gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

オリヴァー・ストーン監督『野蛮なやつら/SAVAGES』その1

2014-05-04 05:47:00 | ノンジャンル
 オリヴァー・ストーン監督・共同脚本の'12年作品『野蛮なやつら/SAVAGES』をWOWOWシネマで見ました。
 ビデオの映像。軍靴。囚われた人々。電気ノコの音。海のしぶきをバックにタイトル。海辺を歩く金髪の若い女性。女性の声のナレーション『私は物語の語り手。でも最後まで生きていないかも。生前に録音し、今は海の底で眠っているかもしれない。これはそういう物語なの。物語が収拾つかなくなってしまって‥‥。お話は天国のようなここで始まった』。(以降、『』は女性のナレーションを表す。)“カリフォルニア州ラグーナビーチ”の字幕。『神様もこの地に車を停め、レッカー移動されたとか。これはベンとチョンの“小さな家”。即金で買ったのよ」。セックスするチョン(タイラー・キッシュ)と女(ブレイク・ライヴリイ)。『証券マンでもない2人なのに、すごい財力だと思わない? チョンは元傭兵。イラクとアフガニスタンで戦った。大金を手に帰国。でも魂は空っぽ。ファックで戦争を忘れようとしている。私は恍惚の極致。彼は悪夢の極致。失われた感情をセックスで取り戻してほしい。チョンは私の最愛の人。私は“O”。本名はオフィーリア。ハムレットの恋人の名。躁鬱病で自殺未遂。陰気だから“O”にした。大麻は“悪”だけど、悪の世界では“善”なの。チョンが“大麻は狂気に対する理性の答え”と言った』。チョン、パソコンの画面を睨む。生首が多数転がる中を歩く軍靴。チョン「メキシコだ」。首のない死体が壁に吊るされている。ドクロの仮面をした男「こいつらはバカだ。同じ過ちを犯すな。話し合おう。追って連絡する‥‥」。ベン(アーロン・ジョンソン)はアフリカで人を救っていると語るチョン。「3週間の予定だが、予定は変わる。外へ行こう」とチョン。『もう分かった? “首狩り族”が2人を狙ってる。世界一の大麻を栽培している2人を』。ベン、帰る。『もう1人の最愛の人』。パソコンの画面に「おかえり、ベン。明日2時に会おう」と出る。『成功したビジネスには“始まり”がある。アップルやMSはガレージで、ベンとチョンはビーチで生まれた。ベンはバークレー卒。専攻は経済学と動物学。チョンは軍隊へ。2人は十代からの親友。ある日、彼らは将来について話し、ベンが尋ねた。“世界一の大麻はどこに?”“アフガンだ”。そう、それが始まり。チョンは世界一危険な国から最高級の大麻種子を持ち帰った。ビジネスは急成長。6年後、栽培場が2つ。顧客も大勢いる。まさに現代の伝説。21世紀、世界最高の大麻はどこで手に入るか? タイやジャマイカではない。メキシコは問題外。(大麻の成分を調べる2人。)最高の大麻は米国カリフォルニア州にある。(巨大な室内栽培場)ベンは言う、“植物には愛が必要。俺は治癒師だ”と。私が栽培を手伝ったら、“俺のロータス”と呼んでくれた。嬉しかった』。
 『大麻は州内のクラブや医療用の販売施設へ。医療用の売り上げは伸びている。なぜなら痛みを緩和するから。客は1500万人も。品質が悪い訳がない。最大の売上は州外。500グラム当たり最高で6000ドルだ。ベンの信条は仏教に基づいている。“人に害を加えるな”。彼は商売から異常性と暴力性を99パーセント排除した。残りの1パーセント? それはチョンの管轄だ。彼の信条は“悪党は殺せ”“ベンを守れ”だ」。金を払わない客に銃を突きつけるチョン。『ベンにとって、大麻商売は“未来”だ。アフリカとアジアに慈善組織を設立。“金だけではダメ”と言う。“心を尽くせ”と」。ベンの入っている浴槽に、服のまま入るO。『私のことを“アバズレ”と思うでしょ。3人の関係は間違っているかも。でも深く愛し合い、お互いを信じ大切にしている。私にとって彼らは“表と裏”の存在。チョンは冷たい金属、ベンは温かい木材。チョンはファック、ベンはラブ。チョンは“土”、ベンは“気”。2人に共通なのは私。私は2人が帰る場所。2人は私のもの』。チョン、ベンに「麻薬組織(カルテル)が明日、俺たちに会いたいと言ってる」ベン「取引に応じよう」「間違ってるぜ」「もう撤退しよう」「まだ早すぎる」「1人でやれ。映像を見たろ?」「俺なら反撃する」「俺はゴメンだ」「奴らは野蛮人だ」「降伏は敗北じゃない」。O、間に入る。(明日へ続きます‥‥)

 →「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/