gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

バズ・ラーマン監督『オーストラリア』その4

2014-05-21 08:34:00 | ノンジャンル
 また昨日の続きです。
 水辺で死んでる牛。マガリ「奴らが毒を入れた」ドローヴァー「他の水は5日先だし、奴らが先回りしてる」ナラ「水場なら3日の所にも」「だがクラマン砂漠の先だ。人間が入れない土地だ」サラ「行くのよ」「無理だ。道標がない」ナラ「ボス、見て!」。キング・ジョージ立ってる。ナラ「おじいちゃん、水がほしい」「歌を歌おう。歌が5つの川の交わる所に連れて行く」ドローヴァー「先祖はあらゆる歌を作った。岩の歌、木の歌、すべて関連があって、まじない師、つまり“ガラパ”が歌うと、水に行き着ける。砂漠を越えてでも」。『僕らは3日歩き続けた。日一日、暑さと渇きが増した。限りない死の砂漠。激しい砂嵐に襲われた。最初に牛が‥‥そしてマガリとグーラジの足が止まって、皆動かなくなった。僕はガラパだ。まじない師で魔法使いだ』。
 新聞記事“クラマン砂漠で牛追いの一団が死亡”。婦人「全員死亡よ。パイロットが低空飛行で確かめたの」。新聞記事“レディ・アシュレイの遭難”。カーニー「いいか、大尉。俺には商売、君には食糧調達」とサイン迫る。大尉「戦争で儲ける奴が必ずいる」。大尉、サインするが、道に牛が現れる。やがて紅茶のカップが揺れ始める。牛の大群、街へ。サラ「皆さん、ファラウェイ・ダウンズのサラ・アシュレイです。最高のショートホーン種の牛を1500頭運んできたわ。追い込む所がほしいの」カーニー「一杯だ」大尉「私は食肉の買い付け責任者です」「カーニーの会社より20%安く牛を売るわ」「諦めろ、契約はサイン済みだ」「この発効は牛が積み込まれてからだ」「積み込め!」「こっちも積み込むのよ!」。ドローヴァー「俺がカーニーの牛を止める」。フレッチャー、門を閉め「諦めな」。フレッチャーの仲間、ドローヴァーを嘲笑う。ドローヴァーは柵を馬で飛び越え、フレッチャーらが1頭ずつ狭い通路で積み込むのに対し、広い通路で群れごと積み込み、笑う。町民の喝采を受けたサラは、フレッチャーの前で鞭を振るう。全頭を積み込み、酒場に迎えられるサラとドローヴァー。ラム酒で乾杯する2人。カーニーはフレッチャーに「奴らの牛は1頭も入れるなと言ったはずだ。ダメな奴め。彼女が舞踏会に出るかどうか確かめろ」。抱き合うサラとドローヴァー。『これで“めでたしめでたし”。皆願いがかなった。ミセス・ボスは土地を売って英国に帰れる。ドローヴァーにはカプリコルニア。僕以外は皆ハッピーだった。僕は白人でもなく、黒人でもない。僕はハーフ。“クリーム色”。僕は僕1人」。馬をしつけるドローヴァーにチャイニーズドレスのサラが近づく。「慈善舞踏会のゲストに招かれたの。主人の遺志を継いで、ファラウェイ・ダウンズを蘇らせるの。だから管理人が必要。あなたに頼めるわね。スーツも新調したわ」「待ってくれ。自分勝手に決めるな。俺は牛追いだ。誰にも雇われない」「舞踏会は?」「俺は黒人と同格の男だ。貴族はご免だ」「それが正しいとは限らないわ」「だが現実だ」。バンディ、ナラに「元気をお出し。料理人と映画を見に行こう」「ハーフの子だからオマワリに捕まる」「工夫すりゃいい。魔法を使えば」。バンディ、ナラの顔にススを塗る。
 “オズの魔法使い”を映画館で見るナラ。“伝道の島 慈善舞踏会”。歓迎されたサラは「伝道会のパーカー博士は?(大尉に)あの子を養子にもらえるように、博士にお願いして」博士「混血児を純血で野蛮なアボリジニーから引き離さねば。白人化します」「じゃあ母の悲しみは?」「アボリジニーの母は悲しみなど忘れる」「母が子のことを忘れるなんて! 父親は知らんぷり。無責任だわ。ここに父親が‥‥」。サラを憤慨した目で見る周りの婦人たち。カーニー、サラの踊り手の権利を500ポンドで買う。カーニー「土地を7万5千ポンドで買う」「子供が気がかり。住んでる人にも責任を負ってる」「住民の生活は保障する」「本当に? 信用していいの?」「契約書に書く」。ダンス終わる。「戦争の余波で水上機は明日が最後。契約書の準備をしていいんだな」。ドローヴァー、スーツ姿で現れる。サラ「ファラウェイ・ダウンズはやっぱり売らない。(ドローヴァーに)来たのね」「せっかくダンスを習ったんだ。これで街の噂になる」「まあ、大変」。踊り出す2人。大笑いするカーニーはビールを瓶でガブ飲みする。「逃げ出そう」。雷鳴。「今年も雨季が来る。美しい季節だ。ファラウェイ・ダウンズは島になる」(また明日へ続きます‥‥)

 →「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/