My Favorite 80年代映画③
「読書する女」
読書好きのコンスタンスの愛読書「読書する女」には、朗読を仕事にしているマリーというヒロインが登場する。いつしかコンスタンスはマリーと同化し、個性的な客たちと刺激的な関わりを体験するように…
この映画を初めて観た時は、まだ何も知らないオコチャマな年頃だったので、面白さや魅力がイマイチ理解できなかったのですが、加齢を嘆くようになった今あらためて観ると、すごく小粋でユニークな映画だな~と思えました。
車椅子の少年、エキセントリックな老女、おしゃまな幼女、エッチがしたくてハアハアな中年社長、ムッツリスケベな老判事tec.ひと癖もふた癖もある客と、彼らを軽やかにしたたかに扱うマリーとの、翻弄したりされたりなやりとりが不思議テイストで愉快に描かれていて、フランス映画らしいエスプリに満ちた大人向けの喜劇に仕上がってます。
客の無茶ぶりやセクハラ、変な言動にも、サラリとフワリと応えたりかわしたりするマリーが素敵。マリーったら本を読むだけでなく、ちょっとした精神カウンセリングやエッチなサービスもしたりするんですよ。下半身不随の少年に、スカートめくってパンティ見せたり。ハアハア社長とはセックスもしたり。エッチなことをしつつ、ちゃんと朗読してるところが笑える。まさに知的なデリヘル嬢、みたいな仕事ぶり。
コンスタンス/マリー役のミュウミュウが、ほんとチャーミング!
ミュウミュウみたいな女性に、すごく憧れてる私。若い頃と変わらぬキュートな大胆さがトレビアン。この頃はもうすでに熟女なミュウミュウですが、少女のような瑞々しさ、愛らしさ!ブロンドのショートヘアが、これほど似合う女優はいません。可愛いけど、気色の悪いブリッコおばはんではなく、色香もベタベタしくなくて明るくて爽やか。シレっと大胆なことをするところが笑えます。ヘア丸出しのヌードにも、当たり前みたいになるところも彼女らしい。脱ぎ惜しみ女優や、ちょっと胸を見せたぐらいで女優魂示したつもり女優などと違い、あくまでナチュラル、気負ってない姿勢に好感。ミュウミュウのファッションも、おしゃれで目に楽しいです。
マリーが客の家へと移動する時に流れる軽妙なクラッシク音楽とか、趣あるパリの街並みなども、目に耳に楽しい佳作です。マリーが朗読する本の中では、老判事に読まされるサドのエロ小説が面白そうでした。
読書といえば、こないだやっと吉田修一の「怒り」を読み終えました。何年か前に世間を騒がせた、あの整形逃亡殺人犯、市橋達也の事件をモチーフにしてる小説なんですけど、かなりBLな内容は往年の吉田修一っぽくて、腐には美味しい作品でした映画化してほしいな~と思ってたら、何と!ほんまに映画化決定!誰があのゲイカップルやるんだろ。わし的には、向井理と池松壮亮が理想なんだけどな。二人にも合ってる役だと思うし♪
「読書する女」
読書好きのコンスタンスの愛読書「読書する女」には、朗読を仕事にしているマリーというヒロインが登場する。いつしかコンスタンスはマリーと同化し、個性的な客たちと刺激的な関わりを体験するように…
この映画を初めて観た時は、まだ何も知らないオコチャマな年頃だったので、面白さや魅力がイマイチ理解できなかったのですが、加齢を嘆くようになった今あらためて観ると、すごく小粋でユニークな映画だな~と思えました。
車椅子の少年、エキセントリックな老女、おしゃまな幼女、エッチがしたくてハアハアな中年社長、ムッツリスケベな老判事tec.ひと癖もふた癖もある客と、彼らを軽やかにしたたかに扱うマリーとの、翻弄したりされたりなやりとりが不思議テイストで愉快に描かれていて、フランス映画らしいエスプリに満ちた大人向けの喜劇に仕上がってます。
客の無茶ぶりやセクハラ、変な言動にも、サラリとフワリと応えたりかわしたりするマリーが素敵。マリーったら本を読むだけでなく、ちょっとした精神カウンセリングやエッチなサービスもしたりするんですよ。下半身不随の少年に、スカートめくってパンティ見せたり。ハアハア社長とはセックスもしたり。エッチなことをしつつ、ちゃんと朗読してるところが笑える。まさに知的なデリヘル嬢、みたいな仕事ぶり。
コンスタンス/マリー役のミュウミュウが、ほんとチャーミング!
ミュウミュウみたいな女性に、すごく憧れてる私。若い頃と変わらぬキュートな大胆さがトレビアン。この頃はもうすでに熟女なミュウミュウですが、少女のような瑞々しさ、愛らしさ!ブロンドのショートヘアが、これほど似合う女優はいません。可愛いけど、気色の悪いブリッコおばはんではなく、色香もベタベタしくなくて明るくて爽やか。シレっと大胆なことをするところが笑えます。ヘア丸出しのヌードにも、当たり前みたいになるところも彼女らしい。脱ぎ惜しみ女優や、ちょっと胸を見せたぐらいで女優魂示したつもり女優などと違い、あくまでナチュラル、気負ってない姿勢に好感。ミュウミュウのファッションも、おしゃれで目に楽しいです。
マリーが客の家へと移動する時に流れる軽妙なクラッシク音楽とか、趣あるパリの街並みなども、目に耳に楽しい佳作です。マリーが朗読する本の中では、老判事に読まされるサドのエロ小説が面白そうでした。
読書といえば、こないだやっと吉田修一の「怒り」を読み終えました。何年か前に世間を騒がせた、あの整形逃亡殺人犯、市橋達也の事件をモチーフにしてる小説なんですけど、かなりBLな内容は往年の吉田修一っぽくて、腐には美味しい作品でした映画化してほしいな~と思ってたら、何と!ほんまに映画化決定!誰があのゲイカップルやるんだろ。わし的には、向井理と池松壮亮が理想なんだけどな。二人にも合ってる役だと思うし♪