アカデミー賞が発表されましたね
受賞したのは…
作品賞 「それでも夜は明ける」
監督賞 アルフォンソ・キュアロン
主演男優賞 マシュー・マコノヒー
主演女優賞 ケイト・ブランシェット
助演男優賞 ジャレッド・レト
助演女優賞 ルピタ・ニョンゴ
外国語映画賞 「追憶のローマ」
見事なまでに下馬評通りの結果になりましたね~。番狂わせがないと、何か安堵すると同時に拍子抜けもしますよね。

マコちゃん、おめでと!
あのボンゴなマッチョ色男マコが、まさかのオスカー男優に。役者生命どころか本物の生命すら賭けた「ダラス・バイヤーズクラブ」での渾身の演技、早くこの目にしたいものです。
レトちゃんもおめでと~
早くからただのイケメンではないとは思ってたけど、ついにやってくれましたね。インパクトのある演技も素晴らしいけど、たまには軽いラブコメとかもやってほしいなあ。
ブランシェットさんは、余裕で2度目の受賞。映画デビューでの受賞となったルピタ・ニョンゴが、すごく新鮮な存在。アルフォンソ・キュアロン監督といえば、ガエルの「天国の口、終わりの楽園。」。いつかガエルとまた組んで、彼にオスカーをもたらしてほしいです。
授賞式をライヴでご覧になられた方々が浦山Cです。今年も豪華なメンツだったようですね。レオ、ブラパ、ファスベンは、やっぱママ同伴だったのかしらん。出席者の中には、何しに来たの?な、わけのわからない人とかもいたみたいですね。授賞式のダイジェスト、早く観たいです。ナニハトモアレ、受賞者の皆さん、おめ


↑ジャレッド・レト、ジェニファー・ローレンス、メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー、ブラッドリー・クーパー、ケヴィン・スペイシー、ルピタ・ニョンゴの、超豪華&おバカ集合写真。ハリウッドの大スターの、ノリがよすぎるところが好き♪

「悪魔の陽の下に」
引き続きモーリス・ピアラ監督の作品。88年のカンヌ映画祭でパルムドールを受賞するも、授賞式の客席から大ブーイングが起こり、ピアラ監督が檀上から『俺のことが嫌いな奴は俺も嫌いだー!!』と野次り返したというエピソード付きの問題作です。
北フランスの田舎町。深い信仰心ゆえに苦悩する神父のドニサンは、悪魔から人の心を見透かせる力を与えられる。恋人を殺した少女ムシェットと出会い、彼女を救おうとするドニサンだったが…
うう~ん。難解な内容とは聞いてましたが、恐れてた以上のワケワカメさでした
まあ、私の頭が悪い、感性が低いせいなんだろうけど、キリスト教に縁もゆかりもないことも、意味不明と爆睡寸前の原因でありましょう。キリスト教の信者さんたちが観れば、衝撃的で感動的な作品なのでしょうか。
深淵で複雑な宗教をテーマにした映画を、理解も共感もできない自分に、何だかホっとしたり。解からないほうが、精神的に健全なのかもと思えたりするんです。それにしても…世界にはあまたの宗教がありますが、あまりにも敬虔すぎると返って救われないようにも、私みたいな無知な無神論者には見えてしまう。それにキリスト教って、赦すとか赦さないとか、冷たくて厳しすぎて怖い。だいたい、キリストさまからして、磔にされてるなんて怖すぎます。その点、お釈迦さまとか仏さまは、優しそうで柔らかくて親しみが持てます。
主人公のドニサン、まさに宗教き○がいの典型です。何であそこまで信仰に憑かれちゃうんだろう。文字通り自らの肉体にムチ打つドMすぎる姿は、もはや滑稽ですらある。常にブツブツわけのわからん独りごとを言ってるのも、かなり狂気的で病的。神さまよりも、精神科医が必要な感じ。

静かで淡々とした展開と雰囲気は、ハリウッド映画が好きな私などからしたら、ほんとカッタル~い、寝るな寝たら死ぬ!な雪山遭難的なキツさなのですが、哲学的オカルト映画、という特異なジャンルとして、珍味ともいえなくはない映画かも。悪魔も出てきますし、死人が黄泉がえりなんてことも起きますし。悪魔が、フツーのおっさんなのが、ちょっと残念。だってこの悪魔さん、ドニサンとチョメチョメ(死語?)するんだから。ドニサンがまたプロレスラーみたいなデカいモサい男なので、まったくBL的には絵にならず萎え~です。もしドニサンと悪魔が男前、イケメンだったら、さぞやオイシいシーンだっただろうに。
内容よりも、映像美が印象的でした。どこか陰鬱、だけど透明感ある青っぽい画面と、フランスの田舎の風景が美しかったです。ドニサンが彷徨う草原が、神秘的で夢幻的でした。中世そのままみたいな村も、趣あり。ずっと中世の話かと思ってたら、車が出てきて初めて現代と知り驚いたほどです。
ドニサン神父役は、ジェラール・ドパルデュー。現在は巨漢バケモノ爺なドパさんですが、この頃はまだガタイのいいレベル。つっても、かなりデブってはきてます。とにかくデカい!殺しても死にそうにない強靭な見た目なのに、繊細な役もハマってしまうところが、彼のスゴいところでしょうか。どんな役でも、何となくトボけた味わいあがるところが好きです。少年の死体を、ライオンキングみたいに高々と持ち上げるシーン、すげー怪力!と笑ってしまった。
ムシェット役は、「愛の記念に」でピアラ監督に見いだされたサンドリーヌ・ボネール。

貴族と医者との二股恋愛に悩んでる少女…って、またヤリマン娘の役かよ~。ニヒルだったシュザンヌと違って、ムシェットは男たちにネチネチと絡むなど、女のイヤらしさがあった。被害者顔して男に罪悪感を抱かせるような言動する女って、ほんと怖いわ。思いつめた自暴自棄女ほど、たちの悪いものはない。サンドリーヌ・ボネールは、その見た目も演技も粘着さが薄く、どちらかといえば精神の破綻した哀れな女の子っぽかったので、イヤらしいというよりイタましいムシェットになってました。「愛の記念に」に比べると、美人にもなってます。白いブラウスとコートが、少女らしく清楚で可愛かった。
そんなに面白いわけではないのに、なぜか観てしまう、観させる不思議な魅力のあるピアラ監督の作品。新作がもう観られないのが、かなり残念です。

受賞したのは…
作品賞 「それでも夜は明ける」
監督賞 アルフォンソ・キュアロン
主演男優賞 マシュー・マコノヒー
主演女優賞 ケイト・ブランシェット
助演男優賞 ジャレッド・レト
助演女優賞 ルピタ・ニョンゴ
外国語映画賞 「追憶のローマ」
見事なまでに下馬評通りの結果になりましたね~。番狂わせがないと、何か安堵すると同時に拍子抜けもしますよね。

マコちゃん、おめでと!


レトちゃんもおめでと~


ブランシェットさんは、余裕で2度目の受賞。映画デビューでの受賞となったルピタ・ニョンゴが、すごく新鮮な存在。アルフォンソ・キュアロン監督といえば、ガエルの「天国の口、終わりの楽園。」。いつかガエルとまた組んで、彼にオスカーをもたらしてほしいです。
授賞式をライヴでご覧になられた方々が浦山Cです。今年も豪華なメンツだったようですね。レオ、ブラパ、ファスベンは、やっぱママ同伴だったのかしらん。出席者の中には、何しに来たの?な、わけのわからない人とかもいたみたいですね。授賞式のダイジェスト、早く観たいです。ナニハトモアレ、受賞者の皆さん、おめ



↑ジャレッド・レト、ジェニファー・ローレンス、メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー、ブラッドリー・クーパー、ケヴィン・スペイシー、ルピタ・ニョンゴの、超豪華&おバカ集合写真。ハリウッドの大スターの、ノリがよすぎるところが好き♪


引き続きモーリス・ピアラ監督の作品。88年のカンヌ映画祭でパルムドールを受賞するも、授賞式の客席から大ブーイングが起こり、ピアラ監督が檀上から『俺のことが嫌いな奴は俺も嫌いだー!!』と野次り返したというエピソード付きの問題作です。
北フランスの田舎町。深い信仰心ゆえに苦悩する神父のドニサンは、悪魔から人の心を見透かせる力を与えられる。恋人を殺した少女ムシェットと出会い、彼女を救おうとするドニサンだったが…
うう~ん。難解な内容とは聞いてましたが、恐れてた以上のワケワカメさでした

深淵で複雑な宗教をテーマにした映画を、理解も共感もできない自分に、何だかホっとしたり。解からないほうが、精神的に健全なのかもと思えたりするんです。それにしても…世界にはあまたの宗教がありますが、あまりにも敬虔すぎると返って救われないようにも、私みたいな無知な無神論者には見えてしまう。それにキリスト教って、赦すとか赦さないとか、冷たくて厳しすぎて怖い。だいたい、キリストさまからして、磔にされてるなんて怖すぎます。その点、お釈迦さまとか仏さまは、優しそうで柔らかくて親しみが持てます。
主人公のドニサン、まさに宗教き○がいの典型です。何であそこまで信仰に憑かれちゃうんだろう。文字通り自らの肉体にムチ打つドMすぎる姿は、もはや滑稽ですらある。常にブツブツわけのわからん独りごとを言ってるのも、かなり狂気的で病的。神さまよりも、精神科医が必要な感じ。

静かで淡々とした展開と雰囲気は、ハリウッド映画が好きな私などからしたら、ほんとカッタル~い、寝るな寝たら死ぬ!な雪山遭難的なキツさなのですが、哲学的オカルト映画、という特異なジャンルとして、珍味ともいえなくはない映画かも。悪魔も出てきますし、死人が黄泉がえりなんてことも起きますし。悪魔が、フツーのおっさんなのが、ちょっと残念。だってこの悪魔さん、ドニサンとチョメチョメ(死語?)するんだから。ドニサンがまたプロレスラーみたいなデカいモサい男なので、まったくBL的には絵にならず萎え~です。もしドニサンと悪魔が男前、イケメンだったら、さぞやオイシいシーンだっただろうに。
内容よりも、映像美が印象的でした。どこか陰鬱、だけど透明感ある青っぽい画面と、フランスの田舎の風景が美しかったです。ドニサンが彷徨う草原が、神秘的で夢幻的でした。中世そのままみたいな村も、趣あり。ずっと中世の話かと思ってたら、車が出てきて初めて現代と知り驚いたほどです。
ドニサン神父役は、ジェラール・ドパルデュー。現在は巨漢バケモノ爺なドパさんですが、この頃はまだガタイのいいレベル。つっても、かなりデブってはきてます。とにかくデカい!殺しても死にそうにない強靭な見た目なのに、繊細な役もハマってしまうところが、彼のスゴいところでしょうか。どんな役でも、何となくトボけた味わいあがるところが好きです。少年の死体を、ライオンキングみたいに高々と持ち上げるシーン、すげー怪力!と笑ってしまった。
ムシェット役は、「愛の記念に」でピアラ監督に見いだされたサンドリーヌ・ボネール。

貴族と医者との二股恋愛に悩んでる少女…って、またヤリマン娘の役かよ~。ニヒルだったシュザンヌと違って、ムシェットは男たちにネチネチと絡むなど、女のイヤらしさがあった。被害者顔して男に罪悪感を抱かせるような言動する女って、ほんと怖いわ。思いつめた自暴自棄女ほど、たちの悪いものはない。サンドリーヌ・ボネールは、その見た目も演技も粘着さが薄く、どちらかといえば精神の破綻した哀れな女の子っぽかったので、イヤらしいというよりイタましいムシェットになってました。「愛の記念に」に比べると、美人にもなってます。白いブラウスとコートが、少女らしく清楚で可愛かった。
そんなに面白いわけではないのに、なぜか観てしまう、観させる不思議な魅力のあるピアラ監督の作品。新作がもう観られないのが、かなり残念です。