかわいらしい声だった(笑)
ラストは三重県出身のウクレレさんがヴォーカルを取る。ウクレレさんが汁がないと店員さんに文句を言ってしまったという三重県名物伊勢うどんをバックに、三重県ご当地ソング「潜ってエスパーニャ」を熱唱。松坂うし! 三重! 津! としめて終了。
1曲1曲はそんなに長くないけれど、こんな感じで各県のスライドを3~5枚紹介し、エピソードを語りつつ、しかも曲の後には紹介済みの県を毎回地図から消去したりしているので、47曲の半分24曲としてもかなりの時間がかかる。見ている間は楽しくて全く飽きないし、もっと見てたいと思うけれど、かなりお尻は痛い(笑) 明日はクッション的なものを持ってこよう。終わってみれば何と3時間近く。しかし楽しい!
勝手に観光協会、通称KKK 素敵です!
勝手に観光協会Official site
miurajun.net
SET LIST(miurajun.netより)
1 青春リピーター(北海道)
2 斜陽の恋(青森県)人間椅子
3 岩手でガスガスガス(岩手県)
4 哀愁ちゃナイト(宮城県)
5 なまはげ兄弟(秋田県)
6 ガッタ山形(山形県)峯田和伸
7 あぁ、もっともだ(福島県)+山口隆
8 涙の印籠(茨城県)
9 ソバユバロマンス(栃木県)
10 上州の風(群馬県)
11 やるねさいたま(埼玉県)
12 バチバチ☆チバチバ(千葉県)JAGUAR
13 恋のスイッチバック!(三度まで)(神奈川県)
14 新潟レイニーデイ(新潟県)
15 そっとして富山(富山県)
16 リメンバーNOTO(石川県)
17 アドベンチャー越前(福井県)
18 恋はGO! GO! ME!!(山梨県)
19 恋のどんたくエブリデイ(福岡県)リリー・フランキー with 富村唯
20 愛の双体道祖神(長野県)
21 静岡ロンリーナイト(静岡県)
22 センチメンタルNAGOYA(愛知県)
23 潜ってエスパーニャ(三重県)
~東日本編~@Shibuya-AX
チケットを購入してから数ヶ月。待ちに待ってた(笑) 勝手に観光協会とは・・・ って、つい先日"勝手にじゃらん"の記事でも書いたのだけど、もう一度書かせていただくと、1997年8月に宮城県気仙沼市に「昔、欽ちゃんの番組に出ていた気仙沼ちゃんは元気だろうか?」という疑問を解消すべく会いに行ったのをきっかけに、日本全国47都道府県を視察と称して旅し、勝手に観光ポスターとご当地ソングを作る活動をする、MJことみうらじゅんと空耳スト安齋肇2人のユニット。連載雑誌の休刊など、紆余曲折を乗り越えて2007年12月第48回神奈川県にて、無事全国視察コンプリート。全国のご当地ソングが完成したということは、当然みんなに聴かせなければならないということで、2日にわたり披露するという企画。
1日目の今日は東日本編となっている。Shibuya-AXは何度も来ているけれど、いつもはスタンディング。今回は1Fでも座席指定ということで、どんな感じになるのかと思っていたけれど、車輪の付いた1列20席くらいのイスが運び込まれて並べられていた。横幅は狭いけれど、前後の幅はけっこうある。ちょっとシャレた感じの木製のイスだけれど、約3時間と長時間だったので、かなりお尻が痛かった(涙) 本日はE列、前に数列別枠があったので、10列目くらいの真ん中。なかなか良い位置だったけれど、baruの前には大きなお兄さん(福島出身)が・・・(涙) チビッコは辛い。なんでAXなんだろう・・・。
19:00開演ということで、ほとんど遅れることなく「どうも~」と軽快な感じでMJ登場。ステージ左半分にイスと譜面台3セットとキーボード。右半分にドラムなどのバンドセットが用意されている変則的な配置。とりあえずMJとAHこと安齋さんが軽くトーク。ステージ中央の大きなスクリーンに日本地図が写し出される。「これが現在の日本なので覚えておいてください」という前フリは、このLIVEのコンセプトを語ったものだった。とりあえず、今回の観光協会はウクレレえいじとNONA REEVESの奥田健介を加えての4人編成で行くとの事で配置につく。
まずは北海道から。白地図のスライドでは北海道が黄色く塗りつぶされて点滅している。北海道の事を知ってもらってから曲を披露するとのことで、3枚のスライドが写し出される。1枚目は足寄にある某大物歌手の実家までの地図。2枚目はその大物歌手の若い頃を描いた実家まであと400mと書かれた大きな看板。そして最後が実家の納屋の屋根にある若い頃と、現在の姿の似顔絵看板(笑) そしてこの”千春ビフォーアフター”の写真に1曲目「青春リピーター」のタイトルが! この写真をバックに曲が披露される。青春は今も息づいているか風に問いかけるという、かわいらしいタッチの曲で、風に~の部分はMJ⇒AH⇒NONA REEVES⇒ウクレレさんの順番でコーラスが入ってかわいい。曲が終わり「これで北海道については分かってもらえたと思いますので、北海道には消えてもらいましょう」とMJが言うと、ガーンというピアノの効果音とともに点滅していた北海道が消えた(笑) とういうわけで、このLIVEはこのスタイルで進むらしい。
一応、北から順番に進むらしく、次は青森。青森のスライドは太宰治。太宰をフィーチャリングし過ぎて、おかしな事になっている様子が次々映し出される。太宰味噌とか・・・(笑) しかもポップには「辛くてすみません」と書かれている(笑) やっぱり日本人ってセンスいい! そして最後のスライドは、味とボリュームが自慢らしいPizza DAZAIを前に、青森のご当地ソング「斜陽の恋」を歌うのは、青森出身のバンド人間椅子(笑) 知らなかったけれど、まだ頑張っていたんだね。彼らなりにアレンジされた曲はちょっとハードでカッコイイ(笑) しかし、目を閉じギターソロを奏でていらしたけれど、バックに映っているのはPizza DAZAIだし(笑) この感じがいい。たしかに、バカな写真でバカな曲かもしれないけれど、Pizza DAZAIの人も真面目に働いているし、MJ&AHも真面目に作った。そして人間椅子も大熱唱! でも、おかしい(笑) それがいい。熱唱を聴きながら「でもPizza DAZAIだから(クスッ)」という感じ。その一生懸命やる事に言い訳の余地を残すシャイな感じと、ぬけ感がMJでありサブカルなのかもと思ったりする。
曲は全て視察後の夜、宿泊先の旅館で作り録音されている。迷惑にならぬよう角部屋を取り、隣室も借り切ってのこの作業を"リョカ録"という。その日、見聞した事や食したものなどを歌詞に盛り込み、ROCK調、演歌調、ムード歌謡など様々なジャンルの曲を、第1回気仙沼視察時に、好きな物を買っていいとスタッフから渡された1万円で購入したギタレレ(9,500円)とオカリナ(500円)で作っていく。
どんどん披露される曲の中には、ちょっと聞いたことのある旋律なんかも出てきたりする。MJ自身聴いたことはないけれど、あえてこんな感じなんではと作った「ソバユバロマンス」は栃木県のご当地ソング。Pizzicatofive風。まぁ言いたい事は分かる(笑) 歌詞に盛り込むフレーズも勝手な解釈で書いているため、岩手の人は~ガスと言うと思って作った「岩手でガスガスガス」だけれど、そんな事は言わないと指摘されてしまう事もある。でも勝手にやっているからいいのだと言い張る姿勢が素晴しい!
この日のその他のゲストは山形県出身、銀杏BOYZの峯田和伸が山形県の奇祭かせどりをバックに「ガッタ山形」を、福島県出身のサンボマスター山口隆が高村光太郎の菊人形をバックに「あぁ、もっともだ」を熱唱しましたが、2人の不思議なテンションについて行けず(笑) Come on! と言われても、イヤだよ(笑) そんな感じもまた良しではあるけれど。わたくしのご当地、千葉県にもゲスト出演。千葉といえば船橋在住(?)のジャガー。でもジャガーはジャガー星出身のハズだけど・・・ 蛍光きみどりの細身のパンツと黄色のマントに身を包んだジャガーは、すでに録音してあったご当地ソング「バチバチ★チバチバ」を口パクで歌うというステージングを披露。まぁ、気持ちは分かる(笑) 最初はジャガー語で始まり、この先どうなる事かと思っていたら、きちんと歌詞に戻っていたのは笑えた。
何故か東日本編のハズなのに急に福岡に飛んだと思ったら、これは福岡出身のリリー・フランキーが登場したから。詳しい説明も無く「リリーさん5日と6日どっちがいい?」とMJから聞かれたリリーは、何のことか分からないまま「じゃぁ5日がいいかなぁ」と答えたところ、こんなことになっていたのだそう(笑) ゲストが歌う時には紹介だけしてハケていた4人だけど、リリーの時はMJと少し喋る。AHも気を使ったのか戻ってきたけれど、気づかず喋り続ける2人。とまどうAH・・・。ちょっと切ない。でも、おかしい(笑) ひとしきり話してMJもハケ、大宰府のお寺にある地獄絵図をバックに福岡のご当地ソング「恋のどんたくエブリデイ」をギターを弾きながら歌うリリー。意外にかわいらしい声だった(笑)
ラストは三重県出身のウクレレさんがヴォーカルを取る。ウクレレさんが汁がないと店員さんに文句を言ってしまったという三重県名物伊勢うどんをバックに、三重県ご当地ソング「潜ってエスパーニャ」を熱唱。松坂うし! 三重! 津! としめて終了。
1曲1曲はそんなに長くないけれど、こんな感じで各県のスライドを3~5枚紹介し、エピソードを語りつつ、しかも曲の後には紹介済みの県を毎回地図から消去したりしているので、47曲の半分24曲としてもかなりの時間がかかる。見ている間は楽しくて全く飽きないし、もっと見てたいと思うけれど、かなりお尻は痛い(笑) 明日はクッション的なものを持ってこよう。終わってみれば何と3時間近く。しかし楽しい!
勝手に観光協会、通称KKK 素敵です!
勝手に観光協会Official site
miurajun.net
SET LIST(miurajun.netより)
1 青春リピーター(北海道)
2 斜陽の恋(青森県)人間椅子
3 岩手でガスガスガス(岩手県)
4 哀愁ちゃナイト(宮城県)
5 なまはげ兄弟(秋田県)
6 ガッタ山形(山形県)峯田和伸
7 あぁ、もっともだ(福島県)+山口隆
8 涙の印籠(茨城県)
9 ソバユバロマンス(栃木県)
10 上州の風(群馬県)
11 やるねさいたま(埼玉県)
12 バチバチ☆チバチバ(千葉県)JAGUAR
13 恋のスイッチバック!(三度まで)(神奈川県)
14 新潟レイニーデイ(新潟県)
15 そっとして富山(富山県)
16 リメンバーNOTO(石川県)
17 アドベンチャー越前(福井県)
18 恋はGO! GO! ME!!(山梨県)
19 恋のどんたくエブリデイ(福岡県)リリー・フランキー with 富村唯
20 愛の双体道祖神(長野県)
21 静岡ロンリーナイト(静岡県)
22 センチメンタルNAGOYA(愛知県)
23 潜ってエスパーニャ(三重県)