まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

ケダモノどもに制裁を

2015-06-07 | 北米映画 08~14
 今日のカープはかーちかーちかっち勝ち♪
 楽天との第3戦、なんとかかんとかで勝利応援してるほうもドっと疲れてしまうゲームばかりです。
 勝利投手となった福井優也の成長が、著しくて頼もしいですね!

 ふっくん、勝ちは黒田と並ぶチームトップ!マエケンや大瀬良くんより上ですよ。心なしか、顔つきもキリっと男らしくなってきてるようなヒーローインタビューでは、『優勝(苦笑)目指して頑張ります』優勝のところで苦笑いしてたところが、ふっくんらしかった。優勝なんて、もう誰も期待してませんAクラスでさえ危うい。屈辱すぎるドベだけは何とか回避してほしいです。

 ↑フテ顔が多いけど、笑うと可愛いふっくん。頑張れ

「誘拐の掟」
 元警官の探偵マット・スカダーは、麻薬売人のケニーから彼の妻を誘拐し惨殺した犯人を見つけるよう依頼を受ける。事件を丹念に調べるうちに、スタガーは連続猟奇殺人鬼へとたどりつくが…
 「96時間」シリーズなどで、かつての地味な演技派俳優から今や映画界最強おやぢスターとなったリーアム・ニーソンの新作。この作品でも、老いてますます盛んな大暴れをしてるのかなと思いきや。意外なほどに地味に地道に探偵してました。ちょっと肩透かしを食らいましたが、特殊能力とか身分、ネットや携帯など現代的なツールや、ありえない武器や兵器などに頼らない、おのれの腕っ節と才覚のみで戦うリアルな勇姿がカッコよかったです。大勢の仲間や協力者もいない一匹狼だけど、ヘンに孤高を気取らず、静かに人情深いところも素敵でした。若い男にはない、苦い重い人生を歩んできた熟年男にしかないペーソスも味わい深かったです。

 枯れて疲れた風情だけど、実はウルトラ強い、というのがリーアムおじさんの魅力です。うちの父ちゃんもこんなんだったらな~と思わせる、理想の親父。あまりにも強く頼もしいので、どんな敵も弱く見えてしまう。こんな奴らがリーアムおじさんに勝てるわけがない、と始めから思えてしまうので、彼にどんなピンチが襲い掛かっても、ハラハラ感が薄いんですよ。その代わり、卑劣で残虐な犯人どもに早く制裁を!倍返しだ!(死語?)という期待感は濃くなりますが。

 スタガーが犯人に近づいていく過程は、オーソドックスなハードボイルド探偵ものですが、犯人の犯行とキャラはサイコホラー。誘拐した女性の虐殺とか、ラスト近くのスタガーと殺人鬼との死闘は、心臓の弱い人には見せられない血みどろ地獄絵図です。それにしても…あんな非道い事件が次々と起こっても、大して騒がないアメリカって…やっぱ恐ろしい国!女性があんなに簡単に、白昼堂々とさらわれるなんて

 依頼人であるケニー役は、「ダウントン・アビー」で大人気、今やハリウッドでも活躍中の英国イケメン、ダン・スティーヴンス

 妻を殺されて復讐に燃えるヤク売人、という役柄上、ずっと眉間にシワ寄せて険しい顔してるので、ダウントンアビー的な優しくて知的な彼ではありませんが、やっぱイケメンです♪痩せてるというよりやつれた顔が、病的に思いつめた男の心情をよく表していました。

 ケニーのジャンキー兄ちゃん役の俳優も、なかなかイケメンでした。いちばん美味しいキャラだったのは、スタガーの相棒になる黒人少年TJかな。いい味出してるんですよ。スタガーとTJのやりとりが、殺伐とした中でほのぼのとさせるリリーフ的な役割に。TJの勇敢すぎる行動には度肝を抜かれます。将来すごい有能な刑事か探偵になれそう。

 ↑ハリウッド版「美女と野獣」の野獣役に抜擢されたダン、一気にスターダムに昇る予感と期待♪
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どん底にも光

2015-06-05 | 日本映画
 「そこのみにて光輝く」
 採掘現場での事故で人を死なせてしまった達夫は、仕事を辞め自堕落な毎日を送っていた。そんな中、達夫はパチンコ屋で拓児という年下の男と知り合い仲良くなる。拓児の姉、千夏に達夫は心惹かれるが…
 年とともに、私の集中力と忍耐力は著しく低下。レンタルしたDVDも、以前ならどんなにつまんなくても最後まで観てたけど、この頃はもうあかんと思ったら、躊躇なく容赦なく途中リタイアしてます。老い先短いのでお金より時間が惜しいんです。最近では、向井理とか岡田将生とか大好きなイケメン主演作でさえ、ぜんぶ観ずに返却することも。
 で、この作品。高く評価されていたので、以前から気になってはいたものの、正直あまり期待はしてなかったのですが…想定外!最近観た邦画の中では、いちばん秀逸だったかも。私にしては珍しく、一気にラストまで観ることができました♪
 主人公の達夫を筆頭に、出てくる連中がみんな、キャラも見た目も生活も、何もかもがドヨヨ~ンと淀んでます。もがいてあがいてどん底から這い上がろうとしない、できない人々の愚かさ悲哀がイタすぎて、ほとんど滑稽の域に達してるんですよ。笑いを狙ってるのかな?とさえ思うほどに。

 みんな絶望にひたりすぎ、すべてをあきらめすぎ!まっとうに生きようよ!と、彼らを見てるとイラっとしたり呆れたりできるほど、世の中強い人ばかりじゃないんですよね。社会の厳しさ、冷酷さに抗えず、底辺でうごめくしかない、何をやってもうまくいかない、裏目に出てしまう、神様にも社会にも見放された人々だっているんですよね。
 それにしても。無職で朝からパチンコ、アル中ニコ中の達夫、そのあまりにも自堕落で倦怠な生活がリアル。こんな若い男、いっぱいいるよな~。働くのもしんどいけど、日がな一日あんな暮らしをするのも、結構しんどそう。売春&不倫してる千夏の荒んだ毎日も、何だか自傷的すぎ。千夏の両親も救いようがなさすぎ。寝たきりなのに性欲だけは旺盛で、妻と娘に手コキさせてる老父が醜悪すぎます。なんで性欲処理なんかすんの!?介護の方法と環境の劣悪さにも気が滅入ります。それと、千夏と拓児の家!まさにあばら家。今どきあんな貧民窟みたいな家、ほんとにあるの?!あと、千夏が売春してるスナックとかの場末感もリアルでした。
 達夫役は、今をときめく人気俳優、綾野剛。

 ワタシ的にはイケメン認定が難しい顔ですが、見慣れてくると可愛く見えてくる不思議な味わいのある顔。退廃的でアンニュイな役と演技は、ちょっと70年代、80年代の俳優を彷彿とさせて良かったです。ボソボソ声もセクシーでした。最近の若手俳優にしては、ディープキスや乳もみ乳首吸いなど、濡れ場も頑張ってましたが、惜しいかな色気があまりないんですよね~。痩せてるのに、プヨプヨした生っ白い裸が残念。まあ、あんな生活してて肉体美なのも変ですか。荒んだ生活で、身なりもだらしなく小汚い、という設定だったと思うけど、よく見ると髪形も無精ひげも、何かおしゃれな感じ。ほったらかして、あーはならないでしょうし。みっともなくならない、カッコいい俺、は崩してない綾野くんでした。

 千夏役の池脇千鶴も頑張ってました。もうすっかり熟女風になっててビツクリ。二の腕とか腹まわりなどムチムチ崩れた女体と、老けたロリ顔がリアルでエロかった。濡れ場では、当然のように堂々とおっぱい出してたのも好感。いい年してもったいぶって脱ぎ惜しんでた「紙の月」の宮沢りえよりも、はるかに女優魂を感じました。
 脇役を演じた役者たちも、インパクトありました。拓児役の菅田将暉、顔はちょっと苦手な山田孝之似ですが、ハイテンションで無邪気なノータリン演技からは、バカの哀しみがよく伝わってきました。千夏の愛人役の高橋和也は、卑小で俗悪な役やらせたら天下一品ですね。時おり見せる狂気じみた目が怖い、けど、暴走しそうでしないセコさも、これまた高橋和也っぽくていいんですよね(笑)。ファックシーンでは、ケツ丸出し。ケツ出すべきだったのは、綾野くんのほうでしょ(笑)。まだまだ事務所的にNGなことが多そうなところが、フツーの人気タレントと差異のない綾野くんです。

 ↑綾野くんといえば、「S 最後の警官」劇場版が楽しみ♪
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夏を待てない☆

2015-06-03 | 映画雑記
 今日、中国地方も梅雨入りしましたジメジメした日々に、心にまでカビが生えそう…恵みの雨に濡れたいです。
 梅雨が明ければ、夏が始まります。暑い夏は苦手…でも、大作話題作がたくさん公開されるシネマな夏は好き!
 今月から夏休みにかけて日本公開される、ぜったい観に行くももももんね!な作品を、ピックアップしてみました~

 マッドマックス 怒りのデス・ロード

 新マッドマックスは、英国のイケメンゴリマッチョ、トム・ハーディ元祖のメル・ギブソンよりイケてます。

 チャイルド44 森に消えた子供たち

 再びトム・ハーディ主演のサイコスリラー。トムハとは「裏切りのサーカス」でも共演してたゲイリー・オールドマンおぢさんも出てます。

 オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分

 これもトム・ハーディ主演!この夏は、怒涛のトムハ祭り!全編トムハの独り芝居、という異色作でもあります。

 画家モリゾ、マネの描いた美女 名画に隠された秘密

 マネ役のマリク・ジディ目当てです♪

 日本のいちばん長い日

 松坂桃李と堤真一が、ついに親子共演!もっくんが昭和天皇?!ぶさいくが演じたら不敬罪になるから?!

 海にかかる霧

 パク・ユチョンの映画デビュー作!役作りで太ったユチョンがブサ可愛い!

 ジュラシック・ワールド

 シリーズは1本も観たことない!けど、今回はクリス・プラットが主役だから観に行く!

 S 最後の警官 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE

 誰が何と言おうと 誰に嗤われようと、観に行きますよ~!(もちろんMOZU映画版も)TVの連ドラから時間が経ちすぎて、ああそういえばそんなドラマやってたよね、みたいな今さら感ですがそれにしても綾野剛くん、働き者だな~。借金でもあるのかしらん?

 テッド2

 テッドとの再会、待ち遠しい!

 ナイトクローラー

 ジェイク・ギレンホールが激ヤセして鬼気迫る熱演!
 
 ターミネーター:新起動/ジェネシス

 シュワよりイ・ビョンホン

彼は秘密の女ともだち

 フランソワ・オゾン監督の新作。ロマン・デュリスが女装!ラファエル・ペルソナも出演してます。

 こんなん出ましたけどぉ~?
 トム・ハーディ祭りと、やたらサブタイトルが長い作品が多い今年の夏です。皆様が楽しみにしておられる作品、ぜひお聞かせたもれ~!
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哀しみのイケメンスパイ

2015-06-02 | 韓国映画
 お松の第5回独り韓国映画祭⑥
 「サスペクト 哀しき容疑者」
 妻子を殺された北朝鮮の工作員ドンチョルは、復讐のために脱北しソウルへ。犯人の手掛かりを掴んだドンチョルだったが、いつしか巨悪の陰謀に巻き込まれ、殺人の容疑者として追われる身となり…
 うう~ん?マット・デーモンのボーンシリーズ韓流バージョン?暗い過去と謎を背負い、超人的な戦闘能力を秘めた主人公が、次々と襲い掛かってくる危機と敵に立ち向かいながら真相を追うストーリー、そして怒涛のアクションのつるべ打ちも、まんまジェイソン・ボーンでした。
 ジェイソン・ボーンも人間離れしてましたが、ドンチョルも相当なものでした。殺しても死なない不死身っぷりは、ほとんどターミネーター。どうやったらあんな工作員が育成できるの。北朝鮮にはドンチョルみたいな工作員がフツーにいるのでしょうか。ドンチョルひとりだけでも、すごい破壊力のある武器になりますよ。アメリカの大統領だって、簡単に暗殺できそうだし。

 銃撃戦といいカーアクションといい、強引なまでにド派手すぎて笑えた。ありえないシーンてんこもりですが、特にだったのが、北朝鮮での死刑執行からドンチョルが生還するシーン。すげー!ドンチョル、びっくり人間な芸人になっても食っていけますよ。
 映画じたいはそんなに特筆することはないのですが、コン・ユのファンは必見な作品でしょう。

 TVドラマのラブコメ王子として人気だったコンたんが、ハードなアクションでイメチェン、新境地を狙った意欲作。驚異の身体能力、そしてますます研ぎ澄まされた肉体美をコレデモカ!見せつけてます。アクションやトレーニングシーンなどは、生半可に運動神経がいいとか、ほどほど鍛えているな俳優には不可能なシャープさと迫力。韓国の男優ってほんと屈強そうだから、格闘シーンとか絵になるんですよね~。山での地獄の訓練シーン(北朝鮮の工作員って、あんな恐ろしいことやってんの?!訓練だけでいっぱい死んでそう…)のコンたん、ファイトー!いっぱ~つ!とか叫びそうで笑えた。コンたん自慢の肉体美は、バキバキすぎて非セクシー。あそこまでいったら、ほとんどサイボーグで男の色気などゼロです。

 コンたん、前作「トガニ 幼き瞳の告発」に続くシリアス路線。今までのスウィート&ちょっとおバカなイメージを完全に払拭してるかといえば、残念ながら…コンたん、イケメンなんだけど…顔がアホ可愛いすぎて(たまに安田大サーカスの団長に似て見える)、何しても凄みとか苦悩とかがあまり感じられないんですよね~。寡黙で無表情な役は、やっぱ似合わないかも。でも、ひどい目に遭いまくって満身創痍、何だか進んで自分を痛めつけてるようなドMなコンたんを見てると、ちょっとSな萌え~を味わえます。それにしても。息を殺すように都会の底に身を潜めてるドンチョルですが…イケメンで小顔で筋肉質な長身、あんな恵まれたルックスじゃ無理ですよ。何もせんでも目立つし。イケメンすぎる脱北者として、マスコミに目をつけられちゃいそう。その点、ジェイソン・ボーンのマット・デーモンは、アメリカのどこにでもフツーにいそうな地味イモゴリラ、でも得体の知れない不気味さ、ミステリアスさがありました。コンたんにはラブコメがいちばん合ってるとあらためて思ったけれど、彼の意気込みやチャレンジ精神には拍手喝采です。

 ↑こんなスゴいカラダ維持するのも大変だろうな~。可愛かったコンたんも、早や三十路。そろそろアダルティな役、演技にも挑戦してほしいものです♪と同時に、またラブコメで本領発揮もしてほしいものです。 

 韓国映画祭、これにて終了~。お目汚し、カムサハムニダ~ユチョンの「海にかかる霧」公開記念に、また来月あたり開催したいと思ってます。ヒョンビンやチョン・ウソンの主演作もDVDレンタルで観られそうだし♪
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