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【art】「みんなのミュシャ」鑑賞@Bunkamuraザ・ミュージアム

2019-09-18 00:52:51 | art

 【art】「みんなのミュシャ」鑑賞@Bunkamuraザ・ミュージアム

 

 

アルフォンス・ミュシャ(Wikipedia)の作品と、影響を受けた作品たちを紹介する企画展。「ぶらぶら美術・博物館」(記事はコチラ)を参考に見て来た!

 

 


 

「ジズモンダ」


サラ・ベルナール(Wikipedia)主演公演のポスターを、休暇中の同僚の代わりに急遽描いたことで有名だけど、展示説明によると雑誌の特集の挿絵を依頼されており、スケッチを描きためていたため対応できたのだそう。それでもこの出来はスゴイ!

 

「椿姫」

 

何度も見てるけど素敵✨ 星と文字がキラキラしている。サラ・ベルナールの当たり役で、これはリバイバル版ポスターなのだそう。

 

 

 

「黄道十二宮」

 

カレンダー用にデザインされた作品で、上部両隅に群葉、下部にひまわりと太陽、アザミと月を配置。円形のモチーフが見られる。

 

「ジョブ」

 

ミュシャの髪の表現はアール・ヌーヴォーの女性の表現の一つで、今作ではタバコの煙と連動させている。

 

「夢想」

 

「夢想」アップ

 

 

「絵画 -連作<四芸術>より」

 

「絵画 -連作<四芸術>より」


「詩 -連作<四芸術>」

 

四芸術となっているけど「絵画」と「詩」のみ撮影可能。ポスターは「舞踊 -連作<四芸術>より」で「音楽」の展示はし。「絵画」が一番好き。おぱいが出ちゃってるのに美しくて清らか。でも色気がある。

 

 

「「ルフェーヴル=ユティル」ビスケット社 :1897年用プロモーション・カレンダー」

 

 

 

ルフェーヴル=ユティルというのはLUのロゴでおなじみの老舗ビスケットメーカー。販促品かな? ビスケットが乗ったお皿を持ってる。女性の表情が好き😍

 

 

「エメラルド -連作<四つの宝石>より」

 

「ルビー -連作<四つの宝石>より」

 

「アメジスト -連作<四つの宝石>より」

 

「トパーズ -連作<四つの宝石>より」

 

こちらも連作。宝石をイメージした女性と花が描かれている。パーツデザイン集を出版しているので、花などもデザイン化しているのだと思う。それを配置しているという印象。尾形光琳(Wikipedia)の「燕子花図屏風」みたいな。

 

 

「浜辺のアザミ」

 

「崖に咲くヒース」

 

2作で1組の作品「浜辺のアザミ」がブルターニュ、「崖に咲くヒース」がノルマンディをイメージしているそうで、女性はそれぞれの民族衣装を着ている。とても素敵✨ 

 

 

「トラピスティーヌ」

 

 

 

 

 

今回一番好きだったのがこの「トラピスティーヌ」 これはラ・トラピスティーヌというリキュールのためのポスター。珍しく肌の露出が少ないけど艶めかしい。この表情! 美女にしか許されない表情。好き😍

 

 

「磔刑図」

 

8歳の時の作品。故郷のイヴァンチッツェの教会の芸術空間に影響されたのではないかとのこと。8歳でこのクオリティ😲 陰影をつけて立体感を出してるのスゴイ!

 

 

1963年ヴィクトリア&アルバート美術館とロンドン市内の2つの画廊でミュシャ展が開催された。当時のアーティストたちに衝撃を与えた。

 

ハプシャシュ&ザ・カラード・コート「ジミ・ヘンドリックス・エクスぺリンス・コーンサート」

 

コレめちゃくちゃカッコイイ! 左下のガーゴイルや円形のモチーフ、文字のデザインがミュシャだけど、めちゃサイケなのがスゴイ!

 

トム・ウィルクス「ザ・ローリング・ストーンズ:フラワーズ」

 

コチラもサイケで素晴らしい✨ 一見するとミュシャっぽくないけど、文字のデザインとか花モチーフかな? 文字のデザインはデザイナーとしてのミュシャの一番の功績だと思う。

 

 

ミュシャはアカデミー・コラロッシ(Wikipedia)という美術学校でミュシャ講座を持っていたそうで日本人留学生もおり、彼らにより1900年代初頭の文芸誌にはミュシャ風の表紙が多く見られたのだそう。 

 

藤島武二「みだれ髪」

 

代表的な作品が藤島武二(Wikipedia)の「みだれ髪」(Wikipedia)で、これは与謝野晶子(Wikipedia)の歌集の表紙デザイン。この女性の横顔や髪の毛の感じや、文字のデザインはミュシャの影響だけど、女性の顔など見事に日本的なデザインになっている。

 

 

1970年代から主に少女マンガのマンガ家かにミュシャの影響が見られるそうで、この頃活躍したマンガ家を"花の24年組"と呼ぶのだそう。気に入ったのは山岸涼子の「黒のヘレネー」だったのだけど画像が見つけられず😢 

 

天野喜孝「ファイナルファンタジー ⅩⅠⅤ 嵐神と冒険者」

 

ミュシャの影響はゲームの世界へも。お目当ては天野喜孝(Wikipedia)の「ファイナルファンタジー ⅩⅠⅤ 嵐神と冒険者」個人的にアーサー・ラッカム(Wikipedia)の影響もあるかなと思っていて、ご本人も影響を受けたと語っているらしい。ゲーム全然やらないの詳しくないけどとても好きだった。

 

 

 

 

 

 

結構混んでた。作品の点数が多く見応えあり。ミュシャだけに特化するのではなく、その作品が伝承していき広がりを見せる展示はおもしろかった。

 

 

 

みうらじゅん×山田五郎対談が掲載されている「ぶらぶら美術・博物館」のムック本は美術館向かいの書店で購入。

 


🎨みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ -線の魔術:2019年7月13日~9月29日@Bunkamuraザ・ミュージアム 

【公式】みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ -線の魔術|日本テレビ

 


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