南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

Bタイプキックスピンドル化を正式にメニュー化します

2022年03月26日 22時27分00秒 | 輸入横型エンジン編







GPX125やロンシン125、LIFAN125の1次側遠心クラッチエンジンなど、
中華エンジンの多くにはCD90と同じCタイプのキックスピンドルが採用されているんだが、
エンジン始動時にキックと同時にアクセルを少し捻ったりするとケッチンを喰らい始動の妨げになってしまう。

例えばエンジンが暖まってる時はホットスタートになるからアクセルを軽く捻りながら蹴ると、
そのたびにケッチンをお見舞いされ、もし繰り返してるとプラグが湿って来てキックでは始動不能になってしまうのだ。

よってBタイプに変更してしまいアクセルを捻りながらでもキック出来るように提案はしていたんだが、
全ての部品をBタイプに変更してしまうと1万円近くかかってしまってしまい、
しかし試した結果スピンドル本体とラチェットギアにスプリングと写真の3点だけで済むみたいだ。

ただ1点が高い部品が2つもあるため価格は6,000円にするんだけど、
自分のエンジンだとBタイプキックスピンドルは絶対に必須で、
キックと同時のアクセルの捻り方などコツを覚えれば1発始動となるからもう手放せなくなるんだな。

ちなみにBタイプキックスピンドルにはショートとロングがあるんだけど金額は一緒にして、
そしてどのエンジンにどのスピンドルが使われてるかは知ってるからエンジンに適したスピンドルを使います。

ちなみに現在ウチにエンジンの依頼を入れて下さってる方で、
キックをBタイプに変更したいとメールいただければ変更は可能です。

あとBタイプにしないといけないって事は全く無く、
キャブやキャブセッティングによっては始動に困らない場合も多いし、
ホットスタートでもアクセルを全開にしながら空キックすると混合気が濃くならないから、
正しいホットスタート方法を知ってるとかPC20のような小径気味なキャブを使う場合ならわざわざ変更する事は無いよ。

そんな訳で個人的にBタイプへの変更はかなりお勧めで、
ただお使いのエンジンをBタイプ化するとなると全バラオーバーホールと部品代がかかるし、
組み込みのチャンスってクランクケースを開けた時でしかないから、
お金はかかるんだけど先の事考えてご依頼いただければなぁ、と思います。


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