中日新聞の「中日春秋」に下記の記事が載っていました。
中日春秋
2023年10月18日
谷村新司さんが音楽のプロになる決意をしたのは22歳になる年の旅が契機という。
アリス結成前、アマチュアバンドの一員として誘われるまま参加した北中米演奏旅行。
バンド数組が無計画で海を渡る無謀な試みで、安いモーテルや日系人の家に泊まり各地の大学などで歌った。
メキシコでできた友は、1日1ドル相当しか使えぬ貧乏旅行に同情してかパーティーに招いてくれ、歌うと参加者を回り帽子にお金を集めてくれた。
友情のために歌ったのだと受け取りを辞退しようとしたが「歌への感謝」と先方は言い張る。
言葉は違えど歌は伝わる-。帰国し「助けてくれた人たちに応えられるような歌を歌いたい」と思ったという。
訃報に接した。代表曲『昴(すばる)』などは中国などアジア各国で愛された。若き日の旅で受けた恩は返したと言うべきだろう。
1981年のアリスの北京公演では客は人民服姿。
後に上海音楽学院で教え、2010年の上海万博の開会式で『昴』を熱唱した。
逝去の報に中国の交流サイト(SNS)に追悼の書き込みがあふれた。長きにわたって国境を越える旅を重ね、歌い続けた尊さを思う。
訃報には国内の音楽仲間もコメントを発表した。
さだまさしさんのそれが心にしみた。「いやいや、俺は信じない。何度か電話しても出ないから、どっか旅にでも出たに決まってる」。
あるいは、そうなのかもしれない。
以上です。
74歳ですか。あまりにも早い死ですね。
もっと歌って欲しかったです。
アリスの公演も予定されていたのに。
先日 黒柳徹子さんの「徹子の部屋」で、「追悼・谷村新司さん」を放送していました。
谷村新司さんって、若い頃から物静かにしゃべられるのにびっくりしました。
若い頃って、けっこう大きな声でしゃべるのに。
品の良さを感じました。
【谷村新司「昴ーすばるー」】リサイタル 2023「THE SINGER」4/14(金) 愛知県芸術劇場 大ホールにて開催!