まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

イケメン証明!

2006-09-12 | 北米映画 00~07
 お茶やコーヒーも、冷たいものから熱いものへ。寝る時も、薄いブランケットから掛け布団へ。半袖から、長袖のシャツに。少しずつ、秋仕度。でも私の心は、季節外れな思春期まっさかりです♪体は季節にピッタリな思秋期かも...腰が痛い...

 「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」
 これって、女版「グッド・ウィル・ハンティング」?
 天才的な頭脳を持ちながら、心の問題のせいで、情緒不安定で無軌道な振る舞いをしてしまう主人公。周囲の人たちを困惑させ傷つけるのも、似た設定。
 グウィネス・パルトロー扮するヒロインが、ううう。ほんとヤな女なんです。ぜんぜん同情も共感もできない。ヒステリックでパラノイアな言動が、異常で怖い。お節介だけど親身なお姉さんを、バカにしたり口汚く罵ったり。誰がおめえみたいな変なイカレ女に、そこまで気を使ってくれるんだよ。お姉さん、そんな妹ほっといたら!と、心の底から思ってしまいました。
 GPのヒステリー&パラノイアっぷり、そしてゾンビのような風貌が、怖い。
 どよよ~んと澱んだ生気のない目は、まるで陸揚げされた魚のよう。病み上がりのような顔色の悪さ。鳥ガラのような貧相な身体。もうカサカサって感じで、潤いゼロ。普段は死人みたいなのに、他人につっかかる時は異常なハイテンション。アップになったGPの眉毛のない骸骨顔は、マジでドン引きもの。お嬢様とかお姫様よりも、こんな病んだ役のほうが真に迫ってるGPの熱演は、観る者を陰鬱な気分に陥れてくれます。
 グッド・ウィル・ハンティングも、超不快なキャラだったけど、演じてたのがマット大西だったので、まだ許せるものがあった。でもGPは...不快以上に、怖い&ヤバい。
 なので、ジェイク・ギレンホール扮する若い数学者が、GPに一目ぼれしたり、恋に落ちたりするのが、はなはだ不可解。彼女のどこに、女の魅力を感じたんだろう。数学者は常人とは感性が違うのだ、と強引に納得するしかない、みたいな。
 枯れ木のようなGPが相手なので、ジェイクの若さが余計際立ってる!ほんと艶のないシワシワ老婆顔のGPに比べ、ジェイクはオデコもホッペも首筋も、ピッチピチのツルリンコ!劇中、こんな二人のやりとりがあったんだけど...
ジェイク『きみは何歳だ?27だろう?』
GP『あなたは幾つよ』
ジェイク『26歳だ』
 ええ~!?どー見ても、GPのほうが10歳は年上。1つ違いは、かなり無理な設定なのでは。つっても実際は、そんなに年は離れてないはず。GPが老けて見えすぎ。
 でも、GPのファッションセンスは、素敵です。「抱擁」の彼女は、とてもシックで上品で、マネしたいと思った。今回はカジュアルだけど、帽子とかセーターが、おしゃれだった。
 ジェイク、相変わらず犬みたいで可愛い!でかいムッチムチなガタイの良さも、セクシイ!でもホント、あのGPとエッチできるなんて、ジェイクの演じた男の子って、勇気あるよなあ。驚嘆!ラブシーンは、ブロ山でのヒース・レジャーとのほうが、はるかに色っぽいジェイクです。
 GPの父親役は、レクター博士ことアンソニー・ホプキンス。
 いっとき、出演作選ばず!状態で、映画に出まくってたけど、最近は見なくなったような。
 あんまり頭が良すぎると、不幸になる。それを実証(プルーフ)するような、GP&レクター博士の役でした。九九もロクに言えない自分に、ちょっと安心。
 ラスト、未来に向かって前向きに生きようと決意するヒロインですが...ジェイクとの愛や数学の研究は頑張るけど、お姉さんはどーでもいいの!?あんなに蔑ろに扱って、姉妹関係は決裂間違いなしじゃん。天才って、やっぱ利己的で、常識とか情がない生き物ってこと?お姉さんとの仲も、前向きに修復しろよ!と、凡人の私は愚考いたします。
 
 
 
 
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L・O・V・EITA 瑛太に首ったけ

2006-09-11 | 日本映画
 Summer is gone...
 仕事帰りの夜道が、すっかり暗くなった今日この頃。ついこの間まで涼みに出てた人影も、ひそめてしまっています。
 見上げる夜空のお星様が、光を増して見えるのも、秋が来た証拠でしょうか。

 「サマータイムマシン・ブルース」
 最近myお気にのイケメン瑛太の、初主演映画。
   
 きゃー!瑛太、めちゃカッコカワイいやんけー!ちょっと眠そうな目とか、でかい福耳が可愛い!立派な鼻梁に、さぞやお道具も...と、あらぬ妄想♪ほっそりしてるけど、柳腰な色っぽい体してます(銭湯シーンで、ばっちり裸も披露♪)。
 瑛太って、ルックス的には、オニギリジョーと同系列なんだろうけど、オニギリみたいに作ってる!って感じは希薄で、無造作ナチュラルな、爽やかな清潔感のあるところに好感。優しそうで透明感があって、ちょっと頼りないムードが母性本能をくすぐるけど、同時に、掴めないミステリアスなところもあって。とにかく、瑛太みたいな男の子は、その辺をウロウロしてないことだけは確か。希少価値のある貴重な俳優と言っても過言ではないかも。ゆえに、TVドラマで瑛太が、変なジャニタレとかの脇役ばかりやってるのが、私には理解できない!いつか(たぶん、そう遠くない日に)、彼が正当に評価されて、大きな事務所ゴリ押しの、ワケのわからないタレントを凌ぐ人気者になることは必至でしょう!間違いない!
 で、瑛太のことばっか語ってますが、肝心の映画は...
 ううむ。面白かった、けどワタシ的には、ちょっと苦手系かも。
 猛暑の中、ダラダラしてるSF研究会所属の大学生たち。突如現れたタイムマシーンで、昨日と今日を行ったり来たりの大騒動!
 元は舞台だったと聞いて、納得。すごく舞台的です。でも、小道具の使い方や伏線の張り方が巧かったのは、映画的。舞台を過去と未来を往復して起こる複雑な矛盾とかも、えええ???な面白さ。くだらなさ100%な内容だけど、それに徹している潔さが、良かった。
 ただ...舞台的なので、演出や演技が、映画というよりコントみたい。ププっと笑える小ネタとかも多いし、俳優たちのオーバーな演技も、短いコントなら楽しめただろう。でも、延々とそれが続くと、かなり苦痛。ああ、しつこいなあ、もういいよ!と最後のほうでは、ほとんど鬱陶しかった。好きな人は好きなんだろうなあ、こーいうノリ。ファンが多いので、あまり大きな声では言えないけど...私、三谷コウキとか、クドカンとか、苦手なんです...
 瑛太は、ほっそりした猿みたいで、超可愛い!仲間役の俳優たちが、ブサイクなのばかりなので、まるでハキダメに鶴!トボけた役なんだけど、イケメンぶりは突出してました。
 仲間役の俳優たちは、何だか張り切りすぎというか、俺って演技うまいだろー!と各々が自己主張してるみたいな感じで、かなりウザい。いちばん演技が下手な瑛太が、いちばん自然で、返って目だってました。
 上野樹里って、最近主演映画が続々作られている、期待の女優とか?ううむ。フツーに可愛いけど、どこにそんなカリスマな魅力があるのか、全然分からない私、まだまだ見る目なし?ていうか、単に若い女優に興味がないだけ?
 今秋の瑛太。カメムシの大コケ駄ドラマ「サプリ」の次は、また月9に連投!
 超人気コミック「のだめカンタービレ」(私も大好き!だったが、10巻ぐらいからマンネリになって、どーでも良くなり、もう読んでない)のドラマ化。ヒロインのだめ役は、何と「サマータイムマシーン・ブルース」で共演した、上野樹里!瑛太は、のだめのマブダチでヴァイオリニストの峰くん役。おいしい役だけど、また脇役かよ。何で金玉木宏が主役の千秋役で、瑛太が脇役なの!瑛太が千秋役でもいいじゃん!ぷんぷん!また大コケしそうな予感だが、脇役なので責任は問われないから、安心♪頑張れ瑛太!来年こそ、キミが主役だ!
 
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未亡人

2006-09-08 | イギリス、アイルランド映画
 秋果てて 霧の籬にむすぼほれ あるかなきかにうつる朝顔

 朝晩、めっきり涼しくなりましたね。でも、今日は残暑がキツかった。
 庭の朝顔も、じきに色あせ朽ち果てるでしょう。
 今年も、熱い想いに灼かれることなく、夏は逝く...
 
 「キャル」
 アイルランドの宗教紛争を背景に描かれる、孤独な青年キャルと年上の未亡人の恋。
 アイルランドといえば、宗教対立とIRAのテロを抜きには語れません。
 宗教も政治も、無知無関心な私。こういう憎悪と暴力が激烈に横行してる国に、生まれなくてよかった、と思わずにいられません。
 これは80年代の話だけど(チャールズ皇太子&ダイアナ妃の幸せそうな写真があったり)、いま現在も、アイルランドの状況は変わってないみたいで、神様なんていない...と悲しくなります。アイルランドの田舎って、とても美しいみたいなので、行ってみたいんだけどなあ。
 一見、牧歌的で清らかな雰囲気の街だけど、武装した厳しいイギリス兵や、日常的に起こるテロ行為などが、不穏で物騒な重い影を落としていて、とてもじゃないけど、心穏やかに暮らせたものではない。みんな疲れて不幸そうだし。
 キャルと未亡人の恋は、淡々と優しく、やがて激しく。燃え上がった途端に、引き裂かれる恋が、悲しく切ない。アイルランドじゃなかったら、幸せになれたかもしれないのに。
 キャル役の俳優が、エイドリアン・ブロディにクリソツ!繊細でシャイなキャルのキャラが、ちょっと母性本能をくすぐる系で可愛いです。
 未亡人役のヘレン・ミレンは、この映画でカンヌ映画祭女優賞を獲得。
 TVシリーズの「第一容疑者」や、近年の「ゴスフォード・パーク」「カレンダー・ガールズ」など最近は、クールで哀愁ある渋い、貫禄ある英国の大女優って感じのミレンおばさまが、さすがに若い!内に鬱屈を抱える未亡人を、柔らかく演じていて、新鮮でした。でも、ボカシ入りの全裸シーン(ちょっと怖い)もあったりして、気合は入ってました。
 今年は、エミー賞主演女優賞を受賞したTV映画で、エリザベス1世↓
  
 ヴェネチア映画祭でも女優賞の大本命と下馬評の高い新作映画で、エリザベス2世!↓
 
 と、まさに女王さま女優なミレンおばさま。両作品とも、早く観たいなあ!
コメント (2)
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カウル ホンジャイムニダ

2006-09-06 | 韓国のドラマ
 待望の男皇子、ご誕生!
 おおかたの国民の予想と期待通り、秋篠宮妃紀子さまが、若宮さまをご出産されました。これは、秋篠宮さま以来、実に41年ぶりの慶事だとか。天皇皇后両陛下のお喜びも、いかばかりか。下賤の身で言うも畏れあれど、皇室の弥栄のため若宮さまには、健やかにご成長していただきたいものです。
 このところ、何かとバッシングめいた、冷たく悪意ある目にさらされている東宮妃が、今後いっそう卑しい下々の者の口の端にのぼるのも、おいたわしいことです。口さがなく、やんごとなき方々の御心うちを、あて推量するなど、世が世なら不敬罪で死刑です。
 ↑って、左翼思想の知人にメールしたら、案の定めちゃくちゃ反論してきました。その内容は、とてもここでは発表できない過激さで、公安に通報しようかと思いました。
 
 ちょっと古い、人気スター主演の韓国単発ドラマ2本立てを観ました。

 ①イ・ビョンホンの「セリが帰ってきた」
 複数の男たちと同時恋愛する奔放な女の子セリが、突然アメリカから帰国。彼女と付き合ってた男たちは、今の恋人の存在を隠すため、ドタバタ&オロオロと奔走...
 他愛もないラブコメ?あんまし笑えないけど。
 セリに魅力がないのが、最大の敗因。自分は何股かけてもいいけど、男はダメ!な、自分勝手で支離滅裂なキャラも、小粋なフランス女優ならサマになるんだろうけど。セリ役の女優が、野暮ったいし化粧が濃いし、男たちを右往左往させる小悪魔には、全然見えない。
 これ、いつのドラマ?韓国ドラマといえばの携帯電話濫用してるし、そんなに昔の作品じゃないはずだけど、ファッションとかノリが、80年代っぽいんだよなあ。
 で、お目当てのビョン。若い頃より、今のほうが好きかも。「Happy Together」と同じ頃なのかな?HTのテプンを、水商売風にした感じ。ぜんぜん美男じゃないけど、私はキレイな優男よりは、ビョンみたいなムチムチゴリラーマンのほうに、魅力を感じます。ちょっと軽薄な男を、コミカルに演じていて、可愛かったです。あの低い声が、男らしくて美しくて、やっぱ素敵だ!
 セリの彼氏の一人で作家の男(雨上がり決死隊の蛍原似?)、どっかで見たことあるなあと思ってたら、「セックス・イズ・ゼロ」でハ・ジウォンに恋する主人公役の俳優でした。

 ②チャ・テヒョンの「現金に手を出すな」
 テヒョンくん主演なので、コメディかと思い込んでいましたが、想定外の悲しい話でした。
 もちろん、見るからにお笑い芸人って感じのテヒョンくんなので、コミカルなシーンも多い。ていうか、テヒョンくんのアホ顔&しゃべり方が笑える。
 ヤクザから賭博の金を強奪して逃走する、テヒョンくん&その兄貴分のオヤヂ。二人に、スリの小娘も加わっての、ロードムービー風な内容。
 テヒョンくんも兄貴もスリ娘も、惨めで悲しい社会底辺で生きている者たち。どう足掻いても、そこから抜け出せない絶望感が、悲痛でした。
 ところで。何で韓国の女優って、あんなに化粧が不自然なまでに濃いの!?スリ娘は未成年なのに、メイクがケバすぎ。
 
 
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優しさが粉雪のように降る夜

2006-09-05 | 北米映画 00~07
 バイトの小娘たちに見せてもらった、某アイドル雑誌。
 “男の裸特集”
 E男すっぽんぽん研究家としては、良い資料になるかな?と思いきや...
 げえっ何じゃこりゃー!?どいつもこいつも、ガリガリでヘナヘナでナヨナヨな貧弱なジャリばっかじゃないか!おまえら、2丁目の売り専ボーイか!?(事実、元男娼疑惑のある人気俳優二人もいた)
 どこがセクシーなの。イタすぎる。私はYAOIだが、ショタコンではない。ガキは脱いじゃダメ!
 気持ち悪いモン見せんじゃねえよ!と不快になった私。むかし付き合ってた男が、水沢アキの熟女ヘアヌード写真集を持ってたことが、とても健全に思えたのでした。
 
 「ノエル 星降る夜の奇跡」
 残暑の中、クリスマス映画を観る季節感のなさ。そーいや「ラブ・アクチュアリー」も、クソ暑い真夏に独りで観たっけ...
 アルツハイマーの老母を抱えるオールドミスの編集者。結婚を目前に想いが揺れる若いカップル。少年時代に受けた虐待がトラウマになっている青年。それぞれが孤独と苦悩を抱えながら迎えたクリスマスに...
 と、クリスマス映画らしい心温まる系。内容じたいは、さほど目新しくはない。もっと苦しんでる人、孤独な人は、世の中ごまんといるし。
 クリスマスには奇跡が起きるって発想は、いかにもキリスト教的。仏教徒やイスラム教信者など異教徒には、no miracle?
 出演者の顔ぶれが、ユニークでチャーミングでした。
 編集者役のスーザン・サランドンは、重苦しくなりがちな中年女の孤独な境遇を、軽やかに演じていて好感。彼女の心を救う男の役で、某大物男優がノークレジット出演。カメオ出演にしては、わりと大きな役。悲しくてファンタジックな存在が、深い印象を残し、さすがです。
 若いカップル役には、ペネロペ・クルス&ポール・ウォーカー。
 
 カリフォルニアのサンシャイン王子ポールが、何と雪降る冬のニューヨークに!似合わねぇ~!でも、やっぱカッコカワイい!アクションなしな彼の演技が心配でしたが、恐れてたほど悪くなかったので安堵。でも彼の場合、演技はどーでもいいのさ。カッコ良さ、可愛さが損なわれていなければ、NO PROBLEM!
 警官の制服姿もチョベリグ!顔、小さっ!足、長っ!ほっそりした長身だけど、筋肉質なのがピッチリしたセーターやジーパンで分かる。スタイルいいなあ。
 ペネロペが、ちょっとでも他の男と仲良くしようものなら、大魔神のごとく激怒&ぷっつん!なジェラシー男ポール。そんな彼にウンザリするペネロペですが、私なら、あんなイケメンがヤキモチ焼いてくれたら、超嬉しいけどなあ。愛されてるって感じで。異常なDV野郎ならイヤだけど、ペネロペには暴力ふるわないし、言いがかりや因縁も子供っぽく、すぐ反省して謝るところも、邪気がなくて可愛いじゃん。でもまあ、ペネロペみたいな遊び慣れしてる女には、鬱陶しいだけなんだろうけど。
 ペネロペ、エキゾチックでエロい美人だけど、ポールとは似合わないなあ。ポールも西海岸で散々遊んでるんだろうけど、世界を股にかけたウルトラビッチ・ペネロペに比べたら、まだまだガキって感じ。そんな感じが、良い意味でも悪い意味でも、よく出てた。どう見ても、年上の女に骨抜きにされた青年(実際は、ポールのほうが一つ年上なんだけど)。
 クリスマスに独りぼっちでも、もう何とも思わない...なんて言うと、強がりに聞こえるでしょうか?今年も99%の確率で、I'll be alone at Christmas...
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ちょいワル刑事コリン

2006-09-04 | 北米映画 00~07
 週末に、仕事で急遽、大阪へ赴きました。
 用事をチャッチャと手際よく済ませると、帰りの新幹線出発時間まで、ちょっと時間が。大学時代の旧友に連絡するにも、京都へ寄ってみるにも、いきなりだし時間がないし、結局ひとりでブラブラすることに。
 京都で送った大学時代は、ほとんど大阪には足を向けなかった私。もっと遊びに来れば良かったなあ。
 ちょうど「マイアミ・バイス」の劇場招待券を持ってたので、イーマにある梅田ブルグで観ることに。
 映画を観て軽く食事を済ませたら、ちょうどいい時間に。私が関西に住んでいた時にはなかった店とか、いろいろあるみたいなので、今度はゆっくり再訪したいです。

 「マイアミ・バイス」
 80年代に大人気だったTVシリーズ「マイアミ・バイス」。私は未見だったので、このリメイク版の映画を、先入観なしに鑑賞することができました。
 面白かった!最初から、グイグイ引き込まれる!マイアミや南米の、妖しい熱気を帯びたサスペンスフル&スピーディな展開、そしてスタイリッシュな映像やアクションが、ダレることなく最後まで引っ張ってくれます。
 「ヒート」や「インサイダー」「コラテラル」など、おとこ映画の名手マイケル・マン監督らしい、男たちの熱い死闘に胸キュン&ワクワク♪マン監督お得意の、ビデオ撮影的な映像がリアル。日本のTV番組でもよくある、“潜入!警察24時間密着!”みたいな。
 主演の刑事コンビ、コリン・ファレル&ジェイミー・フォックスが、そろいもそろって、まさに雄♂!って感じ。
 ヤワな優男やジャリばかり、最近もてはやされているので、いかついコワモテでアダルティな野獣っぽい二人が、何だか新鮮で魅力的に見えました。
 一見、めちゃくちゃガラ悪!な二人だけど、中身は超真面目でストイック。命がけで危険な職務を遂行する姿は、まさに刑事の鑑。あんな、命が幾つあっても足りなさそうな仕事してちゃ、結婚も恋愛もできないよなあ。単に金が欲しいだけなら、薄給な警察より、ホントにマフィアの運び屋になったほうが、ガッポリ儲けられるだろうし、そうできる頭脳や豪胆さも備わってるのに、ミイラとりがミイラにならないのは、単に正義感が強いだけとは思えない。死と隣あわせな危険が快感なのでは?
 てっきり、あぶない刑事みたいな、丁々発止なヤリトリの、軽~い内容かと思ってたので、シリアスでヘヴィな激闘にビツクリ。コリンもジェイミーも、ほとんど笑顔を見せません。チャラチャラしたところなど皆無な硬派さが、so cool!
 キャストクレジットは、やっぱオスカー俳優のジェイミーが上ですが、役的には、コリンのほうが美味しい。
 コリン、前は猿みたいだったけど、この映画ではゴリラ化してます。コリ吉じゃなくて、ゴリ蔵って感じ。コリンって私生活では、おバカなヤンチャ坊主ってイメージですが、映画では真面目で純粋な熱血漢って役が多いし、似合ってる。今回も、一途なキャラ&つぶらな瞳が可愛い。ムッチムチなガタイも、セクシイ!
 コリンと恋に落ちるマフィアの女の役が、コン・リーという意表を突いたキャスティングに、唸らされます。ラテンの美人女優だと、ありきたりで面白くなかったでしょう。マン監督は、以前からコン・リーの大ファンだったとか。アジア随一の大女優コン・リーが、さすがの貫禄&色香で、コリンを圧倒!
 ワル&大人ぶってるコリンだけど、コン・リーの前では、可愛い若造って感じ。チンピラな格好のコリンと、タイトなスーツ姿の時のコン・リーは、まるで不良生徒と女教師みたいです。普段は冷たい無表情だけど、コリンには笑顔を見せるコン・リー。まさに、年下の男にメロリンキューなツンデレ女!ああ~私も、コリンとランバダ踊りたい~!
 コン・リーやチャン・ツイイーって、女らしい外見とは裏腹の、性格と芯がキツ~い感じが魅惑的で強烈です。日本の女優は、薄くて弱い。だから、ハリウッドからお呼びがかからないのかな?
 
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