まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

西国四十九薬師めぐり~今回は紀伊半島一周ということで

2021年08月13日 | 西国四十九薬師

7月末から8月にかけての予定がいろいろ出揃った。

まずは7月31日~8月1日にかけて、西国四十九薬師めぐり。8月7日~9日は休養として、13日~14日または14日~15日は中国四十九薬師めぐりプラス中国山地のローカル線めぐり(この記事を書いている8月13日、広島県は大雨に関する特別警報も出ているのだが・・)。8月28日~29日は、29日に京セラドーム大阪での野球観戦を絡めるとして(何とかチケット確保)、その前日の28日は、(行き先がどこになるかわからないが)西国四十九薬師めぐりにあてることにする。

今回の西国四十九薬師めぐり、8月中旬の夏休みに絡めようかとも思っていたが宿泊の関係でこの日に行うとした。どこに泊まるかはおいおい触れることに。

目的地は第35番の神宮寺。三重県の多気町にあり、公共交通機関なら紀勢線の栃原から歩いて1時間くらいか。平日なら日に何本かコミュニティバスが出ているようだ。西国四十九薬師めぐりの中でもっとも南東部に位置するところだ。前回の高野山に引き続き遠方となる。

そして、タイトルに「紀伊半島一周」としたのは、ここに西国三十三所めぐりの3巡目を合わせるためだ。3巡目、第1番の青岸渡寺だけがポツンと残っていて、三重まで行くなら和歌山も・・と1泊コースとする。

まずは新大阪まで行くことに。7月31日、広島6時53分発の「こだま838号」。早朝、広島から東に安く向かう定番列車の一つである。今回は「こだま」限定の「新幹線直前割きっぷ」を投入する。前回6月、大阪からの帰りにこのきっぷを予約しようとして満席だったのだが、今回は無事に確保できた。前回は時季的なものがあったのかな。

各駅に停車して、9時18分に新大阪着。ここから多気町に行くならば難波まで出て近鉄特急で松阪、紀勢線に乗り継ぎ・・というところだが、今回はレンタカーで回ることにした。

向かったのは、新大阪駅から新御堂筋に沿って北に5分ほど歩いたところのオリックスレンタカー。翌8月1日の18時までの利用で9240円。給油は別途必要だが、神宮寺だけならともかく、その先那智の滝まで行くことを考えると安上がりではないかと思う。そりゃ、紀勢線に乗って黒潮の眺めを見るのがいいのだが・・。

ということで三重県に向かって出発するのだが、レンタカーを使うならばということで、目的地を一つ追加することにした。西国四十九薬師の第36番・弥勒寺である。弥勒寺は名張市にあるが、同じ近鉄シリーズということで橿原市の久米寺と一緒の選択肢としていた。ただ、今回は阪神高速~西名阪自動車道~名阪国道と通る中で、ちょっと立ち寄るくらいで弥勒寺に行くことができる。せっかくなので、同じ三重県シリーズとして一緒に回ることにしよう。

乗り込んだのはホンダのフィット。

まずは新御堂筋を走り、大阪市街地に入る。南森町から阪神高速に入り、大阪市街を通過してそのまま西名阪自動車道に入る。すぐそばに実家があるのだが今回はあくまで三重・和歌山両県が目的地ということで素通りする。

大阪府から奈良県に入り、天理料金所を過ぎる。ここから国道25号線、名阪国道である。この道を走るのも実に久しぶりだ。西名阪・東名阪の両高速道路に挟まれた一般国道で、そのことを強調する標識がいくつも並ぶが、制限速度60キロを厳守するクルマなどほとんどいない。無料ということで名阪間の移動でよく使われるルートだが、急勾配、急カーブも多く、そこを高速で走るものだから事故も多い。天理東インター~福住インターにかけてはΩ形のカーブがある。今回は上りなのでまだよいが、逆に天理方向に下る時はヒヤリとするところである。

まあそれでも片側2車線、登坂車線が加われば3車線あるので、走る分にはまだ気楽である。地方の無料高速道路だと片側1車線というところが多いのだが、そうしたところを軽自動車やコンパクトカーで走っていて後ろからトラックや飛ばし屋にあおられることを思えば・・。

三重県に入ってすぐの治田インターで下車。工業団地、ゴルフ場の横などを過ぎる。弥勒寺に行くなら近鉄大阪線の桔梗が丘駅が玄関口で、駅からバスに乗るのだが、裏側から回るような感覚だ。でもまあ、こうした形で三重県に入ることになったのもいい経験である。

時刻は11時すぎ、里山の景色の中に堂々とした構えの弥勒寺に到着・・・。

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