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井筒和幸監督『ヒーローショー』

2011-07-19 05:00:00 | ノンジャンル
 なでしこJAPANの決勝戦はしびれましたね。W杯サッカーということで、世間が大騒ぎを始める前から、私は彼女たちの試合をライブで見始めていましたが、初戦のニュージーランド戦を見た限りでは、敵に簡単に裏を取られるディフェンスと、キーパーの判断の悪さが目につき、決勝トーナメントでドイツとの対戦が決まった段階では、負けを覚悟していました。それがまさか優勝してしまうとは‥‥。もう凄いの一言です。
 来年はロンドン・オリンピック。男子と違って、女子は年齢制限がないようなので、今回のメンバーで大会に臨めるようですね。決勝戦でも裏を取られていたディフェンスの甘さを解消させて、是非また活躍してほしいものです。

 さて、井筒和幸監督の'10年作品『ヒーローショー』をWOWOWで見ました。
 駆け出しの芸人・鈴木はツッコミ役のヒデオとコンビを組んでいますが、自分が途中でネタを忘れてしまうなど、実力はまだまだで、先輩のツヨシからはツッコミが下手だからだと慰められたりもしています。家に帰ると、そろそろ滞納分の家賃を払ってほしいと書かれた大家のメモともに、実家からの宅急便が届いていて、現金の入った封筒と一緒に、いつものと同じく乾燥しいたけが入っていました。しぶしぶ水でしいたけを戻す鈴木。バイト先の上司からは度重なる無断欠勤を責める電話が入り、くどくどと責め立てる上司の話に軽くキレた鈴木は「はっきりクビだと言ってくれていいんですよ。その代わり、今月3日間の給料はちゃんと振り込んでおいてくださいね」と言って電話を切ります。営業で子供向けのヒーローショーに行った鈴木は‥‥。
 と、ここまで見たところで先を見ることを断念しました。登場人物たちの演技の稚拙さ、リアル感のなさは、見ていて気恥ずかしいほどで、以前井筒監督自身が「映画は人間が描けていれば、背景のリアルさは関係ない」と言っていたことと見事に矛盾した画面となっているように思えたからです。全体の長さが130分を超えるというのも、最後まで見る気を無くす一因となったことは確かでしょう。『パッチギ!』とか結構好きだったんですが、井筒監督、どうしてしまったのでしょうか?

→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/