📺【tv】「仏像ミステリー 運慶とは何者か?」📺
これ事前にチェックできてなかった💦 京都旅行中、ホテルに帰ってたまたまテレビつけたら放送あることが判明! ってことで、もちろん見る! 途中からではあるけど、メモを取りながら見て、それをTweetしておいた。そのTweetに追記する形で、記事書いて備忘録としておく。
ということで備忘メモをドゥゾ♪(っ'ω')っ))
右:無著菩薩立像 左:世親菩薩立像
大仏師運慶(Wikipedia)作、もしくは運慶作ではないかと言われている仏像31体のうち、22体が集結した「運慶展」が現在上野の東京国立博物館にて開催中。それに合わせての企画ということかな?
まずは今回の目玉ともいうべき興福寺(法相宗大本山 興福寺)北円堂の無著菩薩立像、世親菩薩立像。5世紀インドの兄弟僧の姿を彫り出したわけだけど、これはどう見てもインド人ではないね。インド人を見たことなかったわけだから仕方ないけど、そういうことではなくて、こういう人物であって欲しいというような願望があったのかもしれない。このお二人には以前お会いしている。(記事はコチラ) 特別拝観だったのだけど、ものすごく混んでて大変だった💦 今回はじっくり見れるかな?
南都焼討(Wikipedia)は歴史の授業でならったけれど、それと興福寺が結びついていなかった💦 復興に30年もかかったのね! しかも、それに運慶が関わっていたとは知らなかった。それで興福寺には運慶の仏像が多いのか! しかし、よく阿修羅像などの仏像が焼けなかったね! 持ち出されたのかな? ありがとう昔のお坊様たち!
ここは特に追記することはないかな。お寺は木造だし、火災も多かっただろうし、ましてや南都焼討からの復興なのだから、火災時に持ち出せるように軽量化というのは理にかなっていると思われる。
平安末期は京都の仏師の力が強く。顧客も貴族ばかりだったため、運慶たち慶派を始めとする奈良仏師たちは新作を作る機会がなかったのだそう。主な仕事は仏像の修復だったけれど、それが天平時代の仏像の豊かな表現を学ぶ機会となっていたのでは?とのこと。
運慶のデビュー作と言われている円成寺の大日如来坐像。台座天板の裏には署名がされているそうで、これは自己顕示なのではないかとのことだった。運慶の生年は不明だけど、おそらく20歳前後の作と言われている。まだ若かったし、自信もあっただろうし、何よりずっと虐げられてた思いがあったのかもしれない。
この大日如来様には以前お会いしてきた(記事はコチラ)。多宝塔の中におられて、ガラス越しだったけれど、とにかくその迫力がスゴイ! 今にも空に飛んで行ってしまいそうだった。今回はお堂を出て、360度拝見することが出来るということで、今からとっても楽しみ
玉眼(Wikipedia)を入れ始めたのは運慶が最初というわけではないけれど、運慶と言えば玉眼という感じで、とにかくその表情の豊かさが印象的。Tweetにあるとおり、本体とは別の木材を玉眼部分に使用したことが運慶独特のものであると考えられているそうで、これが新たな運慶作品の手がかりとなっているのだそう。
何年前だったっけ? クリスティーズに運慶作と考えられる仏像が出品され、日本の宗教団体が落札して話題になった。どこが落札したのか不明だけど、日本に戻って来て良かったとホッとした覚えがある。12億8千万円の落札額は日本美術品としては最高額だったとのこと。この仏像は運慶作と認定されたわけではないんだっけ? 極めて運慶作である可能性が高いっていう段階だっけ? ただ、決め手の1つと考えれられているのが、像内納入品であるということ。しかも、その手掛かりとなった浄楽寺の毘沙門天よりも作り込まれた月輪! これは間違いないのでは?
しかし、本当に運慶はわくわくさせる仏師だな~ やっぱり天才なんだわね。しかも、自己顕示してくれたからこそ運慶作であるとハッキリ分かった作品もあるわけだから、その辺りもスゴイ!
NHKドキュメンタリー - 仏像ミステリー 運慶とは何者か?
さて、とっても楽しみにしている運慶展。開幕してから約3週間で来場者10万人を超えたそうなので、かなりの混雑が予想されるな~💦 しかも、今番組もあったし、「ぶらぶら美術・博物館」でも取り上げられたし、15日には「日曜美術館」でも取り上げられる。しかもMJことみうらじゅん氏登場! ってことで、ますます混雑が予想されるな~💦 まぁもう混雑はしかたない。
調べたところによると展示替えがあるそうで、10月31日以降じゃないと来ない仏像が多い。ということで11月に入ってから行こうかな~ それ以前に展示終了してしまう仏像もあるから2回行こうかな~ 悩むところ💦
興福寺中金堂再建記念特別展 運慶:2017年9月26日~11月26日 東京国立博物館 平成館
特別展「運慶」公式サイト