今日は酒飲みながらツマらない事考えていたんだが、
モンキーやカブのエンジンパワーアップって普通はハイカムかボアアップからだと思う。
例えばライトボアアップキットなんかだと39ミリから48ミリへと一気に9ミリもボアが広がるから75ccへとなるんだが、
逆にボアアップはせずノーマルピストンを使って52ミリクランクを組み合わせた場合の排気量を計算してみたんだが62ccとなった。
つまり41.4ミリから52ミリへストロークアップだけしたら62ccになるんだが、
普通の方ならボアアップして75ccになった方が良いじゃん、と思うのが普通だと思われる。
で、写真を見て分かると思うが右のクランクが純正軽量クランクと言われるRRクランクで、
左がモダンワークスさんで販売されている52ミリクランクなんだけど、
クランクのピンの太さが驚くほど違って52ミリクランクはピンもコンロッドも太いんだが、
純正軽量クランクの方はピンが細くほとんどがベアリングに隠れてしまってる。
よってRRクランクが入っているエンジンなんかだと、
12Vヘッドに合わせるなら62ccでも排気量はそこそこあるし圧縮もアップするし、
ストロークアップするから低回転で粘り強い特性になり、
さらにクランクの耐久性も格段に上がるから
悪い事が全く見つからないエンジンになるのではないかと思う。
ライトボアアップキットだとピストントップをわざと凹ましていて高圧縮にならないよう調整されているんだが、
そもそも12Vのヘッドってバルブ径が細いから88ccの排気量はまず捌ききれないし、
もしRRクランクでボアアップキットを組み合わせたら耐久性がかなり低下するしと、
お使いのエンジンに使われてる部品によって仕様も変えていただければ良いかな。
まぁカブに搭載するエンジンの場合だと燃費もかなり気になる課題だから、
パワーだけやたら増やすようなチューニングはお勧めしないんだが、
計算してみるとストロークアップのみって意外と悪くないのかなぁ、
とヘベレケのオッサンがハイボール飲みながら何となく考えてましたとさ。