7月12日から14日にかけて、2泊3日でフリープランの徳島旅行に行ってきました。私事ながら、こちらでそのご報告をさせていただきたいと思います。
初日。朝7時30分に羽田を出発し、徳島阿波おどり空港に8時50分着。空港でレンタカーを借りて、先ず大鳴門橋の「渦の道」を目指しますが、空は暗く、ときおりかなり強い雨が‥‥。予定では神戸淡路専門自動車道(高速有料道路)を通って行こうと思っていたのですが、道に迷い、結局一般道を使って淡路島へ。しかし逆に海沿いの道や、うねうねと曲がる崖沿いの道を走れ、無事、「渦の道」の入り口に到着できました。「渦の道」とは、大鳴門橋を徒歩で渡る吹き抜けの道で、450m先の展望台からは真下に渦潮を見ることができ、大きいガラス床も用意されているとのこと。折からの強風で、大鳴門橋の橋脚にぶつかる「ざっぱ~ん」という波の音が半端なく、迫力満点です。入り口でカッパを買い、横風とともに吹きつける雨でずぶ濡れになりながらも、展望台へ到着。9時30分の干潮時まっただ中だったので、数百メートル幅の川の流れといった感じの潮流と、直径数十メートルにも及ぶ巨大な渦潮を見ることができました。(中潮の今日でこの迫力なのですから、大潮の日には一体どうなってしまうんでしょうか?)
さて2番目に目指すは、西日本最長という太龍寺ロープウェイ。徳島の東岸沿いのバイパス55号線を気分良く飛ばし、道が南西に折れる辺りで、内陸へ向かう国道195号線へ。里山の風景が広がる中、道沿いの桑野川の佇まいの素晴らしさについ目を奪われ、思わず車を停めて、写真を1枚! やがて大鳴門橋を出発してから2時間弱で、ロープウェイ入り口に到着です。乗り場に併設された喫茶店で、ボリューム満点のカツカレーをいただいた後、いよいよロープウェイに乗車。お遍路ツアーの白装束の叔父様叔母様らとともに頂上へ。全長2775メートルで山と谷を越えていくという珍しいロープウェイ。靄のかかる山並を眼下に見ながら太龍寺山の頂上へとどんどん登っていく時の眺めは、実に見事で、往復2400円(JAF優待あり)の料金は元を取って余りあるものだと思いました。ロープウェイの終点にある、お遍路さんの札所の一つ、太龍寺は立派な作りのお寺で、石垣に咲くアジサイが美しく、山の緑に囲まれたロープウェイの巨大な滑車も、なかなか味わい深いものがありました。
さて最後は今日の目玉、轟の滝。崖に囲まれた知られざる清流・海部川を遊歩道で1時間ほど歩いてやっと見ることができる滝とのことで、サイトの写真を見ると、まさに「幽玄」という言葉がピッタリの滝です。山中深く川沿いの道を延々と走り、やがてダムで出来たコバルトブルーの湖に出たのですが、ここで私は道を間違え、左折すべきところを直進。やがて道は行き止まり、そこには「大轟の滝」の看板が‥‥。草むした遊歩道があったので、それを目的地と勘違いした私は、車を降り、こそぼ雨降る中をカッパを着て、遊歩道を歩き始めます。やがて大轟の滝の上流にある滝が見えて来たので、その滝壷に降りようとしますが、道らしい道はありません。それでも、「最近は整備が行き届いていないのだろう」ぐらいに思って、細い木の幹を掴みながら強引に降りていこうとしたら、岩の苔に足をすべらせ、背中から見事に転倒! もし右手で木の幹を掴んでいなかったら、そのまま岩の下の方まで転落して、下手すると大ケガをしていたかも、と気付き、改めて肝を冷やしました。ズボンは泥だらけになり、体のあちこちにすり傷らしき痛みを感じたので、ここに至ってやっと滝壷へ降りることを断念。体勢を立て直して、何とか上の遊歩道へと生還。車に戻り、道を引き返して、途中にあったダムの資料館のトイレでズボンの泥を落とした後、資料館の従業員の人に尋ねて、そこでやっと自分が道を間違えていたことに気付いたのでした。が、既にもう午後3時。資料館の人からも「これから轟の滝を目指すのは危ない」と言われたので、しぶしぶ轟の滝をあきらめ、徳島市内に戻る決心をした私なのでした。(明日へと続きます‥‥)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
初日。朝7時30分に羽田を出発し、徳島阿波おどり空港に8時50分着。空港でレンタカーを借りて、先ず大鳴門橋の「渦の道」を目指しますが、空は暗く、ときおりかなり強い雨が‥‥。予定では神戸淡路専門自動車道(高速有料道路)を通って行こうと思っていたのですが、道に迷い、結局一般道を使って淡路島へ。しかし逆に海沿いの道や、うねうねと曲がる崖沿いの道を走れ、無事、「渦の道」の入り口に到着できました。「渦の道」とは、大鳴門橋を徒歩で渡る吹き抜けの道で、450m先の展望台からは真下に渦潮を見ることができ、大きいガラス床も用意されているとのこと。折からの強風で、大鳴門橋の橋脚にぶつかる「ざっぱ~ん」という波の音が半端なく、迫力満点です。入り口でカッパを買い、横風とともに吹きつける雨でずぶ濡れになりながらも、展望台へ到着。9時30分の干潮時まっただ中だったので、数百メートル幅の川の流れといった感じの潮流と、直径数十メートルにも及ぶ巨大な渦潮を見ることができました。(中潮の今日でこの迫力なのですから、大潮の日には一体どうなってしまうんでしょうか?)
さて2番目に目指すは、西日本最長という太龍寺ロープウェイ。徳島の東岸沿いのバイパス55号線を気分良く飛ばし、道が南西に折れる辺りで、内陸へ向かう国道195号線へ。里山の風景が広がる中、道沿いの桑野川の佇まいの素晴らしさについ目を奪われ、思わず車を停めて、写真を1枚! やがて大鳴門橋を出発してから2時間弱で、ロープウェイ入り口に到着です。乗り場に併設された喫茶店で、ボリューム満点のカツカレーをいただいた後、いよいよロープウェイに乗車。お遍路ツアーの白装束の叔父様叔母様らとともに頂上へ。全長2775メートルで山と谷を越えていくという珍しいロープウェイ。靄のかかる山並を眼下に見ながら太龍寺山の頂上へとどんどん登っていく時の眺めは、実に見事で、往復2400円(JAF優待あり)の料金は元を取って余りあるものだと思いました。ロープウェイの終点にある、お遍路さんの札所の一つ、太龍寺は立派な作りのお寺で、石垣に咲くアジサイが美しく、山の緑に囲まれたロープウェイの巨大な滑車も、なかなか味わい深いものがありました。
さて最後は今日の目玉、轟の滝。崖に囲まれた知られざる清流・海部川を遊歩道で1時間ほど歩いてやっと見ることができる滝とのことで、サイトの写真を見ると、まさに「幽玄」という言葉がピッタリの滝です。山中深く川沿いの道を延々と走り、やがてダムで出来たコバルトブルーの湖に出たのですが、ここで私は道を間違え、左折すべきところを直進。やがて道は行き止まり、そこには「大轟の滝」の看板が‥‥。草むした遊歩道があったので、それを目的地と勘違いした私は、車を降り、こそぼ雨降る中をカッパを着て、遊歩道を歩き始めます。やがて大轟の滝の上流にある滝が見えて来たので、その滝壷に降りようとしますが、道らしい道はありません。それでも、「最近は整備が行き届いていないのだろう」ぐらいに思って、細い木の幹を掴みながら強引に降りていこうとしたら、岩の苔に足をすべらせ、背中から見事に転倒! もし右手で木の幹を掴んでいなかったら、そのまま岩の下の方まで転落して、下手すると大ケガをしていたかも、と気付き、改めて肝を冷やしました。ズボンは泥だらけになり、体のあちこちにすり傷らしき痛みを感じたので、ここに至ってやっと滝壷へ降りることを断念。体勢を立て直して、何とか上の遊歩道へと生還。車に戻り、道を引き返して、途中にあったダムの資料館のトイレでズボンの泥を落とした後、資料館の従業員の人に尋ねて、そこでやっと自分が道を間違えていたことに気付いたのでした。が、既にもう午後3時。資料館の人からも「これから轟の滝を目指すのは危ない」と言われたので、しぶしぶ轟の滝をあきらめ、徳島市内に戻る決心をした私なのでした。(明日へと続きます‥‥)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)