イギリスのTVドラマ「デビッド・コパーフィールド」を観ました。チャールズ・ディケンズの名作の映像化です。
前編は、少年編。
生まれる前に父を失くしたが、優しい母と幸せに暮らしていた幼いデビッド・コパーフィールド。だが、母とマースドンという男との再婚を境に、デビッドの過酷な運命が始まる...
ひ~!幼いデビッドに次々と襲いかかる試練が、あんまりよ!な酷さ怖さ!こんな恐ろしいドラマ、小さい子供は観ちゃダメ!みたいな。
悪魔の継父マースドンによる折檻!監禁!強制労働!保護者責任放棄!オンパレードな精神的肉体的社会的大虐待。さらに、放り込まれた寄宿舎では、悪魔の教師(LOTRのカンダルフことイアン・マッケランが、妖怪ちっくに怪演。こ、怖い!目つきが異常!)による人権無視の体罰!悲惨すぎて、もう見てらんない~!ついには、独りぼっちのホームレスにまで落ちてしまうデビッド。まさに家なき子、辛酸なめ太郎です。
鬼畜な継父や教師以上に私が最悪だと思ったのは、デビッドの母。夫に逆らえず、愛する息子が虐げられるのを泣きながら見ることしかできないなんて、母親失格!こんな無力で愚かな母、実際にもいそう。だから子供の受難はなくならないんだろうなあ。
けなげなデビッドを演じてるのは、何と!これがデビュー、ハリー・ポッターになる前のダニエル・ラドクリフ。
うわ~ラドクリフくん、か、可愛い~!ほわわ~んとした優しい顔、上品で賢そうで、ほんとエンジェルボーイ。お坊ちゃまファッションも、めっちゃ可愛い!なので、悪魔たちに虐待される姿や極貧に転落した姿が、すごく痛ましいです。
悪玉キャラだけでなく、もちろんデビッドに救いと愛を差し伸べる善玉キャラも出てきます。
変人の大伯母さま。ボロボロになって自分のもとにたどり着いたデビッドから真実を知った彼女が、継父にデビッド引渡しを毅然と拒絶するシーンは、なかなか感動的でした。大伯母さまを演じてるのは、ハリポタシリーズでも御馴染みの名女優マギー・スミス。最初っから一番のお年寄りなのに、最後まで誰よりも元気なマギー婆さまの、笑いと愛情あふれる演技が素敵です。
乳母のペゴティ、彼女の夫と兄、漁師の青年ハム、友達になるミコーバーさん(ボブ・ホスキンスがいい味で好演。奥さん役のイメルダ・スタウントンが珍妙)も、愛すべき人たち。でも、階級のせいでデビッドを窮地から救えないところが、いかにもイギリスって感じでした。
後編は、青年編。
法律事務所で働き始めたデビッドは、雇い主の令嬢ドーラに恋をする。一方、デビッドの恩人の家が、使用人ユライアに乗っ取られようとしていた...
青年になってからの災難と悲劇は、デビッド自身にではなく、彼の愛する人々に。特にハムが可哀相すぎ(涙)!よくもまあ、次から次へとと呆れるほどの、ジェットコースター・トラジディ。
悪い使用人ユライアの、キモい見た目と卑屈な態度が強烈インパクト。おバカだけど可愛いドーラ、実は泣かせるキャラで涙。
大人になったデビッドはブサイクではないけど、ちょっとフツーっぽすぎかな。友人スティアフォースのほうが、イケメンでした。
デビッドの周りで、因業な人々が慌しく暗い末路を遂げつつも、ハッピーエンドだったので安心しました。冒頭と同様、ラストも大伯母さまが美味しいとこどり。大伯母さま、グッジョブ
人生と社会の厳しさを、これでもか!と教えてくれる作品でした。
蛇足ですが...ヒュー・ダンシー版のデビッド・コパーフィールドもあるんですよね~観たい~!
↑ヒュ~男子asデビッド・コパーフィールド。こっちのほうが断然イケてますがな~
前編は、少年編。
生まれる前に父を失くしたが、優しい母と幸せに暮らしていた幼いデビッド・コパーフィールド。だが、母とマースドンという男との再婚を境に、デビッドの過酷な運命が始まる...
ひ~!幼いデビッドに次々と襲いかかる試練が、あんまりよ!な酷さ怖さ!こんな恐ろしいドラマ、小さい子供は観ちゃダメ!みたいな。
悪魔の継父マースドンによる折檻!監禁!強制労働!保護者責任放棄!オンパレードな精神的肉体的社会的大虐待。さらに、放り込まれた寄宿舎では、悪魔の教師(LOTRのカンダルフことイアン・マッケランが、妖怪ちっくに怪演。こ、怖い!目つきが異常!)による人権無視の体罰!悲惨すぎて、もう見てらんない~!ついには、独りぼっちのホームレスにまで落ちてしまうデビッド。まさに家なき子、辛酸なめ太郎です。
鬼畜な継父や教師以上に私が最悪だと思ったのは、デビッドの母。夫に逆らえず、愛する息子が虐げられるのを泣きながら見ることしかできないなんて、母親失格!こんな無力で愚かな母、実際にもいそう。だから子供の受難はなくならないんだろうなあ。
けなげなデビッドを演じてるのは、何と!これがデビュー、ハリー・ポッターになる前のダニエル・ラドクリフ。
うわ~ラドクリフくん、か、可愛い~!ほわわ~んとした優しい顔、上品で賢そうで、ほんとエンジェルボーイ。お坊ちゃまファッションも、めっちゃ可愛い!なので、悪魔たちに虐待される姿や極貧に転落した姿が、すごく痛ましいです。
悪玉キャラだけでなく、もちろんデビッドに救いと愛を差し伸べる善玉キャラも出てきます。
変人の大伯母さま。ボロボロになって自分のもとにたどり着いたデビッドから真実を知った彼女が、継父にデビッド引渡しを毅然と拒絶するシーンは、なかなか感動的でした。大伯母さまを演じてるのは、ハリポタシリーズでも御馴染みの名女優マギー・スミス。最初っから一番のお年寄りなのに、最後まで誰よりも元気なマギー婆さまの、笑いと愛情あふれる演技が素敵です。
乳母のペゴティ、彼女の夫と兄、漁師の青年ハム、友達になるミコーバーさん(ボブ・ホスキンスがいい味で好演。奥さん役のイメルダ・スタウントンが珍妙)も、愛すべき人たち。でも、階級のせいでデビッドを窮地から救えないところが、いかにもイギリスって感じでした。
後編は、青年編。
法律事務所で働き始めたデビッドは、雇い主の令嬢ドーラに恋をする。一方、デビッドの恩人の家が、使用人ユライアに乗っ取られようとしていた...
青年になってからの災難と悲劇は、デビッド自身にではなく、彼の愛する人々に。特にハムが可哀相すぎ(涙)!よくもまあ、次から次へとと呆れるほどの、ジェットコースター・トラジディ。
悪い使用人ユライアの、キモい見た目と卑屈な態度が強烈インパクト。おバカだけど可愛いドーラ、実は泣かせるキャラで涙。
大人になったデビッドはブサイクではないけど、ちょっとフツーっぽすぎかな。友人スティアフォースのほうが、イケメンでした。
デビッドの周りで、因業な人々が慌しく暗い末路を遂げつつも、ハッピーエンドだったので安心しました。冒頭と同様、ラストも大伯母さまが美味しいとこどり。大伯母さま、グッジョブ
人生と社会の厳しさを、これでもか!と教えてくれる作品でした。
蛇足ですが...ヒュー・ダンシー版のデビッド・コパーフィールドもあるんですよね~観たい~!
↑ヒュ~男子asデビッド・コパーフィールド。こっちのほうが断然イケてますがな~