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オリヴァー・ストーン監督『野蛮なやつら/SAVAGES』その5

2014-05-08 07:38:00 | ノンジャンル
 また昨日の続きです。
 O「私を助けに来る」エレナ、Oを平手打ちして「行って!」O「うるさい」「連れて行って!」。ラドも去る。泣き崩れたエレナは、かつらを投げ捨てる。ラド、Oの足首に鎖を付けさせ、2人にさせる。「ハッピーエンドはもうじきだ。だが帰る前に見せたいものが」。Oの母がレイプされる映像。O、ラドの顔に唾を吐きかける。ラド、なめとり、Oの髪で顔を拭く。「いつか連絡するぜ」と言ってラド去る。
 エレナとOを乗せた車を運転するラド「全員持ち場に?」ラドの部下「OK」。『最初に言った通り、私は最後まで生きていないかも。語り手は話を創作できるけど、現実から逃れることはできない』。ベン「なぜここを?」チョン「ボウル形の地。インディアンの墓地だ。ドクは3キロ先まで撃てる」ドク「敵の狙撃手だ。3名いるぞ。約2キロ先だ」ベン「思った通り。Oの確保まで待て。奴らに撃たせるな」。2台の車、停まる。エレナとラド、チョンとベン、車を降りる。チョン「先にOを渡せ」。O、ベンの許へ。エレナ「娘を渡して、早く!」。マグダ渡す。マグダ、エレナに「触らないで! 会いたくない! もうウンザリ!」。エレナから逃れ、後部座席へ。ベン、Oに拳銃渡す。エレナ「済んだわ」チョン「もう会うこともない。俺たちは消える」。車に乗ろうとするチョン。ラド、立ったまま車のドア叩く。エレナ「もう1つだけ。裏切り者は誰?」。チョン、ニヤリとし、ラドへ顎を振る。ラド、チョンに投げキスして笑う。エレナ、銃を取り出し「私をよくも‥‥」とラドを撃とうとするが、ラドが先に撃ち「ぬかったな!」。倒れたエレナの胸にもう1発。ラド、チョンにも発砲。チョン、撃ち返す。ドクら、ラドへ発砲。向こうの狙撃手らも発砲。銃撃戦に。チョン、ラドの車に駆け寄るが、狙撃手に片膝を撃たれる。ベンもラドの車へ走り出す。マグダ、虫の息のエレナに駆け寄る。Oも拳銃持ち、エレナの顔に銃突きつける。エレナ「娘を救って」。O、マグダに「早く逃げて」。マグダ、走って逃げ、Oもエレナから離れる。エレナ、息絶える。チョンとラド、相討ち。ベン、ラドに3発撃ち込むが、自分も1発食らう。O、仰向けになりがなら、ずるずると移動するラドに銃向ける。「撃たないでくれ、オフィーリア。家族がいる。小さなガキが3人も」。O、とどめの1発。静寂。O「ベンが死んじゃう」。重傷のチョン、自分を含めて3人にヤクを打つ。傷ついた2人の間に横たわるO。
 『こうなると思ってた。でも現実はそうじゃなかった』。巻き戻し。『撃ち合いよりもっと奇妙な展開となり、別の結末となった』。チョン「1人で来いと」エレナ「そっちは2人組でしょ。早くケリをつけて」チョン「狙撃手に銃を置き、両手を上げさせろ。俺たちはすぐに消える」エレナ、ラドに「狙撃手をどけて!」人質交換。『300万を持って逃げなかったデニスが、突然登場した』。ヘリに乗ったデニス。駆けつけるパトカー。デニス、拳銃を構え、手をあげるエレナに「ヤクの女王エレナ! 逮捕する」マグダ走って逃げる。丘の向こうから多くの警官、姿を現す。『デニスは一躍“時の人”に』。会見でデニス「バハ・カルテルを解体させることにより、麻薬の蔓延を防げる。本来、先住民居住地は連邦法が及ばない区域だ。しかしながら‥‥」。『エレナは罪を認め30年の刑に服した。エレナが消え、デニスの“陰の協力”で、ラドとエル・アズールは新カルテルを設立。“アズラド”だ。ベンはデニスの“悪事の証拠”を握ってる。デニスはベンとチョンを“秘密情報提供者”と証言し、彼らと自分を守った。でも、誰を信用できる? 私には分からない。ベンとチョンは2週間投獄された後、忽然と姿を消した。私もだ』。美しい海岸。『噂ではアフリカへ。ケニア辺り。またはインドネシアの魔法の島々に。ベンとチョンは麻薬の伝説だ。人々は決して忘れないだろう。多くのことがあった。昔には戻れない。時間がかかったが、私は立ち直った。3人が等しく愛し合うことは可能だろうか? 簡単ではない。“野蛮人”の意味を調べた。“残酷で人の道に反する者”“原始の状態へ退行する存在”。もしかしていつか帰るかもしれない。でも今は野蛮人のように暮らしている。美しき野蛮人‥‥』。“Here Come The Sun”の歌が流れ、エンディングタイトル。

 タランティーノ原作の『ナチュラル・ボーン・キラーズ』以降、原色の美しさが目立つと感じました。

 →「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/