団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

2通の手紙は、投稿者さんにとって大切な宝物ですね。

2023-10-22 00:37:47 | 日記
 中日新聞の「くらしの作文」に「2通の手紙」というタイトルで、86歳の女性が投稿されていました。

 猛暑だった夏も、いつしか夜の虫の音を聞く頃となりました。

 昨年暮れ、急に夫を亡くし、その上この暑さで、老いた身には過酷なつらい日々でした。

 私には2通の大切な手紙があります。

 1通は父からで、27年前に亡くなる前の一時退院の時のものです。

 「紗代子殿 誕生日お目出度う。今年は洋菓子はやめます。その代わりとして券を入れてあります。旅行の足しにしてください」。

 券はお札でした。

 入院中にわずかな年金からためたお金です。

 もったいなくて封筒に入れたままです。

 もう1通は2年前、夫からです。

 「紗代ちゃん、84歳誕生おめでとう。これが最初で最後になるかもしれないかも?結婚62年 良くこれまでありがとう 2021年1月2日」と茶封筒の表に書かれ、中にお小遣いが入っていました。

 今まで直接手渡しで「好きな服や化粧品の足しに」と祝ってくれたのに、手紙は初めてのことでした。

 父にしろ、夫にしろ、心から愛されていたことに、いつも以上に胸を打ちました。

 2通の手紙に因縁のようなものを感じ、大切に保管しております。

 夫との「2人で米寿を元気で迎えよう」との約束はかなえられませんでした。

 私が頑張って米寿を迎えられた時、仏前に赤飯を供えられるようにと、心から願っています。

 以上です。

 投稿者さんは、お父様とご主人に愛されていらっしゃいましたね。

>「紗代ちゃん、84歳誕生おめでとう。これが最初で最後になるかもしれないかも?結婚62年 良くこれまでありがとう 2021年1月2日」と茶封筒の表に書かれ、中にお小遣いが入っていました。
 今まで直接手渡しで「好きな服や化粧品の足しに」と祝ってくれたのに、手紙は初めてのことでした。

 ご主人、「これが最初で最後になるかもしれないかも?」なんて、虫の知らせがあったのかな?

 2通の手紙は、投稿者さんにとって大切な宝物ですね。

>私が頑張って米寿を迎えられた時、仏前に赤飯を供えられるようにと、心から願っています。

 後2年、きっと米寿を迎えられると思いますよ。
 





戦争は知らない/はしだのりひこ&坂崎幸之助
コメント (2)
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