「バッテリー」
「DIVE!!」での好演も記憶に新しい、林遣都のデビュー作。
原田巧は、ピッチャーとして類まれな才能を持つ少年。病弱な弟のため、家族で祖父の住む田舎に引っ越してきた巧は、地元の野球少年・永倉豪と出会い...
文部省推奨系な、家族みんなで観られる清々しい佳作でした。でも、フツーに佳い映画だったのは、返って残念な感じ。汚れきったオトナな私としては、もうちょっとドキドキ萌え萌えな内容にしてほしかった。だって、そうなる要素たっぷりなキャラ設定なので。
これって、かぎりなくYAOIに近い映画ですよねえ。明らかに腐女子の妄想を刺激してる。原作者は絶対、精神的な少年愛好き乙女系YAOIだよなあと思った。少年野球にその匂いを嗅ぎつけるなんて、なかなかの妄想力です。
主役の巧は、真夏の炎天下で野球しても泥にもまみれず汗もかかない日焼けもしない、ちょっとトンがってタカビーだけど、実は寂しい境遇な翳りのある美少年。相手の豪は、明るく大らかで優しく包容力のある、見た目も性格も男らしい健康優良児。うう~ん、カップル設定はBLの基本通り。キスやエッチこそしないものの、二人の交わす会話や目線は、バッテリーを組んだ者同士というより恋人同士のもの。『原田巧に惚れた!』『おまえしかいない』『ぜったい離さないと思った』etc.こんなスウィートな会話、リアル中学生野球少年がするわけないし。やっぱYAOIの妄想から作られた世界だよなあ、と苦笑。
病弱な弟を溺愛し、巧には冷たい母...という家族問題も、もっと掘り下げて描けば、YAOIテイスト同様に映画を面白くできるはずだったのですが。母と弟のせいで巧は屈折してるはずなんだけど、あんましそんな感じがしなかったので、ちょっと物足りない。
まあ、爽やかな薄口のBLが好きな人には、とても楽しめる映画ではないでしょうか。
巧役の林遣都が、すごくカッコカワイいです。
遣都くんって、「DIVE!!」の時も思ったけど、華奢な美少年なのにナヨナヨしたオカマっぽさなど微塵もなくて、すごく凛としてて男らしいんですよね。低い声も素敵です。池松壮亮もだけど、いい年してチャラチャラ軽薄なジャニーズとかオバカ系タレントなんかよりも、子供なのに男の魅力がある。くだらないTVドラマには出ず、作品を選んで良い俳優に育ってほしいものです。
しかし遣都くん、あの細腕であんな剛速球、ありえねぇ~巧より元気で健康そうな弟よりも、遣都くんのほうが病弱な役が似合いそうな気がしますが。野球、跳び込み、新作の「ラブファイト」ではボクシングと、なぜかド根性スポーツ少年の役ばかりなケントくんなのです。
豪役の山田健太も、市原隼人+山本太郎、みたいで可愛いです。将来、いい男に成長しそう。
巧の両親役、岸谷五郎と天海祐希が、ちょっと...特に天海さん、すごい大根女優ですねえ。まさにウドの大木みたいな演技。ミスキャストすぎたのかな。
菅原文太、萩原聖人、塩見三省、岸部一徳など、必要以上に濃い脇役陣もいい味だしてました。遣都くんより背が低い聖人、ちっこくて可愛かった。
あと、ライバル校の野球部員たち、大人っぽすぎ。とても遣都くんと同じ中学生には見えなかった。それと、あの田舎はどこ?たぶん中国地方だとは思うけど、イントネーションが???
いま思うに。DIVE!!は、内容は全然YAOIじゃないけど画的にはR指定もので危険な映画だったよなあウエンツの鬼太郎に対抗して、ケントくんには妖怪人間ベロに挑戦してほしいかも♪何かベロにぴったりって感じなんだよなあ
「DIVE!!」での好演も記憶に新しい、林遣都のデビュー作。
原田巧は、ピッチャーとして類まれな才能を持つ少年。病弱な弟のため、家族で祖父の住む田舎に引っ越してきた巧は、地元の野球少年・永倉豪と出会い...
文部省推奨系な、家族みんなで観られる清々しい佳作でした。でも、フツーに佳い映画だったのは、返って残念な感じ。汚れきったオトナな私としては、もうちょっとドキドキ萌え萌えな内容にしてほしかった。だって、そうなる要素たっぷりなキャラ設定なので。
これって、かぎりなくYAOIに近い映画ですよねえ。明らかに腐女子の妄想を刺激してる。原作者は絶対、精神的な少年愛好き乙女系YAOIだよなあと思った。少年野球にその匂いを嗅ぎつけるなんて、なかなかの妄想力です。
主役の巧は、真夏の炎天下で野球しても泥にもまみれず汗もかかない日焼けもしない、ちょっとトンがってタカビーだけど、実は寂しい境遇な翳りのある美少年。相手の豪は、明るく大らかで優しく包容力のある、見た目も性格も男らしい健康優良児。うう~ん、カップル設定はBLの基本通り。キスやエッチこそしないものの、二人の交わす会話や目線は、バッテリーを組んだ者同士というより恋人同士のもの。『原田巧に惚れた!』『おまえしかいない』『ぜったい離さないと思った』etc.こんなスウィートな会話、リアル中学生野球少年がするわけないし。やっぱYAOIの妄想から作られた世界だよなあ、と苦笑。
病弱な弟を溺愛し、巧には冷たい母...という家族問題も、もっと掘り下げて描けば、YAOIテイスト同様に映画を面白くできるはずだったのですが。母と弟のせいで巧は屈折してるはずなんだけど、あんましそんな感じがしなかったので、ちょっと物足りない。
まあ、爽やかな薄口のBLが好きな人には、とても楽しめる映画ではないでしょうか。
巧役の林遣都が、すごくカッコカワイいです。
遣都くんって、「DIVE!!」の時も思ったけど、華奢な美少年なのにナヨナヨしたオカマっぽさなど微塵もなくて、すごく凛としてて男らしいんですよね。低い声も素敵です。池松壮亮もだけど、いい年してチャラチャラ軽薄なジャニーズとかオバカ系タレントなんかよりも、子供なのに男の魅力がある。くだらないTVドラマには出ず、作品を選んで良い俳優に育ってほしいものです。
しかし遣都くん、あの細腕であんな剛速球、ありえねぇ~巧より元気で健康そうな弟よりも、遣都くんのほうが病弱な役が似合いそうな気がしますが。野球、跳び込み、新作の「ラブファイト」ではボクシングと、なぜかド根性スポーツ少年の役ばかりなケントくんなのです。
豪役の山田健太も、市原隼人+山本太郎、みたいで可愛いです。将来、いい男に成長しそう。
巧の両親役、岸谷五郎と天海祐希が、ちょっと...特に天海さん、すごい大根女優ですねえ。まさにウドの大木みたいな演技。ミスキャストすぎたのかな。
菅原文太、萩原聖人、塩見三省、岸部一徳など、必要以上に濃い脇役陣もいい味だしてました。遣都くんより背が低い聖人、ちっこくて可愛かった。
あと、ライバル校の野球部員たち、大人っぽすぎ。とても遣都くんと同じ中学生には見えなかった。それと、あの田舎はどこ?たぶん中国地方だとは思うけど、イントネーションが???
いま思うに。DIVE!!は、内容は全然YAOIじゃないけど画的にはR指定もので危険な映画だったよなあウエンツの鬼太郎に対抗して、ケントくんには妖怪人間ベロに挑戦してほしいかも♪何かベロにぴったりって感じなんだよなあ