お松のフランス映画祭②
「ザ・ダンサー」
19世紀末。ニューヨークで女優を目指していたマリー・ルイーズは、斬新な舞踊で注目された後、パリに移りロイ・フラーと名を変えて大成功を収める。ダンスに没頭するロイの前に、イサドラという才能ある若いダンサーが現れるが…
恥かしながら、この映画を観るまでロイ・フラーのことは存じ上げなかった私。有名な舞踏家なのですね。私は盆踊りさえまともに踊れないので、ダンサーってスゴいわ~とバレリーナや三浦大知がとかが踊ってるのを見るたびに驚嘆します。
ジュディ・オングみたいな衣装と、照明を駆使したロイのダンスは、斬新で面白かったです。それにしても。ロイのダンスに邁進する体育会系ド根性っぷりときたら。心身ともに満身創痍になっても踊り続ける執念は、ほとんどホラーでした。あんな命を削る情熱、怖いけど羨ましいです。才能や情熱であふれてる人って、ロイも含めだいたい人生は不幸だけど、平々凡々と無傷、誰にとっても無害な、ただ生きてるだけの私などからしたら、輝かしいまでに幸せな人々に思えます。死んでもいいと思える何かのためにボロボロになってみたい、良くも悪くも誰かに影響を与えられる人になってみたい、けど、輝くための代償、苦悩や苦痛はあまりにも大きすぎて、私はやっぱ無理!凡人でええわ!とも、ロイを見ていて思いました
エグザイルとかも、チャラチャラしてるけど影では努力してるんだろうな~と、ちょっと彼らを見る目が変わりそうになりました。でも、彼らと違ってお金や名声とかには興味がなく、ひたすらダンスに希求するロイの姿は、情熱的というより神経症でかなり病的でした。人間関係でも恋愛でも、相手の都合や思いを忖度できない不器用すぎる重度のコミュ障なロイって、ちょっとアスペルガーの症候が見受けられました。悪気はないけど常に自己中心的で、他人への配慮や思いやりに欠けてる、それが天才?世の中の天才と呼ばれてる人って、確かにそんな感じの人が多いですよね。
ロイ・フラーを熱演したのは、フランスの人気歌手であるソーコ。力強くも精神不安定な演技は、なかなかの女優魂。男顔ですよね~。中身はほとんど男なロイには、美しい女優よりも似つかわしいです。私がこの映画を観たのは、ロイの夫となるフランス貴族ルイ役のギャスパー・ウリエル目当てです(^^♪ギャス男、めっちゃカッコよかった~
初登場シーンは後ろ姿だったのですが、もう後ろ姿だけでも周囲とは違うイケメンオーラ!ハリウッドのイケメンスターには無理な耽美で退廃的な役を、美しく哀しく演じてました。スカした男が多いフランス人にしては、優しそうで内気そうなところが好き。相変わらず瞳が美しいです。貴族の衣装も優雅に着こなしてました。コミュ障なロイにも我慢強く優しく接す姿が、けなげで素敵でした。娼婦へのロウソクプレイやク◯ニが、エロかったです。エレガントだけど、のしのしした歩き方とかガッチリした体格とか、ナヨナヨしい優男とは違う男らしさも、ギャス男の魅力です。
ロイを支えるマネージャー役を、ギャス男も出演してた「La princesse de Montpensier」や、ニコラ・デュヴォシェル主演の「Je ne suis pas un salaud」での好演も忘れがたいメラニー・ティアリーが好演。一見そっけないけど、ベタベタしくないクールな優しさがカッコよかったです。天才的な舞踊家として有名になる前のイサドラ・ダンカン役は、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの愛娘であるリリー・ローズ・デップ。初めて彼女が演技してるのを見ましたが、ジョニーの娘がもうこんなに大きくなったのか~と、月日の流れの速さをしみじみ感じました。ジョニーにもヴァネッサにも似てますね。二人のいいとこを、上手に受け継いでる可愛さです。華奢な肢体も、女子受けしそう。女優としては未知数ですが、英語とフランス語が堪能な語学力も活かして、国際女優として成長してほしいものです。
可愛い顔して、結構な食わせ者であるイサドラに振り回されるロイが可哀想でした。ロイとイサドラのレズ関係は、事実なのでしょうか。BLシーンは3度のメシより好きなのに、レズシーンは苦手な私は性差別主義者?デカタンムード漂うルイの屋敷や庭が、アメリカや韓国の成金豪邸とは違う、まさに貴族の世界でトレビアンでした。
↑ イザベル・ユペール共演の「エヴァ」が日本公開中のギャス男。今年のフランス映画祭で上映された新作「世界の果て」の一般公開も待ち遠しいです(^^♪
「ザ・ダンサー」
19世紀末。ニューヨークで女優を目指していたマリー・ルイーズは、斬新な舞踊で注目された後、パリに移りロイ・フラーと名を変えて大成功を収める。ダンスに没頭するロイの前に、イサドラという才能ある若いダンサーが現れるが…
恥かしながら、この映画を観るまでロイ・フラーのことは存じ上げなかった私。有名な舞踏家なのですね。私は盆踊りさえまともに踊れないので、ダンサーってスゴいわ~とバレリーナや三浦大知がとかが踊ってるのを見るたびに驚嘆します。
ジュディ・オングみたいな衣装と、照明を駆使したロイのダンスは、斬新で面白かったです。それにしても。ロイのダンスに邁進する体育会系ド根性っぷりときたら。心身ともに満身創痍になっても踊り続ける執念は、ほとんどホラーでした。あんな命を削る情熱、怖いけど羨ましいです。才能や情熱であふれてる人って、ロイも含めだいたい人生は不幸だけど、平々凡々と無傷、誰にとっても無害な、ただ生きてるだけの私などからしたら、輝かしいまでに幸せな人々に思えます。死んでもいいと思える何かのためにボロボロになってみたい、良くも悪くも誰かに影響を与えられる人になってみたい、けど、輝くための代償、苦悩や苦痛はあまりにも大きすぎて、私はやっぱ無理!凡人でええわ!とも、ロイを見ていて思いました
エグザイルとかも、チャラチャラしてるけど影では努力してるんだろうな~と、ちょっと彼らを見る目が変わりそうになりました。でも、彼らと違ってお金や名声とかには興味がなく、ひたすらダンスに希求するロイの姿は、情熱的というより神経症でかなり病的でした。人間関係でも恋愛でも、相手の都合や思いを忖度できない不器用すぎる重度のコミュ障なロイって、ちょっとアスペルガーの症候が見受けられました。悪気はないけど常に自己中心的で、他人への配慮や思いやりに欠けてる、それが天才?世の中の天才と呼ばれてる人って、確かにそんな感じの人が多いですよね。
ロイ・フラーを熱演したのは、フランスの人気歌手であるソーコ。力強くも精神不安定な演技は、なかなかの女優魂。男顔ですよね~。中身はほとんど男なロイには、美しい女優よりも似つかわしいです。私がこの映画を観たのは、ロイの夫となるフランス貴族ルイ役のギャスパー・ウリエル目当てです(^^♪ギャス男、めっちゃカッコよかった~
初登場シーンは後ろ姿だったのですが、もう後ろ姿だけでも周囲とは違うイケメンオーラ!ハリウッドのイケメンスターには無理な耽美で退廃的な役を、美しく哀しく演じてました。スカした男が多いフランス人にしては、優しそうで内気そうなところが好き。相変わらず瞳が美しいです。貴族の衣装も優雅に着こなしてました。コミュ障なロイにも我慢強く優しく接す姿が、けなげで素敵でした。娼婦へのロウソクプレイやク◯ニが、エロかったです。エレガントだけど、のしのしした歩き方とかガッチリした体格とか、ナヨナヨしい優男とは違う男らしさも、ギャス男の魅力です。
ロイを支えるマネージャー役を、ギャス男も出演してた「La princesse de Montpensier」や、ニコラ・デュヴォシェル主演の「Je ne suis pas un salaud」での好演も忘れがたいメラニー・ティアリーが好演。一見そっけないけど、ベタベタしくないクールな優しさがカッコよかったです。天才的な舞踊家として有名になる前のイサドラ・ダンカン役は、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの愛娘であるリリー・ローズ・デップ。初めて彼女が演技してるのを見ましたが、ジョニーの娘がもうこんなに大きくなったのか~と、月日の流れの速さをしみじみ感じました。ジョニーにもヴァネッサにも似てますね。二人のいいとこを、上手に受け継いでる可愛さです。華奢な肢体も、女子受けしそう。女優としては未知数ですが、英語とフランス語が堪能な語学力も活かして、国際女優として成長してほしいものです。
可愛い顔して、結構な食わせ者であるイサドラに振り回されるロイが可哀想でした。ロイとイサドラのレズ関係は、事実なのでしょうか。BLシーンは3度のメシより好きなのに、レズシーンは苦手な私は性差別主義者?デカタンムード漂うルイの屋敷や庭が、アメリカや韓国の成金豪邸とは違う、まさに貴族の世界でトレビアンでした。
↑ イザベル・ユペール共演の「エヴァ」が日本公開中のギャス男。今年のフランス映画祭で上映された新作「世界の果て」の一般公開も待ち遠しいです(^^♪