【art】「マティス展 Henri Matisse:The Path to Color」鑑賞 @ 東京都美術館
2023年5月4日鑑賞。
世界最大規模のマティスコレクションを誇るポンピドゥーセンターの全面協力で、約20年ぶりの大規模回顧展の開催となったのだそう。
いろいろ書きたいことはあるのだけど、見てから3ヶ月以上経ってしまったし、他にも書きたい記事が溜まっているので、感想ポストに追記する形で記事として残しておく。
#マティス展 2023.05.04㊍
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) May 27, 2023
マティスはそんなに好きじゃなかったので、見る予定はなかったのだけど、友達に誘われて東福寺展と併せて見てきた。
これがとっても良かった✨
デッサンなどめっちゃ上手い!そして色彩の美しさにびっくり😳
まさに再発見だったー pic.twitter.com/hE4mlfjiyh
アンリ・マティス(Wikipedia)はそんなに好きな画家ではない。キュビスムとか抽象的な作品はよく分からない💦 なので、今回はスルーするつもりでいたのだけど、話の流れで友達とGWに東福寺展(記事は
コチラ)と合わせて見に行くことになった。
これがとっても良くて、本当に見てよかった!
#マティス展 最初の展示「自画像」の色彩の美しさに、惹き込まれた!
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) May 27, 2023
自分が知っているマティスと全然違う。
そこからはめちゃめちゃ楽しかった!
アンリ・マティス「自画像」
最初に展示されていた「自画像」が自分的にかなり衝撃的だった!
自分が知っていたマティスと違っていたし、暗い表情もさることながら色彩の美しさに引き込まれて、そこからずっと楽しかった。
#マティス展 一部撮影可能ということで、たくさん撮ってきた!
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) May 27, 2023
けっこう自画像を描いてたみたいなのだけど、それらが全部味わい深い。 pic.twitter.com/xNJxCdsodd
アンリ・マティス「自画像」
アンリ・マティス「パイプをくわえた自画像」
アンリ・マティス「自画像」
どうやらかなりの枚数自画像を描いていたようで、今展でもスケッチ的なものから本格的なものまで数点あった。1人の画家の企画展としては多いように思う。
でも、これがとても良くて、特に素描の少しとぼけた感じがすごくいい。とても味わい深くて、自画像はどれも好きだった。
#マティス展 「赤いキュロットのオダリスク」とか「緑色の食器棚と静物」は、自分が知ってたマティスと違ってて、新鮮な気持ちになった。特に静物は好き!
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) May 27, 2023
あと「グールゴー男爵夫人の肖像」はとても好き。 pic.twitter.com/9mvCMBJ0Ch
アンリ・マティス「赤いキュロットのオダリスク」
アンリ・マティス「緑色の食器棚と静物」
「赤いキュロットのオダリスク」と「緑色の食器棚と静物」も、自分の知ってるマティスと違ってた。「緑色の食器棚と静物」はセザンヌの影響が感じられて興味深い。
アンリ・マティス「グールゴー男爵夫人の肖像」
「グールゴー男爵夫人の肖像」は、だいぶ自分の知ってるマティスに近い。この構図や夫人の表情もとてもいい。
#マティス展 「夢」と「≪夢≫のための習作」がとても良かった!
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) May 27, 2023
あと「座るバラ色の裸婦」も好き。 pic.twitter.com/aH2mfWjVEv
アンリ・マティス「夢」
アンリ・マティス「≪夢≫のための習作」
アンリ・マティス「座るバラ色の裸婦」
「≪夢≫のための習作」が「夢」を描くための習作だとしたら、「夢」は腕の感じ以外まったく違う作品になっているのがおもしろい。作品としての「夢」はとてもいいけど、「≪夢≫のための習作」はこの状態で完成している気もする。
「座るバラ色の裸婦」にいたっては頭も途中で切れちゃってるし、顔の中身も描かれていない。いわゆる苦手な抽象画っぽいけど、なんだかとてもいい。
#マティス展 この辺りが自分が思い描いていたマティス。
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) May 27, 2023
いきなり見ると強烈だけど、順を追って見て行くとしっくりくる。
「赤の大きな室内」と「黄色と青の室内」がとてもいい。 pic.twitter.com/V5FDh7GQwc
アンリ・マティス「立っているヌード」
アンリ・マティス「赤の大きな室内」
アンリ・マティス「黄色と青の室内」
アンリ・マティス「マグノリアのある静物」
この辺りが自分が思い描いていたマティス作品。
これらの作品をのみを見ると強烈で、以前ならば好きではなかったと思う。でも、実はここに至るまでには、前述したとおりセザンヌの影響を受けた作品を描いてみたりと試行錯誤していて、その流れで見てみると、なるほどこうなりましたかと納得。
#マティス展 後年の原色の人だったり、動物だったり不思議な作品が、切り絵だったと知らなかったくらいの知識量での鑑賞。
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) May 27, 2023
なので全部とっても新鮮な気持ちで見れた。
マティス再認識。
これは本当に見て良かった✨
自分では見に行かなかったと思うので、友だちに感謝🥹
何度もしつこいけど、自分の知っていたマティスは晩年の原色の人物や動物たちが舞っているような作品や、キュビズムっぽい油彩だった。
実際はすぐれた色彩感覚があり、デッサンもとても上手で、良いと思った手法を次々と試し、原色のあの人たちにたどり着いたのだと思ったら感慨深い。
しかもあの人たち切り絵だったとは!!😲
マティスの芸術家として、そして人生の集大成となった「ロザリオ礼拝堂」の4K映像を見るに至り、とても敬虔な気持ちになった。
自分はキリスト教徒ではないので、神に対してというよりも、病に冒されベッドに横たわりながら完成させたという、その強い思いに感動した😭
#マティス展
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) May 27, 2023
お土産はポストカード3種とコーヒーバッグ?で作るカフェオレ。 pic.twitter.com/TxpzjvquY8
お土産はポストカード3種と、作品の一部がプリントされたボックスに入ったカフェオレ用コーヒーバッグ。牛乳と一緒に煮だして作る。初めての体験で楽しかったし、おいしかった。
書くの遅くて今日閉幕してしまった💦 とっても楽しい企画展で、自分にとってまさにマティス再発見となる貴重な体験だった。一人では行かなかったと思うので、友だちに感謝!
マティス展 Henri Matisse:The Path to Color : 2023年4月27日ー8月20日 @東京都美術館
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