・*・ etoile ・*・

🎬映画 🎨美術展 ⛸フィギュアスケート 🎵ミュージカル 🐈猫

【cinema】『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』舞台挨拶つき上映

2014-07-02 03:05:58 | cinema
'14.06.21 『LUPIN THE ⅢRD 次元大介の墓標』舞台挨拶つき上映@バルト9

チケットぴあメルマガから舞台挨拶つき上映会のプレオーダーのお知らせが来た! これは絶対見たいと思っていたので早速申込み! 無事ゲットして行ってきたー 舞台挨拶の様子はコチラで!

ネタバレありです! 結末にも触れています!

「1973年、世界一犯罪率が低い東ドロア共和国。ルパン三世と次元大介は秘宝リトルコメットを奪うことに成功するものの、逃走する途中何者かに次元が撃たれてしまう。次元にはその銃弾に見覚えがあった・・・」という話。前編、後編を一気に見せる形で、両編合せて約50分という作品ながら見応えたっぷり! とにかく、すべてがカッコイイ! これは本当に見に行ってよかった

言わずと知れたモンキー・パンチ氏原作の超有名作品。テレビシリーズや劇場版も製作されてきた。一応、毎度のWikipediaで調べてみたところによりますと・・・ 1967-1969年まで全94話の連載「ルパン三世」が原作となっているけれど、1971年テレビアニメ放送に合わせて連載された「ルパン三世 新冒険」、1977年のテレビアニメ放送に合わせて連載された「新ルパン三世」の他、1984年に短期連載された「SEXY ルパン3」、読切り、単行本書下ろしや、1975-1976年にはルパン三世の息子が活躍する「ルパン小僧」などもあるらしい∑(*゚ェ゚*) テレビシリーズは、1969年にパイロットフィルムが製作されたものの未公開。その後、1971-1972「ルパンⅢ世」第1シリーズ、1977-1980「ルパンⅢ世」第2シリーズ、1984-1985「ルパンⅢ世」PartⅢ、2012「LUPIN the Third -峰不二子という女-」が放送された。劇場版は今作を含め9作品が製作されたが、中でも人気があるのはマモーが出てくる『ルパン三世 ルパン VS 複製人間』と、宮崎駿監督作品『ルパン三世 カリオストロの城』

多分、一番見ていたのは第2シーズンと第1シーズン。子供の頃、夕方に繰り返し再放送していたので(o´ェ`o)ゞ どうやら第1シーズンは原作に近かったものの、大人向け過ぎて人気が出ず、打ち切とりなってしまったそうで、でも再放送を望む声が高かっため、子供から大人まで楽しめるように変更を加え作られたのが第2シーズン。個人的に好きだったのは第2シーズン。自分の中でのルパンたち登場人物のキャラを含めたイメージは第2シーズンによるもの。子供心にはやっぱり第1シーズンは少し大人っぽかった。第3シーズンになると、絵がいわゆる普通のアニメっぽい感じになってしまい、それが自分の中で違和感があったので見ていない。特に、金曜ロードショー枠でのスペシャル版とかは、主要キャラはともかく、脇の女性キャラが目が大きくキラキラした普通のアニメ的で、しかもアニメ声の吹替えが、このシリーズと合わない気がして無理だった あくまで個人的な感想!

今作は2012年に27年ぶりに新たなテレビシリーズとして放送された「LUPIN the Third -峰不二子という女-」(未見)の流れのスピンオフ企画。このテレビシリーズでキャラクターデザイン、作画監督を担当した小池健氏が、今作では監督も務めた。また、『鮫肌男と桃尻女』、『PARTY 7』の石井克人監督がクリエイティブ・アドバイザーとして参加している。小池監督は今見てもオシャレな感じにしたいと、ルパンには青ジャケット&黒シャツ&赤ネクタイ、次元には緑スーツ&暗めの赤シャツ&黄色ネクタイを着せたそうで、その絵がとってもカッコイイ! 舞台挨拶の時にもおっしゃっていたけれど、製作チームとしては、原作漫画を意識したハードボイルドに仕上げたいという意図があったそうで、それはこういう部分にも表れていたと思う。次元とルパンが相棒になるまでを描いているので、2人の関係はビジネスライク。それがまたカッコイイ!

東ドロア共和国の秘宝リトルコメットを盗むシーンから始まる。盗み自体は難なく済むけれど、なんとなく違和感を感じる次元。2人の行く先々に警察が待ち構えていて、間一髪すり抜ける。ビルの死角から飛び出すと、屋上から狙撃され、次元が撃たれてしまう。命に別状はなかったものの、その弾丸に見覚えのある次元は嫌な予感がする。狙撃したのはヤエル奥崎。凄腕ガンマンであり、自分の意志や感情では動かない男。彼が出てきたからには、必ず雇い主がいる。事前にターゲットの墓を建て、サイコロの目で仕留める弾数を決めるという、自分のスタイルを貫く。墓地に自分の墓を見つけた次元。ターゲットは自分。ヤエル奥崎のアジトに行くと、そこにあったモニターには捕えられた峰不二子の映像が。現れたヤエル奥崎と次元は早撃ち対決となるが、軽量化した銃を使ったヤエルに負けてしまう。

というのが前半だったかな? 最初に「前編」と出てOP&EDもあり。これどちらもカッコよかった! 続けて上映されたけど、OP&EDは1回で良かったような気も・・・ あえてそうしたのかは謎なのだけど、個人的には続けて見たかった。でも、前編だけでも物凄くカッコよくて、感動の余韻があったので問題なし。舞台挨拶は上映後だったので、この時点ではルパンの栗田貫一氏の、やっと次元の小林清志氏と演技が出来た気がするという言葉は聞いていなかったのだけど、墓場のシーンでの(次元)「俺とお前はビジネスパートナーだ」(ルパン)「勝手にしな!」というやり取りは新鮮だし、カッコよかった!! とにかく画がいい。以前「ルパン三世展」(感想はコチラ)に行った時に見た原作の絵と似ている気がする。ゴツゴツした線で、わりとデフォルメされている感じ。上でルパンと次元の服装について書いたけれど、全体的に色のトーンが抑えめで、カラー作品ではあるもののモノクロのような印象。不二子や、この後説明するクィーンマルタはちょっと最近のアニメっぽい気がしないでもないけど、絵としてはギリギリOK。ただ、声がなぁ・・・

ヤエル奥崎に命を狙われていることを知っている次元とルパンは、港の倉庫街であえての賭けで飛び出し、次元は額に弾丸を受け死んでしまう。一方、東ドロアの高官や金持ちたちの余興として、全裸でガラスケースの中に入れられた不二子は、ドリル状のものが突き出たマシンと格闘していた。このマシンはヤエル奥崎の発明だそう∑(*゚ェ゚*) 間一髪不二子を救い出したルパンは、この国の隠れた事実を知ることになる。ヤエル奥崎の真の雇い主は誰なのか・・・

この、次元が狙撃されてしまうシーンは衝撃的・・・ そんなはずはないと思っていても、やっぱりショック! そして、このトリックは?!と思う間もなく話は展開。このシーンでのルパンの怒りに燃える目のアップがスゴイ迫力! 画の力がスゴイ! お色気担当でもある不二子。このマシンとの格闘シーンは変態っぽくてイイ! ドリルっておそらく男性のアレを象徴しているのだと思うので・・・ 格闘といっても不二子は逃げてるだけだけど(笑) でも、それがエロさ倍増していることは間違いないと思う!

多分、この物語の舞台となっている東ドロア共和国は、旧東ドイツがモデルになっているのだと思う。なので当然西ドロアも存在する。1か月前(だったかな?)東ドロアの国民的歌手クィーンマルタが、西ドロアでコンサートを開いた。彼女には両国の平和を願う思いがあり、東ドロア政府からの反対を押し切る形での開催だった。身の危険感じて次元にボディーガードを依頼していた。彼女の強い信念に心打たれ、次元はこの依頼を受けたが、当日になって何故かマネージャーから解雇されてしまう。不穏なものを感じた次元は、そのまま会場に残り、監視を続けることにする。しかし、一瞬の隙をついてクィーンマルタは舞台上で狙撃されてしまう。次元にはその時の悔しさもあった。

このクィーンマルタの年齢設定は、おそらく20代後半から30代前半かなと思うのだけど、絵はちょっとアニメ的だったかなぁ・・・ 声がやっぱりアニメ声だった気が・・・ 金曜ロードショーのスペシャル版でならいいんだけど、大人向けに作ったのであれば、もう少し大人声の方がいいような・・・ 不二子の声も不二子が奪ってきたリスト(名前を失念)を読み上げたりする時は、色気もありつつ知的な感じで良かったんだけど、マシンに襲われてる時の悲鳴とかが、不二子っぽくないなぁ・・・ せっかく、ルパンのおちゃらけとかも抑え気味で、渋い感じにしてるのに、女性キャラが子供っぽい印象で残念 厳しいことを言うようで申し訳ないけど、峰不二子だからねぇ・・・┐(´д`)┌

さて、ルパンと不二子にしてやられた形のヤエル奥崎の雇い主。墓地には2人の墓が建つ。次のターゲットはルパンと不二子。ターゲットになっているというのに、白昼堂々オープンカフェでお茶するルパン。塔の上から狙うヤエル奥崎。サイコロで出た目は1! ルパンを仕留めるための1発が発射される。が・・・ 弾が当たったのは手前の地面。振り返ると、隣の塔から次元キタ━━━(゚∀゚)━━━!! 東ドロア共和国の犯罪率が低いのは、実は国中に監視カメラが設置されており、犯罪が起きても警察が逃走先に先回り出来るシステムになっているのだった。ヤエル奥崎はその監視システムを見ることが出来る装置を開発。眼帯のように見えていたものはその装置で、監視システム越しにターゲットの動きを見ていたのだった。ルパンはそのシステムを逆手に取り、ヤエルに0.5秒遅れの映像を見せていた。なので次元にヤエルの弾丸は当たっておらず、額から噴き出た血は偽造だった。そして次元とヤエルの早撃ち対決再び! ほぼ同時に発射された弾丸。撃たれたのはヤエル奥崎。2人の弾丸はぶつかり合った! 軽量化されたヤエルの弾丸は弾道を反れたが、次元の弾道はそのまま進み、ヤエル奥崎の利き腕を砕いていた。全てをやり遂げた後、夕日をバックにタバコを吸う2人は、軽口を叩きながらどこかへ去っていく。

もうね! ヤエル奥崎との対決シーン!! 次元カッコイイ(ノ∀\*)キャ 子供の頃からの次元好きとしては、もうこんな次元が見たかった!ヤエル奥崎がルパンに向けて撃った弾が外れたことを不審に思い、振り返ると銃を構える次元! めっちゃカッコイイ!!

コレ!!


萌ぇ萌ぇ・・(*'д`*)ハァハァ・・

もうね! とにかく見てくれ!っていうくらい、説明するのも野暮というカッコよさ! 次元が実は生きていることは、みんな分かっているわけで、どこでどんな形で再登場するのかっていうことが重要で、それがもう望んだとおりというか、ルパンまで撃たれてしまうのか?という緊迫した場面で、振り向いたらこんな次元が映るとかもうねぇ(*'д`*)ハァハァ・・ その後の撃ち合いもカッコよかった! そして何よりラストのセリフ! 自らを一介の泥棒と、一介のガンマンだと言った後、「泥棒は正義の味方じゃねぇ」っていうのが最高

キャストはみんな良かった! 峰不二子の沢城みゆきさんも演技は良かったと思う。ただ、ごめんなさい! 自分にとって、声も演技も峰不二子ではなかった・・・ 個人的にはそれだけが不満。クィーンマルタの皆瀬まりかさんも演技はいいと思うけれど、もう少しアニメ声じゃない人の方がいいかなぁ・・・ ごめんなさい!いわゆるアニメ声が苦手なんです! なのであくまで個人的な感想。2人とも演技は良かったと思う! ヤエル奥崎の広瀬彰勇氏も渋い声で良かった!悪役だけどカッコイイ。銭形警部役の山寺宏一氏の名前が、結構早い段階でクレジットされてて、どこに出てきたっけ?と思ったらまさかの(笑) ということで、どこに出るかはお楽しみに! 一言だけどかなり渋い声でビックリ! あの山寺さんだよね?! もじゃもじゃ頭の?!と思ってしまう渋さ←ホメてます!!

ルパン役の栗田貫一氏。山田康夫氏亡き後、ものまねで引き継いでもう20年経つのだそう・・・ 舞台挨拶の時に次元役の小林清志氏が、やっと栗田貫一のルパンになってきたんじゃないかとおっしゃっていたけど、本当にそう感じた。やっぱりテレビシリーズのルパンはおちゃらけが入っていて、それはもちろん山田康夫氏が作り上げたルパンなのだけど、どうやったってそれは超えられないわけだよね? 求められているのは山田康夫ルパンだったから、ものまねしていた栗田貫一氏に役が来たわけだから・・・でも、このシリーズは原点回帰ということで、今まで見てきたルパンと違うので、すんなりと栗田貫一ルパンが入って来た気がする。そういう意味でもとっても良かったと思う! 唯一のオリジナルキャスト小林清志氏! 次元大介というキャラクターが大好きなのは、そのキャラクターに命を吹き込んでいる小林清志さんの声あってこそ! 特に今回の次元は本当に渋くて、クールでカッコイイ! 次元って文句言ったり、勝手にしろと突き放したりするけど、結局いつも「しょうがねぇな」ってルパンを助けてくれる。そこが大好きなんだけど、今回はまだビジネスパートナーの段階で、そこまでの信頼関係は出来ていない。でも、その片鱗が見えている。その感じがまたイイ! 次元はこの当時何歳設定なのか不明だけど、30代だよね? 若々しいキャラではないけど、御年81歳とは思えない声でビックリ! ホントかっこよかった



このチラシ(?)もカッコイイ! 何度も書いているとおり、原作に近い無骨な感じの絵なので、宮崎駿監督の『カリオストロの城』のキャラが大好きだったりすると、全く違うので違和感があるかも? まぁ、あれはジブリ風味だけど・・・ 第2シーズンのイメージがルパンだったけれど、個人的にはこのキャラは好き! ゴールデンタイムの地上波はキビシイかもだけど・・・(笑) 建物や街並みなども独特な感じ。ちょっと縮尺が不思議な感じだったり・・・ 水彩画のような色合いっていうのかなぁ・・・ その感じも好き! このシリーズは続けて欲しい! そして、長編見たい!!

あ、豆知識として、次元の墓標に描かれている日付にご注目!「反転April 1st 1973」と書いてあるのだそう! なるほど・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

第1シーズン&第2シーズン好きだった方は好きだと思う。特に第1シーズン好きな方是非! 次元大介ファンの方必見!!

エンドロール後におまけ映像あるので席を立たないように! 絶対( ̄ー ̄)ニヤリとなるハズ!!

『次元大介の墓標』Official site


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【Googleのロゴ】ワールドカップ2014

2014-07-02 00:18:12 | Google's logo
毎度のGoogleのロゴがこんなことに!



ワールドカップ2014!

この後(7月2日0:19AM現在)行われる試合、
アルゼンチン VS スイス!


Doodleでは、この2つが素敵だった!



ルフィーノ・タマヨ生誕114周年
(2013.08.26)

ルフィーノ・タマヨについてはWikipediaで!



ウクライナ独立記念日
(2013.08.24)
ウクライナについてはWikipediaで!


検索画面のロゴはいつもと同じ



どっちもガンバレー!!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする