我、再び駆ける。

ADV150・MT-03・4D9マジェスティなどを購入したことから、これらのバイクについて紹介していくブログです。

涙と怒りのC11-311号機でした。

2021年10月08日 | 鉄道
10/2に甲子園に行ったことは前回までで紹介済みですが、番外編で、一旦、家内と解散して一人で行った「鉄」の紹介です。
甲子園の南には、コアな阪神ファンご用達のお店があります。このお店は、オーダーで刺繍を入れたりアップリケを貼っていただけるお店です。六甲颪の歌詞や、「獣王無敵」「神機到来」「負けても負けても虎命」など、独自の刺繍を入れたレプリカユニフォームを着た阪神ファンがいますが、大抵、こちらのお店でのオーダー品です。^^

少し歩いて振り返ると、こんな感じで甲子園が見えます。



進行方向はこんな感じ。関東方面のプロ野球場とは違い、甲子園の南側は住宅地と隣接しています。



この市営住宅(だと思う)に入居されている方は、阪神の試合の開催日は、結構、賑やかだろうな~と思うばかり。ちょうど試合前の六甲颪が流れましたが、大音量でした。^^



5分ばかりで、目的地の公園に到着。



ここは月見里公園です。



なぜここに来たか?ですが、目的はこいつ。C11-311号機蒸気機関車です。



この蒸気機関車ですが、私は子供の頃は自宅近くの播但線を走っていました。在りし日のC-11-311号機です。このブログでは、「桜と今昔比較撮影ツーリングです。」でも紹介しました。






C11-311号機の大まかな履歴です。
・1946年(昭和21年)1月 日本車輛名古屋工場で製造。
・広島・岡山で運用され、1951年(昭和26年)姫路機関区に配属。
・1972年(昭和47年)4月 保存を前提に梅小路で休車。
・1976年(昭和51年)3月 廃車。
・1976年(昭和51年)11月 大阪鉄道管理局長と西宮市長との間で無償貸与契約締結。
・1976年(昭和51年)12月 西宮月見里公園で展示保存。


なぜ西宮に播但線を走っていたC11-311号機が保存?ですが、雑草が邪魔で良く読めない記念碑を見てみましょう。どうも大阪~神戸間の鉄道開通から104年を記念して、展示が始まったようです。
そして保存は、地元自治会(甲子園自治会)に委ねられている感じです。






それでは、いろんな角度からのC11-311号機です。まるで鳥かごの中に置かれていますので、極めて撮影し辛いです。















間違いなく311号機。






しかし、痛みが進んでいます。






さらに運転席の窓ガラスも無く、雨水は入り放題。見えないですが、運転席も相当痛みが進んでいることでしょう。



私が子供の頃の思い出である蒸気機関車が、今も現存しているのは嬉しい限りですが、反面、このような状態であることに心が痛みました。そして、このような鉄道遺産の管理を、もし自治会に委ねているなら怒りも感じたものです。自治会の財力で管理できる代物ではありません。

蒸気機関車だけではなく、かっての日本軍用機もそうですが、保存には多額の経費を要します。一定の財力がある団体に売却するか、クラウドファンディングで寄付を募るべきでしょう。もちろん私も寄付させていただきます。
コメント (11)
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