「5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生」
先天性の病気で視覚の95%を失った青年サリヤは、一流ホテルで働くという夢を諦めきれず、障害を隠しミュンヘンにある五つ星ホテルの見習いとなり、努力と機転で厳しい研修課題を乗り越えていくが…
網膜剥離の手術をしたばかりの私には、他人事とは思えぬお話でした。こんなにも長く生きてきて、今さら目が見えなくなってしまったら、もう生きる気力を失ってしまうでしょう。サリヤみたいに、若くて美しくて有能なら、まだ頑張ろうという闘志も抱けるでしょうけど、私みたいな何の取り柄もない老いぼれだと、絶望しか残されないでしょう。この年で暗闇の中で生きねばならぬのは、ある意味ガンで余命3か月宣告されるよりも怖いです。
障害を理由に諦めたりせず、夢をかなえようとひたむきに奮闘するサリヤは、立派としか言いようがありません。健常者と同じ、いや、健常者以上の働きをするための血のにじむ努力は、まさに超人的でした。私なんか目が見えても、皿洗いさえまともにできないでしょうし。でも、かなり無茶しよんな~と思わずにもいられませんでした。障害を隠して就職とか、あかんやろ~。障害者差別に阻まれて仕方なくとはいえ、自分や他人の命に関わるような大変なこと起きたらどうすんの。起きたらそれがまた差別偏見につながってしまうのに。サリヤの必死な頑張りは、けなげというよりかなり自分さえよければ的な感じもしました。まあ、あんなにイケメンで優秀なんだから、自信もプライドも人一倍なのは当然。現実に納得も妥協もせず、独りよがりに“目が見えなくても誰よりも有能な俺”を確認しようとしてるかのようなサリヤの奮闘は、日本の24時間テレビのお涙ちょうだい障がい者、難病ドラマなんかより、応援したいという好感を抱けました。
もし目が見えてたら、数年でホテルの支配人になれそうな有能さと同じぐらい、サリヤ運の良さも驚異的でした。特に人間関係。家族を捨てる父親以外は、サリヤを傷つけたり憐れんだりする者は出てこず、寄ってたかって善い人オンリー。サリヤをイビる教官だって、実は厳しいだけで悪い人じゃなかったし。いい人のオンパレードの中、特に親友マックスが天使でした。マックスと出会えてなければ、サリヤのサクセスはありえなかったし。障害を負っても、サリヤみたいにみんなから愛され助けてもらえるとはかぎらないですし、そういう面ではかなり非現実的な設定でした。厳しい研修や特訓シーンは、「愛と青春の旅立ち」や「スチュワーデス物語」っぽかったです。何でもテキパキと臨機応変にこなさねばならないホテルマンも、本当に大変な仕事!
サリヤ役のコスティア・ウルマンが、めっちゃカッコカワイいかった~
ちょっとガエル・ガルシア・ベルナルに似てる?小柄でがっちりした体格もGGBと共通してます。ドイツとインドのハーフである彼、ほどよく濃ゆい甘口インドカレー風味なイケメンです。頭が良いけどそれをひけらかさない、真面目でシャイで優しそうなところもGGBに似てます。イケメンで、しかも演技とは思えぬいい子オーラは、みんなから愛され守られるのも理解できる説得力が。色気も抜群で、エキゾティックな浅黒い肌がセクシー。ちょっとだけ脱ぐシーンがありましたが、いいカラダしてました。いい男の条件って、やっぱ色気ですよね~。いくら顔やスタイルが良くても、毒にも薬にもならん無味無臭なイケメンばかりな最近なので、コスティアみたいなエロさを備えた俳優は貴重です。
金持ちのぼんくらボンボンで、すごいテキトーでチャラいけど、友だち思いで頼りになる、最高にいい奴で理想の親友なマックスを好演したヤコブ・マッチェンツは、ちょっとトーマス・クレッチマン+ベネディクト・カンバーバッチ÷2、みたいな風貌?ちっちゃいコスティアと長身な彼との凸凹コンビが微笑ましかったです。仲の良さにBLっぽさがなかったのが、ちょっと残念でした。女性客とヤリまくってたマックスですが、一流ホテルではああいうサービスもあるの?(笑)サリヤと恋に落ちるシングルマザー役のアンナ・マリア・ミューエは、ダニエル・ブリュール主演の「青い棘」のヒロインでしたね。すっかりおばさんになってて、コスティアがかなり年下に見えた。実際にはコスティアのほうが一歳上と知りビツクリ。女のほうが老けて見えますね。
それにしても…この映画しかり、西日本豪雨しかり、普段は当たり前のように思ってるものの大切さを、あらためて痛感させられてます。粗末にしたり軽んじたりしてはいけないと思い知りました。
↑注目のドイツイケメン、コスティア・ウルマン。ヨーロッパとアジアの血が混じると、エキゾティックな美貌が生じることが多いそうですが、イザベル・アジャーニとこのコスティアが、その最高の典型ではないでしょうか。コスティアの作品、もっと観たいです(^^♪
先天性の病気で視覚の95%を失った青年サリヤは、一流ホテルで働くという夢を諦めきれず、障害を隠しミュンヘンにある五つ星ホテルの見習いとなり、努力と機転で厳しい研修課題を乗り越えていくが…
網膜剥離の手術をしたばかりの私には、他人事とは思えぬお話でした。こんなにも長く生きてきて、今さら目が見えなくなってしまったら、もう生きる気力を失ってしまうでしょう。サリヤみたいに、若くて美しくて有能なら、まだ頑張ろうという闘志も抱けるでしょうけど、私みたいな何の取り柄もない老いぼれだと、絶望しか残されないでしょう。この年で暗闇の中で生きねばならぬのは、ある意味ガンで余命3か月宣告されるよりも怖いです。
障害を理由に諦めたりせず、夢をかなえようとひたむきに奮闘するサリヤは、立派としか言いようがありません。健常者と同じ、いや、健常者以上の働きをするための血のにじむ努力は、まさに超人的でした。私なんか目が見えても、皿洗いさえまともにできないでしょうし。でも、かなり無茶しよんな~と思わずにもいられませんでした。障害を隠して就職とか、あかんやろ~。障害者差別に阻まれて仕方なくとはいえ、自分や他人の命に関わるような大変なこと起きたらどうすんの。起きたらそれがまた差別偏見につながってしまうのに。サリヤの必死な頑張りは、けなげというよりかなり自分さえよければ的な感じもしました。まあ、あんなにイケメンで優秀なんだから、自信もプライドも人一倍なのは当然。現実に納得も妥協もせず、独りよがりに“目が見えなくても誰よりも有能な俺”を確認しようとしてるかのようなサリヤの奮闘は、日本の24時間テレビのお涙ちょうだい障がい者、難病ドラマなんかより、応援したいという好感を抱けました。
もし目が見えてたら、数年でホテルの支配人になれそうな有能さと同じぐらい、サリヤ運の良さも驚異的でした。特に人間関係。家族を捨てる父親以外は、サリヤを傷つけたり憐れんだりする者は出てこず、寄ってたかって善い人オンリー。サリヤをイビる教官だって、実は厳しいだけで悪い人じゃなかったし。いい人のオンパレードの中、特に親友マックスが天使でした。マックスと出会えてなければ、サリヤのサクセスはありえなかったし。障害を負っても、サリヤみたいにみんなから愛され助けてもらえるとはかぎらないですし、そういう面ではかなり非現実的な設定でした。厳しい研修や特訓シーンは、「愛と青春の旅立ち」や「スチュワーデス物語」っぽかったです。何でもテキパキと臨機応変にこなさねばならないホテルマンも、本当に大変な仕事!
サリヤ役のコスティア・ウルマンが、めっちゃカッコカワイいかった~
ちょっとガエル・ガルシア・ベルナルに似てる?小柄でがっちりした体格もGGBと共通してます。ドイツとインドのハーフである彼、ほどよく濃ゆい甘口インドカレー風味なイケメンです。頭が良いけどそれをひけらかさない、真面目でシャイで優しそうなところもGGBに似てます。イケメンで、しかも演技とは思えぬいい子オーラは、みんなから愛され守られるのも理解できる説得力が。色気も抜群で、エキゾティックな浅黒い肌がセクシー。ちょっとだけ脱ぐシーンがありましたが、いいカラダしてました。いい男の条件って、やっぱ色気ですよね~。いくら顔やスタイルが良くても、毒にも薬にもならん無味無臭なイケメンばかりな最近なので、コスティアみたいなエロさを備えた俳優は貴重です。
金持ちのぼんくらボンボンで、すごいテキトーでチャラいけど、友だち思いで頼りになる、最高にいい奴で理想の親友なマックスを好演したヤコブ・マッチェンツは、ちょっとトーマス・クレッチマン+ベネディクト・カンバーバッチ÷2、みたいな風貌?ちっちゃいコスティアと長身な彼との凸凹コンビが微笑ましかったです。仲の良さにBLっぽさがなかったのが、ちょっと残念でした。女性客とヤリまくってたマックスですが、一流ホテルではああいうサービスもあるの?(笑)サリヤと恋に落ちるシングルマザー役のアンナ・マリア・ミューエは、ダニエル・ブリュール主演の「青い棘」のヒロインでしたね。すっかりおばさんになってて、コスティアがかなり年下に見えた。実際にはコスティアのほうが一歳上と知りビツクリ。女のほうが老けて見えますね。
それにしても…この映画しかり、西日本豪雨しかり、普段は当たり前のように思ってるものの大切さを、あらためて痛感させられてます。粗末にしたり軽んじたりしてはいけないと思い知りました。
↑注目のドイツイケメン、コスティア・ウルマン。ヨーロッパとアジアの血が混じると、エキゾティックな美貌が生じることが多いそうですが、イザベル・アジャーニとこのコスティアが、その最高の典型ではないでしょうか。コスティアの作品、もっと観たいです(^^♪