「マーシャル 法廷を変えた男」
1940年のアメリカ。黒人弁護士のマーシャルは、全米黒人地位向上協会のメンバーとして、裁判で不当な扱いを受けている黒人を救う活動をのため、各地を忙しく飛び回っていた。そんな中、裕福な白人の人妻をレイプしたとされる罪で、黒人の使用人スペルが裁判かけられることになり、マーシャルは弁護を引き受けるが…
アメリカ初の黒人最高裁判所判事となったサーグッド・マーシャルの、若き日の活躍を描いた実話の映画化。
「ブラックパンサー」で一躍、私が今いちばん好きな黒人スターとなったチャドウィック・ボーズマン主演作。ブラパン以外のチャドウィックは初。陛下なチャドウィック同様、弁護士な彼もカッコよかったです正義感あふれる男気キャラを、聖人的な善い人っぽさではなく、自信満々な俺様っぽさで演じていて、それが男らしく頼もしくて素敵でした。私もマーシャルみたいな、相手に忖度や追従、妥協する必要なんかない実力や魅力がほしいわ~。俺様なマーシャルなんだけど、ブラパン同様、チャドウィックの顔って何となく愁いがあって悲しげなので、エラソーな傲慢さは皆無。美男でも性格が悪そうな俳優が演じてたら、かなりカチンとくる男にマーシャルはなってたかも。
男らしいけど童顔で、40過ぎには見えない若々しさのチャドウィック。セレブな弁護士ではなく、貧乏な黒人のためにほとんど手弁当で活動してる庶民派弁護士役なんだけど、40年代のスーツを身にまとったチャドウィックは、まるでグラビアから抜け出してきたモデルのようなスタイリッシュさ。あまりにもオサレで、ちょっと違和感を覚えました。ブラパンのイメージが強いせいもあって、犯しがたい颯爽とした威や品があるところも、わらわらいる黒人俳優と一線を画しています。一緒に観たmy老母は、エディ・マーフィーの息子?とか言ってました。ええ~?!似てるかな?
チャドウィックasマーシャルはカッコよかったけど、肝心の映画そのものは何だかTVドラマみたいでした。ジジババでも楽しめる2時間ドラマ的な観やすさ、でも何の刺激も衝撃もない内容で物足りなかった。マーシャルが主役なのに、法廷で発言を禁じられた彼の代わりに弁護するユダヤ人弁護士フリードマンのほうが、出番も見せ場も多かったような。フリードマン役の俳優も誰?な人だったし。史実ドラマだから仕方がないけど、どうせならフリードマンもイケメン俳優に演じてほしかったです。
マーシャルと法廷対決する冷徹な検事役は、何と!ダン・スティーヴンス!
「ダウントンアビー」にハマってたくせに、「美女と野獣」も数回観たとか言ってたのに、最後まで検事がダンだと気づかなかったmy老母。教えてあげたら、ええー!とビツクリしてました。確かに、ふっくらと優美なダウントンのダンとは別人のような、シャープで酷薄そうなダンでした。マーシャルをガン無視したり、汚いものでも見るような目をしたり、バリバリの黒人差別主義者を冷たく刺々しく好演してました。ダンが嫌いになりそうなほどのイヤ~な役でしたが、役者としてはそれでOK、大成功なんですよね。いつも同じなんて、役者としては失格だもん。その他のキャストには、レイプ被害を訴えた人妻役にケイト・ハドソン(老けたな~。すっかりおばさんになった)、ブラパンでもチャドウィックと共演してたスターリング・K・ブラウンがスペル役でした。
それにしても。アメリカの人種差別は、ほんと卑劣で凶暴ですよね~。マーシャルやスペル、ユダヤ人のフリードマンに精神的肉体的暴力をふるう白人たち、あんたらのほうがよっぽど薄汚くて低能に見えるけど?な、わかりやすいバカ白人にはもう嗤ってしまった。でも、こんな下劣で頭カラッポな人たちに支持されているのが、今のアメリカ大統領という事実は嗤えません。昔ほど露骨ではないとはいえ、アメリカ社会を蝕んでる差別偏見って基本的には何も変わってないんだろうな~。
↑ 陛下との再会が楽しみ(^^♪
1940年のアメリカ。黒人弁護士のマーシャルは、全米黒人地位向上協会のメンバーとして、裁判で不当な扱いを受けている黒人を救う活動をのため、各地を忙しく飛び回っていた。そんな中、裕福な白人の人妻をレイプしたとされる罪で、黒人の使用人スペルが裁判かけられることになり、マーシャルは弁護を引き受けるが…
アメリカ初の黒人最高裁判所判事となったサーグッド・マーシャルの、若き日の活躍を描いた実話の映画化。
「ブラックパンサー」で一躍、私が今いちばん好きな黒人スターとなったチャドウィック・ボーズマン主演作。ブラパン以外のチャドウィックは初。陛下なチャドウィック同様、弁護士な彼もカッコよかったです正義感あふれる男気キャラを、聖人的な善い人っぽさではなく、自信満々な俺様っぽさで演じていて、それが男らしく頼もしくて素敵でした。私もマーシャルみたいな、相手に忖度や追従、妥協する必要なんかない実力や魅力がほしいわ~。俺様なマーシャルなんだけど、ブラパン同様、チャドウィックの顔って何となく愁いがあって悲しげなので、エラソーな傲慢さは皆無。美男でも性格が悪そうな俳優が演じてたら、かなりカチンとくる男にマーシャルはなってたかも。
男らしいけど童顔で、40過ぎには見えない若々しさのチャドウィック。セレブな弁護士ではなく、貧乏な黒人のためにほとんど手弁当で活動してる庶民派弁護士役なんだけど、40年代のスーツを身にまとったチャドウィックは、まるでグラビアから抜け出してきたモデルのようなスタイリッシュさ。あまりにもオサレで、ちょっと違和感を覚えました。ブラパンのイメージが強いせいもあって、犯しがたい颯爽とした威や品があるところも、わらわらいる黒人俳優と一線を画しています。一緒に観たmy老母は、エディ・マーフィーの息子?とか言ってました。ええ~?!似てるかな?
チャドウィックasマーシャルはカッコよかったけど、肝心の映画そのものは何だかTVドラマみたいでした。ジジババでも楽しめる2時間ドラマ的な観やすさ、でも何の刺激も衝撃もない内容で物足りなかった。マーシャルが主役なのに、法廷で発言を禁じられた彼の代わりに弁護するユダヤ人弁護士フリードマンのほうが、出番も見せ場も多かったような。フリードマン役の俳優も誰?な人だったし。史実ドラマだから仕方がないけど、どうせならフリードマンもイケメン俳優に演じてほしかったです。
マーシャルと法廷対決する冷徹な検事役は、何と!ダン・スティーヴンス!
「ダウントンアビー」にハマってたくせに、「美女と野獣」も数回観たとか言ってたのに、最後まで検事がダンだと気づかなかったmy老母。教えてあげたら、ええー!とビツクリしてました。確かに、ふっくらと優美なダウントンのダンとは別人のような、シャープで酷薄そうなダンでした。マーシャルをガン無視したり、汚いものでも見るような目をしたり、バリバリの黒人差別主義者を冷たく刺々しく好演してました。ダンが嫌いになりそうなほどのイヤ~な役でしたが、役者としてはそれでOK、大成功なんですよね。いつも同じなんて、役者としては失格だもん。その他のキャストには、レイプ被害を訴えた人妻役にケイト・ハドソン(老けたな~。すっかりおばさんになった)、ブラパンでもチャドウィックと共演してたスターリング・K・ブラウンがスペル役でした。
それにしても。アメリカの人種差別は、ほんと卑劣で凶暴ですよね~。マーシャルやスペル、ユダヤ人のフリードマンに精神的肉体的暴力をふるう白人たち、あんたらのほうがよっぽど薄汚くて低能に見えるけど?な、わかりやすいバカ白人にはもう嗤ってしまった。でも、こんな下劣で頭カラッポな人たちに支持されているのが、今のアメリカ大統領という事実は嗤えません。昔ほど露骨ではないとはいえ、アメリカ社会を蝕んでる差別偏見って基本的には何も変わってないんだろうな~。
↑ 陛下との再会が楽しみ(^^♪