アカデミー賞が発表されましたね!
注目の作品賞は、「アバター」ではなく「ハート・ロッカー」でした。元夫ジェームズ・キャメロン監督と一緒に候補になったキャサリン・ビグロー監督、女性初の監督賞受賞!快挙ですね!
私が最も気になってた部門、主演男優賞は、やったー!!ジェフ・ブリッジスが遂に獲得!大好きなジェフおぢさま、本当におめでとうございます!幼い私に西洋男の魅力を初めて教えてくれたジェフおぢさまの、齢60にしての栄冠に拍手ほんと、涙がチョチョ切れそうになるほど嬉しい!
主演女優賞、サンドラ・ブロックはラジー賞までゲットしてしまい、今年の最高で最低なヒロインに。それにしてもラジーにまで堂々と出席しちゃうなど、冗談のわかる太っ腹なサンブロさんの人柄に好感。あのサンブロがオスカー!?と、違和感や隔世感を否めない人は多いと思うけど、でもJRやGP程度の女優でも獲れるんなら、サンブロさんだってOKでしょ♪
吃驚したのは、外国語映画賞。てっきりミヒャエル・ハネケ監督のドイツ映画「白いリボン」か、ジャック・オディアール監督のフランス映画“Un prophète ”の一騎打ちかと思い込んでたので、アルゼンチンの「瞳の奥の秘密」の受賞はサプライズでした。どんな映画なのか、早く観たいですね。
作品賞 ハート・ロッカー
監督賞 キャサリン・ビグロー
主演男優賞 ジェフ・ブリッジス
主演女優賞 サンドラ・ブロック
助演男優賞 クリストフ・ヴァルツ
助演女優賞 モニーク
「チェイサー」
話題になった韓国映画を、やっと観ることができました。韓国で実際に起こった猟奇大量殺人事件をモチーフにしたサイコサスペンス(ホラー?)。
デリヘル嬢が次々と失踪。元刑事のデリヘル店経営者ジュンホは、客が彼女たちを売り飛ばしたのではないかと疑う。ジュンホがたどりついた客ヨンミンは、娼婦たちを監禁し惨殺し続けている猟奇殺人鬼だった...
面白かったです。早い段階で犯人は逮捕され、証拠を集めようとする警察と、デリヘル嬢を探し出そうとするジュンホの追跡が重なる構成も巧妙。ウゲゲゲなホラーシーンを挟みながら、追う者と追われる者の追跡劇や個性的なキャラがスリリングに描かれていて、ぜんぜん退屈しません。楽しかったけど、もう二度と乗りたくない悪夢のジェットコースター、みたいな映画。救いのないラストも、イタい余韻を残します。
残忍な殺人シーンだけが売りな凡庸ホラーではなく、いったいどーなっちゃうの?なハラハラ感や、おいおい~!なトンデモ展開が巧みで、すごくよく出来た映画と言えます。恐れていたほどゲロゲロ(死語)ではなかったけど、でも子供や心臓の悪い人は絶対に観ちゃダメ!な映画でもある。残虐シーンは、非道すぎて笑ってしまった。バスルーム(汚れかたが異様で怖い)に監禁したデリヘル嬢を殺そうとするブリーフ一丁姿のヨンミンは、トラウマものなおぞましさ。殺しの道具であるノミと金槌で、女の頭を打ち殺すことに執着してるところがヤバすぎ~!デリヘル嬢だけでなく、邪魔な目撃者も容赦なく惨殺。赤ちゃんの時にヨンミンの被害にあった甥の現在の姿も戦慄!あと、水槽の生首とか、あまりといえばあまりすぎて、ほとんどギャグの域。まさに悪魔の申し子なヨンミン。映画史上最恐最狂最キモな変態き○がい殺人鬼かも。
暗鬱でジメっとしたムードも、恐怖と狂気を醸しだす手伝いをしています。韓国独特の、暗くて狭い迷路のような道とか。人間以外のものも棲んでいそうな廃屋みたいな部屋とか。ほんと不気味です。あんなところ、ぜったい独りでは歩けない住めない!
これが実際にあった事件だとは、到底信じ難い。韓国って、たまに20人殺しました、30人殺したかも、な事件って起きますよねえ。日本でも猟奇的な殺人は起こるけど、韓国とはレベルが違う。韓国人って、やっぱ怖いかも...
いちばん信じられなかったのは、警察の無能さ。ほんと、お口あんぐりでした。数え上げたらキリがないほどの失態と不注意。乱暴なだけで、杜撰すぎる捜査に呆然。この映画、警察のダメさを糾弾してるようにも思えた。ある意味、犯人より怒りを感じました。警察がしっかりしてたら、被害者を助けられたはずだし、被害拡大も防げたはず。警察だけでなく、あんなに人が殺されまくっても事件が発覚しない環境や感覚にも愕然。あらためて韓国って怖い国だと怖気をふるいました。
日本的にはスター不在な映画ですが、主役二人をはじめ出演者は隅々まで味わいがあってインパクトあり。
ジュンホ役のキム・ユンソクは、「復活」の探偵さん?フツーのおっさんっぽいけど、めちゃくちゃ荒っぽくてヤーさん顔負けなキャラが怖くて笑えた。ぜんぜんヒーローなんかじゃないけど、応援したくなる満身創痍の必死さがカッコよかったです。
ヨンミン役のハ・ジョンウも、そこらにいそうなフツーっぽさが、返ってリアルで怖かった。あんな役を演じた果敢さにも拍手。日本の若い男優には、ぜったい無理だろうし。ハ・ジョンウ、ただ怖いキモいだけでなく、警察とのやりとりとか、そこはかとなくユーモラスな味も出してて、なかなか演技派だな~と感嘆しました。
ジュンホの先輩刑事役のおぢさんも、どっかで見たことがある顔。彼の部下の女刑事は、「エア・シティ」のイ・ジョンジェの後輩情報員。デリヘル嬢の幼い娘が、賢そうで可愛かった。
それにしても。デリヘルって、危険すぎる仕事!私には絶対できない!
注目の作品賞は、「アバター」ではなく「ハート・ロッカー」でした。元夫ジェームズ・キャメロン監督と一緒に候補になったキャサリン・ビグロー監督、女性初の監督賞受賞!快挙ですね!
私が最も気になってた部門、主演男優賞は、やったー!!ジェフ・ブリッジスが遂に獲得!大好きなジェフおぢさま、本当におめでとうございます!幼い私に西洋男の魅力を初めて教えてくれたジェフおぢさまの、齢60にしての栄冠に拍手ほんと、涙がチョチョ切れそうになるほど嬉しい!
主演女優賞、サンドラ・ブロックはラジー賞までゲットしてしまい、今年の最高で最低なヒロインに。それにしてもラジーにまで堂々と出席しちゃうなど、冗談のわかる太っ腹なサンブロさんの人柄に好感。あのサンブロがオスカー!?と、違和感や隔世感を否めない人は多いと思うけど、でもJRやGP程度の女優でも獲れるんなら、サンブロさんだってOKでしょ♪
吃驚したのは、外国語映画賞。てっきりミヒャエル・ハネケ監督のドイツ映画「白いリボン」か、ジャック・オディアール監督のフランス映画“Un prophète ”の一騎打ちかと思い込んでたので、アルゼンチンの「瞳の奥の秘密」の受賞はサプライズでした。どんな映画なのか、早く観たいですね。
作品賞 ハート・ロッカー
監督賞 キャサリン・ビグロー
主演男優賞 ジェフ・ブリッジス
主演女優賞 サンドラ・ブロック
助演男優賞 クリストフ・ヴァルツ
助演女優賞 モニーク
「チェイサー」
話題になった韓国映画を、やっと観ることができました。韓国で実際に起こった猟奇大量殺人事件をモチーフにしたサイコサスペンス(ホラー?)。
デリヘル嬢が次々と失踪。元刑事のデリヘル店経営者ジュンホは、客が彼女たちを売り飛ばしたのではないかと疑う。ジュンホがたどりついた客ヨンミンは、娼婦たちを監禁し惨殺し続けている猟奇殺人鬼だった...
面白かったです。早い段階で犯人は逮捕され、証拠を集めようとする警察と、デリヘル嬢を探し出そうとするジュンホの追跡が重なる構成も巧妙。ウゲゲゲなホラーシーンを挟みながら、追う者と追われる者の追跡劇や個性的なキャラがスリリングに描かれていて、ぜんぜん退屈しません。楽しかったけど、もう二度と乗りたくない悪夢のジェットコースター、みたいな映画。救いのないラストも、イタい余韻を残します。
残忍な殺人シーンだけが売りな凡庸ホラーではなく、いったいどーなっちゃうの?なハラハラ感や、おいおい~!なトンデモ展開が巧みで、すごくよく出来た映画と言えます。恐れていたほどゲロゲロ(死語)ではなかったけど、でも子供や心臓の悪い人は絶対に観ちゃダメ!な映画でもある。残虐シーンは、非道すぎて笑ってしまった。バスルーム(汚れかたが異様で怖い)に監禁したデリヘル嬢を殺そうとするブリーフ一丁姿のヨンミンは、トラウマものなおぞましさ。殺しの道具であるノミと金槌で、女の頭を打ち殺すことに執着してるところがヤバすぎ~!デリヘル嬢だけでなく、邪魔な目撃者も容赦なく惨殺。赤ちゃんの時にヨンミンの被害にあった甥の現在の姿も戦慄!あと、水槽の生首とか、あまりといえばあまりすぎて、ほとんどギャグの域。まさに悪魔の申し子なヨンミン。映画史上最恐最狂最キモな変態き○がい殺人鬼かも。
暗鬱でジメっとしたムードも、恐怖と狂気を醸しだす手伝いをしています。韓国独特の、暗くて狭い迷路のような道とか。人間以外のものも棲んでいそうな廃屋みたいな部屋とか。ほんと不気味です。あんなところ、ぜったい独りでは歩けない住めない!
これが実際にあった事件だとは、到底信じ難い。韓国って、たまに20人殺しました、30人殺したかも、な事件って起きますよねえ。日本でも猟奇的な殺人は起こるけど、韓国とはレベルが違う。韓国人って、やっぱ怖いかも...
いちばん信じられなかったのは、警察の無能さ。ほんと、お口あんぐりでした。数え上げたらキリがないほどの失態と不注意。乱暴なだけで、杜撰すぎる捜査に呆然。この映画、警察のダメさを糾弾してるようにも思えた。ある意味、犯人より怒りを感じました。警察がしっかりしてたら、被害者を助けられたはずだし、被害拡大も防げたはず。警察だけでなく、あんなに人が殺されまくっても事件が発覚しない環境や感覚にも愕然。あらためて韓国って怖い国だと怖気をふるいました。
日本的にはスター不在な映画ですが、主役二人をはじめ出演者は隅々まで味わいがあってインパクトあり。
ジュンホ役のキム・ユンソクは、「復活」の探偵さん?フツーのおっさんっぽいけど、めちゃくちゃ荒っぽくてヤーさん顔負けなキャラが怖くて笑えた。ぜんぜんヒーローなんかじゃないけど、応援したくなる満身創痍の必死さがカッコよかったです。
ヨンミン役のハ・ジョンウも、そこらにいそうなフツーっぽさが、返ってリアルで怖かった。あんな役を演じた果敢さにも拍手。日本の若い男優には、ぜったい無理だろうし。ハ・ジョンウ、ただ怖いキモいだけでなく、警察とのやりとりとか、そこはかとなくユーモラスな味も出してて、なかなか演技派だな~と感嘆しました。
ジュンホの先輩刑事役のおぢさんも、どっかで見たことがある顔。彼の部下の女刑事は、「エア・シティ」のイ・ジョンジェの後輩情報員。デリヘル嬢の幼い娘が、賢そうで可愛かった。
それにしても。デリヘルって、危険すぎる仕事!私には絶対できない!