恐怖のベビーシッター事件!
いまだ謎だらけの事件ですが…本当に不可解で怖い悲劇ですよね。
よく知らないネット上で知り合った若い男に、幼い子ども二人を預けるという感覚が、私のような老人には理解不可能です。ペット以下な扱いに、憤りさえ覚えます。働くお母さんたちにとって、育児が困難な時代だとは申せ…もうちょっと何とかならなかったのでしょうか。
容疑者の男が、これまた奇怪すぎて怖いですよねえ。事件前にも亡くなった男の子にケガを負わせ、母親とトラブったとか。なのに、正体を偽ってまでして再び男の子を預かって、今度は死なせてしまった。子どもへの執着が、不気味すぎる。もし本当に彼が子どもを死なせてしまったのなら、その動機はいったい…子どもへの愛執が、暴力という歪んだ欲望に嵩じてしまう異常者なのでしょうか。もしそうなら、社会の弱みにつけこんだ卑劣で病的な犯罪者として、厳しく断罪されてほしい。それにつけても…子どもたちは本当に受難な時代に生きてるんだなあ、と暗澹となってしまいます。とにかく、真相解明が急がれます。大切な子どもたちが、安全に幸せに成長できる社会になってほしい、と祈らずにはいられません…
「ソフィー・マルソーの刑事物語」
犯罪グループを摘発したパリの刑事マンジャンは、捜査で取り調べたノリアという若い女に惹かれるようになるが…
80年代に「ラ・ブーム」で日本でもアイドルとなったソフィー・マルソーの主演作に、同じく人気アイドル女優だった薬師丸ひろ子の映画っぽい邦題をつけてビデオスルーとなった作品。モーリス・ピアラ監督特集映画祭では、オリジナルタイトルの「ポリス」で劇場公開されました。
薬師丸ひろ子のアイドル映画っぽくもないし、フランス映画が得意とするフィルムノワールでもないし、刑事と容疑者の禁断のラブストーリーでもないし、ぶっちゃけ何が描きたかったのかよく分からない内容でした。展開も緩慢で画面も暗く、かなりカッタルい映画です。アイドル、犯罪、禁断と、おいしい要素はそろってたので、もっと分かりやすく面白くできなかったのかな、と惜しい。
マンジャンの自由奔放すぎるオレ様マル暴刑事っぷりには、こんな刑事さんに捕まったら怖いな~イヤだな~とドン引きします。まあ、凶悪なヤーさんと対峙するには、ヤーさん以上の凶暴さって必要悪なんでしょうね。あんな刑事とはまあ、ぜったい関わらないだろう自分の平凡平穏な人生に安堵です。とにかくフランスの刑事さんも、なかなか荒っぽいことしてます。マスコミにバレたらヤバい系の捜査と取り調べです。
ノリアも、いまいち魅力の感じられないヒロインでした。謎めいたファムファタールって感じが全然なく、ただのフテくされた嘘つき小娘だったし。マンジャンと彼女が恋に落ちるのも唐突。恋というより、突発的な欲情って感じでした。署内でハアハアし合うケモノっぷりは笑えた。せめてトイレとかで隠れてヤれよ~。
マンジャン役は、ピアラ監督のほとんどの作品に主演してるジェラール・ドパルデュー。今まで見た中で、この映画のドパ氏がいちばんカッコよかったかも。もうじゅうぶんデブってるのですが、まだ張りがあってかろうじて逞しい感じ。迫力ある巨躯が、頼りがいのある男の魅力を放ってます。
ノリア役は、「ラ・ブーム」直後で人気の絶頂にあったソフィー・マルソー。脱アイドルを図ったのでしょうか?アンニュイでドライなムードは、いかにもフランス女って感じでしたが、さすがにまだ謎のファムファタール役には若すぎたのでは。ふっくら健康的な可愛さが勝って、男たちを翻弄するミステリアスな悪女には見えませんでしたし。髪形とファッションも、何だかおばさんっぽかった。ピアラ監督、ソフィーを魅力的に見せようという意図が全然なかったとしか思えません。ミスキャストで可哀想でしたが、でもやっぱ彼女、可愛いですね~。イザベル・アジャーニにも似てるし。イザベルを健康的に庶民的にした感じ?
少女娼婦役で、ピアラ監督の秘蔵っ子だったサンドリーヌ・ボネールも顔を出してます。チョイ役だけど、大胆すぎる全裸シーンあり。まったく必然性のない無駄脱ぎで、可哀想!よく引き受けたなあ。若かったから、監督の言いなりだったんだろうなあ。
いまだ謎だらけの事件ですが…本当に不可解で怖い悲劇ですよね。
よく知らないネット上で知り合った若い男に、幼い子ども二人を預けるという感覚が、私のような老人には理解不可能です。ペット以下な扱いに、憤りさえ覚えます。働くお母さんたちにとって、育児が困難な時代だとは申せ…もうちょっと何とかならなかったのでしょうか。
容疑者の男が、これまた奇怪すぎて怖いですよねえ。事件前にも亡くなった男の子にケガを負わせ、母親とトラブったとか。なのに、正体を偽ってまでして再び男の子を預かって、今度は死なせてしまった。子どもへの執着が、不気味すぎる。もし本当に彼が子どもを死なせてしまったのなら、その動機はいったい…子どもへの愛執が、暴力という歪んだ欲望に嵩じてしまう異常者なのでしょうか。もしそうなら、社会の弱みにつけこんだ卑劣で病的な犯罪者として、厳しく断罪されてほしい。それにつけても…子どもたちは本当に受難な時代に生きてるんだなあ、と暗澹となってしまいます。とにかく、真相解明が急がれます。大切な子どもたちが、安全に幸せに成長できる社会になってほしい、と祈らずにはいられません…
「ソフィー・マルソーの刑事物語」
犯罪グループを摘発したパリの刑事マンジャンは、捜査で取り調べたノリアという若い女に惹かれるようになるが…
80年代に「ラ・ブーム」で日本でもアイドルとなったソフィー・マルソーの主演作に、同じく人気アイドル女優だった薬師丸ひろ子の映画っぽい邦題をつけてビデオスルーとなった作品。モーリス・ピアラ監督特集映画祭では、オリジナルタイトルの「ポリス」で劇場公開されました。
薬師丸ひろ子のアイドル映画っぽくもないし、フランス映画が得意とするフィルムノワールでもないし、刑事と容疑者の禁断のラブストーリーでもないし、ぶっちゃけ何が描きたかったのかよく分からない内容でした。展開も緩慢で画面も暗く、かなりカッタルい映画です。アイドル、犯罪、禁断と、おいしい要素はそろってたので、もっと分かりやすく面白くできなかったのかな、と惜しい。
マンジャンの自由奔放すぎるオレ様マル暴刑事っぷりには、こんな刑事さんに捕まったら怖いな~イヤだな~とドン引きします。まあ、凶悪なヤーさんと対峙するには、ヤーさん以上の凶暴さって必要悪なんでしょうね。あんな刑事とはまあ、ぜったい関わらないだろう自分の平凡平穏な人生に安堵です。とにかくフランスの刑事さんも、なかなか荒っぽいことしてます。マスコミにバレたらヤバい系の捜査と取り調べです。
ノリアも、いまいち魅力の感じられないヒロインでした。謎めいたファムファタールって感じが全然なく、ただのフテくされた嘘つき小娘だったし。マンジャンと彼女が恋に落ちるのも唐突。恋というより、突発的な欲情って感じでした。署内でハアハアし合うケモノっぷりは笑えた。せめてトイレとかで隠れてヤれよ~。
マンジャン役は、ピアラ監督のほとんどの作品に主演してるジェラール・ドパルデュー。今まで見た中で、この映画のドパ氏がいちばんカッコよかったかも。もうじゅうぶんデブってるのですが、まだ張りがあってかろうじて逞しい感じ。迫力ある巨躯が、頼りがいのある男の魅力を放ってます。
ノリア役は、「ラ・ブーム」直後で人気の絶頂にあったソフィー・マルソー。脱アイドルを図ったのでしょうか?アンニュイでドライなムードは、いかにもフランス女って感じでしたが、さすがにまだ謎のファムファタール役には若すぎたのでは。ふっくら健康的な可愛さが勝って、男たちを翻弄するミステリアスな悪女には見えませんでしたし。髪形とファッションも、何だかおばさんっぽかった。ピアラ監督、ソフィーを魅力的に見せようという意図が全然なかったとしか思えません。ミスキャストで可哀想でしたが、でもやっぱ彼女、可愛いですね~。イザベル・アジャーニにも似てるし。イザベルを健康的に庶民的にした感じ?
少女娼婦役で、ピアラ監督の秘蔵っ子だったサンドリーヌ・ボネールも顔を出してます。チョイ役だけど、大胆すぎる全裸シーンあり。まったく必然性のない無駄脱ぎで、可哀想!よく引き受けたなあ。若かったから、監督の言いなりだったんだろうなあ。