【art】「没後190年 木米」鑑賞 @サントリー美術館
チラシ見かけて木米って誰?と思ったのだけど、書かれているとおり頭から離れず。ということで見に行ってきた!
いつものように感想ツイートしておいたので、追記する形で記事に残しておく。とはいえ、見てから2ヶ月近く経ってしまったので、記憶も曖昧なのだけど💦
#木米展 見てきた(2023.03.10㊎)
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) March 19, 2023
青木木米の没後190年を記念した企画展。
名前は知ってたけどよく知らなかったけど、これはホントに見てよかった!
センス炸裂だった✨ pic.twitter.com/MeGLsvyK3l
木米こと青木木米(Wikipedia)の没後190年を記念した企画展。なるほど青木木米のことだったのかと、見に行ってから気が付いた。とはいえ、名前を聞いたことがある程度の知識。以前作品を見たことがあったかもしれないけれど、初めてのような新鮮な気持ちで見れた。
ツイートにもあるとおり、木米のセンス炸裂な企画展だった。
#木米展 木製の食べ物を収める器?を焼き物で再現した「染付龍濤文提重」では、釉薬のムラを虫喰いに見立てたり、蓋を傾けるとカニの目が飛び出す「飴釉蟹香合」など遊び心や「三彩鉢」の風情など多才。
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) March 19, 2023
青木木米「染付龍濤文提重」
今回のお目当てはメインヴィジュアルの今作。思ったより早い段階で登場してビックリ。
木米は景徳鎮(Wikipedia)や野々村仁清(
Wikipedia)など、先人の作品を研究し手本として作品を作っていたらしい。今作は食べ物を収める木製の提盆を焼き物で再現したものとのこと。釉薬のムラは実は虫食いの見立て。
この提盆を調べてみたのだけど、提灯の画像しか出てこない💦 この図案からして中国のものだと思うのだけど・・・ 虫食いに見立てていると言われて見ても、全く虫食いには見えないけど、古代中国の陶磁器のようでおもしろい。
青木木米「飴釉蟹香合」
この第1会場入って直ぐの陶器展示がどれもおもしろくて、じっくり見ていたら閉館時間ギリギリになってしまって、最後が駆け足になってしまった💦
この蟹の香合、蓋を傾けると蟹の目が飛び出る仕組み。その仕掛けもおもしろいけど、少しデザイン化された蟹の造形も素晴らしい。
蟹といえば「褐釉蟹貼付台付鉢」の超絶技巧でおなじみの宮川香山(Wikipedia)だけど、どうやら木米の「陶芸手録」という陶芸技法を記した書が、宮川香山家に伝わったそうなので、あの作品を生み出すっかけになったかも?
青木木米「三彩鉢」
これは景徳鎮を手本にしているとのことなのだけど、景徳鎮って白地に青のイメージなので意外だった。図柄や色合い質感などから古田織部(Wikipedia)とか尾形乾山(
Wikipedia)かなと思ったのだけど、やっぱり奥が深い。
でもこの形といい、色合いといい、図柄といいとても素敵だった。今展一番のお気に入り作品となった。
#木米展 焼物目当てだったけど、絵もとても良かった✨
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) March 19, 2023
牡蠣の殻みたいな山の「化物山水図」や「菊石図」個性的で、大胆ながらも細かい描写。
でも「白衣観音図」を見るとやっぱりめちゃめちゃ上手い!
青木木米「化物山水図」
陶器でもそうだったけれど、絵もとても個性的だった。画像が「化物山水図」しか見つけられなかったのだけど、この牡蠣みたいな岩の表現もおもしろかったし、「菊石図」の菊の表現もとっても個性的だった。
とはいえ「白衣観音図」の観音様の美しさを見れば、やはり基礎的な部分でとても上手いことが分かる。そのうえで、いろんな表現に挑戦しているのだなと感じた。
この撮影コーナーちょっとした迫力😳
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) March 19, 2023
日時指定なしだったけど混んでなくてノンストレスで見れた。
でも、残業で19時近くの入場になってしまい、じっくり見てたら時間が足りなくなって途中駆け足になっちゃったの残念😭
見応えあった! pic.twitter.com/Wzap8kkyuV
サントリー美術館はミッドタウン六本木ギャラリアの4階と3階が展示室となっている。4階から入館して3階で見終わる感じ。階段を降りると吹き抜け部分が第2展示室となっていて、そこから第3展示室へ向かう廊下部分にこの展示が😲
もとは陶器の作品だけれど、柱サイズで再現されていてビックリ。布にプリントしてあるのだけど、ホントに窓からこのお2人が顔を出しているみたいでちょっと笑ってしまった😅
前述したとおり残業になってしまって、閉館まで1時間ちょっとしか時間がなかったにもかかわらず、陶器をじっくり見てしまったため最後が駆け足になってしまって残念だった。
田能村竹田(Wikipedia)や頼山陽(
Wikipedia)などと仲が良かったらしく、仲間でいろいろな試みをしているような作品もあったりして楽しかった。とても興味深い企画展だった。
#木米展 お土産は「三彩鉢」のポストカードと手ぬぐい。
— maru 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 (@maru_a_gogo) March 19, 2023
手ぬぐいは美術館オリジナルで木米とは関係なかった😅
かわいくて見過ごせなかった✨ pic.twitter.com/RmSziDikVF
サントリー美術館のミュージアムショップはとても素敵なのだけど、なかなか手が出なかったり😅 でも、この手ぬぐいは見過ごせなかったー! かわいい😍 あとは三彩鉢のポストカードを購入。
没後190年木米:2023年2月8日ー3月26日 @サントリー美術館
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