「そこのみにて光輝く」
採掘現場での事故で人を死なせてしまった達夫は、仕事を辞め自堕落な毎日を送っていた。そんな中、達夫はパチンコ屋で拓児という年下の男と知り合い仲良くなる。拓児の姉、千夏に達夫は心惹かれるが…
年とともに、私の集中力と忍耐力は著しく低下。レンタルしたDVDも、以前ならどんなにつまんなくても最後まで観てたけど、この頃はもうあかんと思ったら、躊躇なく容赦なく途中リタイアしてます。老い先短いのでお金より時間が惜しいんです。最近では、向井理とか岡田将生とか大好きなイケメン主演作でさえ、ぜんぶ観ずに返却することも。
で、この作品。高く評価されていたので、以前から気になってはいたものの、正直あまり期待はしてなかったのですが…想定外!最近観た邦画の中では、いちばん秀逸だったかも。私にしては珍しく、一気にラストまで観ることができました♪
主人公の達夫を筆頭に、出てくる連中がみんな、キャラも見た目も生活も、何もかもがドヨヨ~ンと淀んでます。もがいてあがいてどん底から這い上がろうとしない、できない人々の愚かさ悲哀がイタすぎて、ほとんど滑稽の域に達してるんですよ。笑いを狙ってるのかな?とさえ思うほどに。
みんな絶望にひたりすぎ、すべてをあきらめすぎ!まっとうに生きようよ!と、彼らを見てるとイラっとしたり呆れたりできるほど、世の中強い人ばかりじゃないんですよね。社会の厳しさ、冷酷さに抗えず、底辺でうごめくしかない、何をやってもうまくいかない、裏目に出てしまう、神様にも社会にも見放された人々だっているんですよね。
それにしても。無職で朝からパチンコ、アル中ニコ中の達夫、そのあまりにも自堕落で倦怠な生活がリアル。こんな若い男、いっぱいいるよな~。働くのもしんどいけど、日がな一日あんな暮らしをするのも、結構しんどそう。売春&不倫してる千夏の荒んだ毎日も、何だか自傷的すぎ。千夏の両親も救いようがなさすぎ。寝たきりなのに性欲だけは旺盛で、妻と娘に手コキさせてる老父が醜悪すぎます。なんで性欲処理なんかすんの!?介護の方法と環境の劣悪さにも気が滅入ります。それと、千夏と拓児の家!まさにあばら家。今どきあんな貧民窟みたいな家、ほんとにあるの?!あと、千夏が売春してるスナックとかの場末感もリアルでした。
達夫役は、今をときめく人気俳優、綾野剛。
ワタシ的にはイケメン認定が難しい顔ですが、見慣れてくると可愛く見えてくる不思議な味わいのある顔。退廃的でアンニュイな役と演技は、ちょっと70年代、80年代の俳優を彷彿とさせて良かったです。ボソボソ声もセクシーでした。最近の若手俳優にしては、ディープキスや乳もみ乳首吸いなど、濡れ場も頑張ってましたが、惜しいかな色気があまりないんですよね~。痩せてるのに、プヨプヨした生っ白い裸が残念。まあ、あんな生活してて肉体美なのも変ですか。荒んだ生活で、身なりもだらしなく小汚い、という設定だったと思うけど、よく見ると髪形も無精ひげも、何かおしゃれな感じ。ほったらかして、あーはならないでしょうし。みっともなくならない、カッコいい俺、は崩してない綾野くんでした。
千夏役の池脇千鶴も頑張ってました。もうすっかり熟女風になっててビツクリ。二の腕とか腹まわりなどムチムチ崩れた女体と、老けたロリ顔がリアルでエロかった。濡れ場では、当然のように堂々とおっぱい出してたのも好感。いい年してもったいぶって脱ぎ惜しんでた「紙の月」の宮沢りえよりも、はるかに女優魂を感じました。
脇役を演じた役者たちも、インパクトありました。拓児役の菅田将暉、顔はちょっと苦手な山田孝之似ですが、ハイテンションで無邪気なノータリン演技からは、バカの哀しみがよく伝わってきました。千夏の愛人役の高橋和也は、卑小で俗悪な役やらせたら天下一品ですね。時おり見せる狂気じみた目が怖い、けど、暴走しそうでしないセコさも、これまた高橋和也っぽくていいんですよね(笑)。ファックシーンでは、ケツ丸出し。ケツ出すべきだったのは、綾野くんのほうでしょ(笑)。まだまだ事務所的にNGなことが多そうなところが、フツーの人気タレントと差異のない綾野くんです。
↑綾野くんといえば、「S 最後の警官」劇場版が楽しみ♪
採掘現場での事故で人を死なせてしまった達夫は、仕事を辞め自堕落な毎日を送っていた。そんな中、達夫はパチンコ屋で拓児という年下の男と知り合い仲良くなる。拓児の姉、千夏に達夫は心惹かれるが…
年とともに、私の集中力と忍耐力は著しく低下。レンタルしたDVDも、以前ならどんなにつまんなくても最後まで観てたけど、この頃はもうあかんと思ったら、躊躇なく容赦なく途中リタイアしてます。老い先短いのでお金より時間が惜しいんです。最近では、向井理とか岡田将生とか大好きなイケメン主演作でさえ、ぜんぶ観ずに返却することも。
で、この作品。高く評価されていたので、以前から気になってはいたものの、正直あまり期待はしてなかったのですが…想定外!最近観た邦画の中では、いちばん秀逸だったかも。私にしては珍しく、一気にラストまで観ることができました♪
主人公の達夫を筆頭に、出てくる連中がみんな、キャラも見た目も生活も、何もかもがドヨヨ~ンと淀んでます。もがいてあがいてどん底から這い上がろうとしない、できない人々の愚かさ悲哀がイタすぎて、ほとんど滑稽の域に達してるんですよ。笑いを狙ってるのかな?とさえ思うほどに。
みんな絶望にひたりすぎ、すべてをあきらめすぎ!まっとうに生きようよ!と、彼らを見てるとイラっとしたり呆れたりできるほど、世の中強い人ばかりじゃないんですよね。社会の厳しさ、冷酷さに抗えず、底辺でうごめくしかない、何をやってもうまくいかない、裏目に出てしまう、神様にも社会にも見放された人々だっているんですよね。
それにしても。無職で朝からパチンコ、アル中ニコ中の達夫、そのあまりにも自堕落で倦怠な生活がリアル。こんな若い男、いっぱいいるよな~。働くのもしんどいけど、日がな一日あんな暮らしをするのも、結構しんどそう。売春&不倫してる千夏の荒んだ毎日も、何だか自傷的すぎ。千夏の両親も救いようがなさすぎ。寝たきりなのに性欲だけは旺盛で、妻と娘に手コキさせてる老父が醜悪すぎます。なんで性欲処理なんかすんの!?介護の方法と環境の劣悪さにも気が滅入ります。それと、千夏と拓児の家!まさにあばら家。今どきあんな貧民窟みたいな家、ほんとにあるの?!あと、千夏が売春してるスナックとかの場末感もリアルでした。
達夫役は、今をときめく人気俳優、綾野剛。
ワタシ的にはイケメン認定が難しい顔ですが、見慣れてくると可愛く見えてくる不思議な味わいのある顔。退廃的でアンニュイな役と演技は、ちょっと70年代、80年代の俳優を彷彿とさせて良かったです。ボソボソ声もセクシーでした。最近の若手俳優にしては、ディープキスや乳もみ乳首吸いなど、濡れ場も頑張ってましたが、惜しいかな色気があまりないんですよね~。痩せてるのに、プヨプヨした生っ白い裸が残念。まあ、あんな生活してて肉体美なのも変ですか。荒んだ生活で、身なりもだらしなく小汚い、という設定だったと思うけど、よく見ると髪形も無精ひげも、何かおしゃれな感じ。ほったらかして、あーはならないでしょうし。みっともなくならない、カッコいい俺、は崩してない綾野くんでした。
千夏役の池脇千鶴も頑張ってました。もうすっかり熟女風になっててビツクリ。二の腕とか腹まわりなどムチムチ崩れた女体と、老けたロリ顔がリアルでエロかった。濡れ場では、当然のように堂々とおっぱい出してたのも好感。いい年してもったいぶって脱ぎ惜しんでた「紙の月」の宮沢りえよりも、はるかに女優魂を感じました。
脇役を演じた役者たちも、インパクトありました。拓児役の菅田将暉、顔はちょっと苦手な山田孝之似ですが、ハイテンションで無邪気なノータリン演技からは、バカの哀しみがよく伝わってきました。千夏の愛人役の高橋和也は、卑小で俗悪な役やらせたら天下一品ですね。時おり見せる狂気じみた目が怖い、けど、暴走しそうでしないセコさも、これまた高橋和也っぽくていいんですよね(笑)。ファックシーンでは、ケツ丸出し。ケツ出すべきだったのは、綾野くんのほうでしょ(笑)。まだまだ事務所的にNGなことが多そうなところが、フツーの人気タレントと差異のない綾野くんです。
↑綾野くんといえば、「S 最後の警官」劇場版が楽しみ♪