まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

イケメン桜前線③ ティープリ(緑茶王子)!

2010-03-26 | 日本のドラマ(単発)
 イケメン桜前線のラスト、第3弾は...
 ③NHKの「母さん(かかさん)へ」
 福岡県南部の田舎町、黒木町の小学校に赴任した新米教師ひかりの受け持ったクラスには、ほとんど口をきかない山村留学生の亜矢という少女がいた。博多にいる母親と問題を抱え、心を閉ざしている亜矢を気遣いながら、ひかりは生徒たちと人形浄瑠璃の稽古に励むが...
 あたたかく優しい佳作でした。娘を愛するがゆえに冷たくしてしまう不器用で悲しい母の愛、それが理解できず怒りながらも母を求める娘の愛。ひかりと亜矢の母親との確執と人形浄瑠璃の物語が重なり、ああ~母と娘の関係って難しい、でも強く深い絆で繋がってるんだよなあ、と嘆息。おんなって、やっぱ複雑な生き物だよ。母と娘の情愛を、ベタベタお涙ちょうだいには描かず、ドラマに出てくる爽やかなお茶のような味わいだったのが、返って心を潤してくれました。
 一緒にいてくれない母に、亜矢は傷つき憤っているのですが...確かに、寂しいだろうなあ、悲しいだろうなあ、と同情せずにはいられなかったけど...別に捨てられたわけではなく、虐待みたいな深刻な問題を抱えてるわけでもない。母子家庭なので、お母さんが必死になって働かなきゃならない、という事情は、あの年頃なら理解できるはずだけどとは思った。もっと悲惨な状況でも、けなげに明るく振舞ってる子、いっぱいいるだろうし。ひかりだけでなく、クラスメートも里親も、みんな亜矢を女王さまのように扱うのが、ちょっと不自然に見えた。ひかりは自分と似た境遇の亜矢に、どうしても感情移入してしまうんだろうけど、他の生徒と比べたらかなり亜矢を贔屓してるようにも。
 亜矢のクラスメートの子たちが、すごく可愛かった。みんな素人?子供店長とかポニョ娘とか、大人に媚びたプロフェッショナルキッズとは違う、飾らない自然な子供らしさが微笑ましかったです。特に、やんちゃなケンタ役の男の子が、演技も見た目もいい味だしてて、助演男優賞ものでした。浄瑠璃舞台の本番中、台詞が言えなくなった亜矢の手をそっと握るケンタに感動。きっと彼、いい男に成長するだろうなあ。
 ヒーリング映画のような美しい映像も秀逸。瑞々しい茶畑の緑、清涼感ある小川のせせらぎ、高く済んだ青空、素朴な町民。ああ田舎っていいなあ。こんな環境で子供を育てたいと思った。くだらなくて有害な民放のバラエティよりも、こういった良質のドラマをもっと子供に観せたいなあ。
 このドラマを観たのは言うまでもなく、小澤征悦に会いたかったからさ♪

 お茶農家の青年、哲也役のオザユキ。か、可愛い~シリアスな二枚目役だと大根な(かっこいいけど)オザユキですが、オハコである飄々と明るい田舎青年役だと、チャーミングで味がある。オザユキご本人は、生粋の坊ちゃまで都会育ちなのに。不思議ですよね。とぼけてるけど頼りになる哲也は、まさにオザユキのためにあるような役でした。

 オザユキ、ほんとルックスがイケすぎ。背が高くて(ひかりや生徒たちと一緒だと、ほとんどガリバー状態)ガッシリしてて精悍、健康的な豊頬と色黒さ、濃くてワイルドだけど野卑じゃなくて。田舎男なのに、どこか品の良さと垢抜けた感じが。ラフなTシャツも農作業のツナギ姿も、何かオサレ。嫁が来ない、と嘆息してた哲也ですが...あんなカッコよくて優しい青年が相手なら私、喜んで農家の嫁になって死ぬほど子作り作業したい♪

 ひかりの入浴シーンが何度もあって、またかよ~と思ったら、お!哲也も湯船に♪ひかりの乱入にビックラこく哲也。ちょこっとだけですが、腋毛&乳首見せサービスのオザユキでした。
 ひかり役は前田亜季。地味美人?彼女、傍聴マニアに殺人未遂の被告役で出てましたよね。浄瑠璃の会長の老人役は、またあんたか!な働き者爺さん津川雅彦。エビゾーの霧の旗にも出てたし、スペシャルドラマにはかなり高い確率で出てきますよねえ。嫁の朝丘雪路は最近見かけないけど、まさか南田洋子みたいなことになってるのでは?!と心配。
 
 ↑ホントいい男だね~滝クリとはまだ付き合ってんのかしらん?オザユキと池松壮亮は、ヘンな映画や民放ドラマには出ずに、もうNHK専属俳優になればいいのでは...
コメント
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