南信州のりもの倶楽部♪

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中華エンジンクランクで1000分台の芯を目指す

2014年09月02日 20時40分18秒 | 輸入横型エンジン編
今日も仕事の予定がなかなか入ってて組み立てなどは出来なかったんだけど、
何かはやりたかったからまたクランクの芯出しをしてみた。

とは言ってもウチにあるクランクは練習で全部終わってるから、
次はその精度の限界を目指してみる。

自分の中では0.01ミリのフレであればそこでやめていたんだけど、
今回はそれ以上、つまりダイヤルゲージで2メモリ以下の千分台を目指すのだ。
芯出しを覚えたての素人が何言ってもやがる、なんて言われそうだが、
中華クランクははめ合いが国産ほどキツくないため、
可能性を感じてたんだよね。

そこで取り出したるはWIN120系のクランク。
前に0.01ミリには入れておいたんだけど、
そこからさらにメモリで言うと1メモリの振れ、
つまり0.005ミリの芯を目指してみたんだけど、
やっぱり思った通り数回シバいただけで何とか1メモリまでは行ける事が分かった。

ただ自分の欠点も見えてきて、
それは叩く力加減。何回もやればそりゃ誰でも0.005ミリは目指せるんだけど、
プロはたった数回で決めてしまうらしく、
中華クランクで5回も6回も叩いたんじゃまだ甘いと感じた。
これが国産だったら何回やらなきゃいけないか分からないから、
もっと色んなクランクをやらせてもらって、
芯出しもプロ並みになりたいと真剣に思った。
今日なんか開いたクランクを締めすぎてタガネで戻したくらいだからね。
まだまだ素人だ。

こんな感じででクランクの芯出しにハマッているから、
ウチ知っててクランクの芯を見てもらいたい人はどんどん持って来て欲しい。
回数はかかるかも知れないがそこそこの芯は出せると思う。
けど、タイガーエンジンとSPD100とカブ100EXなどのクランクがやたら長いのは高難度だから、
そこそこで我慢して欲しいし、そんなクランクはだいたいが3点支持になってるんだけど、
タイガーエンジンだと長い割には先端で計測出来るもんだから、
振れ幅が0.05ミリ、つまり0.025ミリ以下は難しい、なんて聞いたことあるからね。

そんな訳でクランクの芯出しはホントに面白いし、
あの数値が目的以内に入った時の達成感がたまらない。
自分で芯が出せるだけでも凄い事だと思ってたんだけどさ、
さらに精度までちゃんと出せるようになったら、
次はプレス買って分解組み立ても出来るようになりたいし、
ピンのサイズやベアリングやコンロッドなんかの勉強もしたいし、
フルカウンタークランクみたいなクランクも作ってみたい。

この情熱を仕事や家族に向けれれば人間としては合格なんだけどなぁ…
コメント (6)
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