吾妻ひでお氏が推薦していた奈須きのこ氏の「空の境界」上巻を読みました。
大学生の幹也が高校生の式のマンションに来て、学校に出ることとおやに会うことを勧めます。両儀式は高校時代からの友人で、学校に着物で来る美少年です。幹也は少女の飛び下り自殺の現場を見て来たと言い、幹也の妹の鮮花も式も巫条ビルの屋上を、人型の回りを飛ぶ8人の少女を見ます。黒桐幹也は蒼桐橙子のオブジェに一目惚れし、大学を中退して、彼女の事務所で働きます。式は2年前までは殺人鬼の織という男の人格も持っていましたが、昏睡状態の後、織は消え、現在は男言葉を使いながらも女性の式の人格に統一されています。式は深夜巫条ビルの屋上で中心にいる白装束の女をナイフで刺し、屋上から投げ落とします。その女・巫条霧絵は目が覚めると、全身腫瘍だらけで入院しています。幹也は刑事の大輔兄さんから、最近の殺人事件の二人目は両手両足を切って、手には足を、足には手を縫い付けたもので、四人目は体をバラバラにして何か文字らしき物を印していて、五人目は首を中心に手足を卍の形にしていたと言います。そして五人目の現場には幹也の高校のバッジが落ちていました。夜中に式の家を訪ねた幹也は、式がまさに殺人を犯している現場に行き当たってしまいます。幹也は失神し、その後の警察での事情聴取でも何も見なかったと言います。
お嬢さん学校の美人生徒・浅上藤乃は、町のチンピラグループに何度も凌辱され、それにも飽きて来たリーダーにナイフで腹に傷をつけられると、藤乃は1人を除いて4人を一瞬のうちにバラバラ死体にしてしまいます。藤乃は泥だらけの格好で夜うずくまってるところを幹也に保護されますが、翌日には二度と会いたく無いと言い、去って行きます。幹也は式から昨夜の4人の殺人事件の犯人を探してほしいと言われ、式は幹也の代わりに鮮花に会いに行くと、隣には藤乃が座っていました。幹也は残りの1人の居場所をつきとめ、橙子の事務所に保護します。式は藤乃と対決しますが、式は藤乃にナイフを突き立てられ、救急車で運ばれます。
巫条霧絵の病室に男が入って来て、自由になる別の体を与えてやると言います。その男は魔術師・荒耶宗蓮と名乗ります。
あるマンションで一家が惨殺されている、との通報で行ってみると、皆で夕食を平和に食べているという出来事が起こります。バイトで一家を養っている臙条巴は高校を中退し、人を殺して夜の町にいましたが、元同級生に囲まれ、2人はやっつけますが、残った3人にボコボコにされているところを式に助けられます。橙子は荒耶宗蓮の写真を見せて、この男に注意しろ、と言いますが、幹也は既に2年前にその男に会っていました。例のマンションに幹也と橙子は行き、らせん階段が動かされた痕を見つけます。巴と式も問題のマンションに向かうと巴の家族は団欒を楽しんでいました。らせん階段を利用すると、思っていたのとは反対側に出て、さっきの部屋の反対側の部屋では巴の家族が死んでいました。そこへ住民が襲い掛かり、式は次々に刀で倒して行きます。その背後には荒耶宗蓮がいました。巫条霧絵も浅上藤乃も彼の使徒でした。宗蓮は魔術を駆使して、式を壁の中に封じこめます。そして橙子の事務所にはドイツ人の魔術師・アルバが現れ、式を人質に取ったことを告げ、橙子は式奪還のために出て行きます。
対決の場面は首が飛び、血が飛び散り、壮絶を極めますが、それ以外の部分は心の傷、罪と罰など、抽象的なことが盛んに論議され、退屈しました。文章も冗長で、とても読みにくかったです。めげずに下巻へと進んで行きましょう。
大学生の幹也が高校生の式のマンションに来て、学校に出ることとおやに会うことを勧めます。両儀式は高校時代からの友人で、学校に着物で来る美少年です。幹也は少女の飛び下り自殺の現場を見て来たと言い、幹也の妹の鮮花も式も巫条ビルの屋上を、人型の回りを飛ぶ8人の少女を見ます。黒桐幹也は蒼桐橙子のオブジェに一目惚れし、大学を中退して、彼女の事務所で働きます。式は2年前までは殺人鬼の織という男の人格も持っていましたが、昏睡状態の後、織は消え、現在は男言葉を使いながらも女性の式の人格に統一されています。式は深夜巫条ビルの屋上で中心にいる白装束の女をナイフで刺し、屋上から投げ落とします。その女・巫条霧絵は目が覚めると、全身腫瘍だらけで入院しています。幹也は刑事の大輔兄さんから、最近の殺人事件の二人目は両手両足を切って、手には足を、足には手を縫い付けたもので、四人目は体をバラバラにして何か文字らしき物を印していて、五人目は首を中心に手足を卍の形にしていたと言います。そして五人目の現場には幹也の高校のバッジが落ちていました。夜中に式の家を訪ねた幹也は、式がまさに殺人を犯している現場に行き当たってしまいます。幹也は失神し、その後の警察での事情聴取でも何も見なかったと言います。
お嬢さん学校の美人生徒・浅上藤乃は、町のチンピラグループに何度も凌辱され、それにも飽きて来たリーダーにナイフで腹に傷をつけられると、藤乃は1人を除いて4人を一瞬のうちにバラバラ死体にしてしまいます。藤乃は泥だらけの格好で夜うずくまってるところを幹也に保護されますが、翌日には二度と会いたく無いと言い、去って行きます。幹也は式から昨夜の4人の殺人事件の犯人を探してほしいと言われ、式は幹也の代わりに鮮花に会いに行くと、隣には藤乃が座っていました。幹也は残りの1人の居場所をつきとめ、橙子の事務所に保護します。式は藤乃と対決しますが、式は藤乃にナイフを突き立てられ、救急車で運ばれます。
巫条霧絵の病室に男が入って来て、自由になる別の体を与えてやると言います。その男は魔術師・荒耶宗蓮と名乗ります。
あるマンションで一家が惨殺されている、との通報で行ってみると、皆で夕食を平和に食べているという出来事が起こります。バイトで一家を養っている臙条巴は高校を中退し、人を殺して夜の町にいましたが、元同級生に囲まれ、2人はやっつけますが、残った3人にボコボコにされているところを式に助けられます。橙子は荒耶宗蓮の写真を見せて、この男に注意しろ、と言いますが、幹也は既に2年前にその男に会っていました。例のマンションに幹也と橙子は行き、らせん階段が動かされた痕を見つけます。巴と式も問題のマンションに向かうと巴の家族は団欒を楽しんでいました。らせん階段を利用すると、思っていたのとは反対側に出て、さっきの部屋の反対側の部屋では巴の家族が死んでいました。そこへ住民が襲い掛かり、式は次々に刀で倒して行きます。その背後には荒耶宗蓮がいました。巫条霧絵も浅上藤乃も彼の使徒でした。宗蓮は魔術を駆使して、式を壁の中に封じこめます。そして橙子の事務所にはドイツ人の魔術師・アルバが現れ、式を人質に取ったことを告げ、橙子は式奪還のために出て行きます。
対決の場面は首が飛び、血が飛び散り、壮絶を極めますが、それ以外の部分は心の傷、罪と罰など、抽象的なことが盛んに論議され、退屈しました。文章も冗長で、とても読みにくかったです。めげずに下巻へと進んで行きましょう。