また昨日の続きです。
トンネル。カズコの後ろを歩くタカオ。船へズームアップ。こたつでボーとする女。ドア開く音。パン。コーヤン。「お帰り。早かったんやね」「あー。(革ジャン脱ぐと腹巻姿)土方休みやったら、わいらも休みや。あー、(開いている窓見て)雨入ってきいへんか?(顔と頭、タオルで拭く)」「夕方まで帰ってきてくれへんのかとぼんやり思ってた。お腹空かへん?」「(革ジャンの雨、拭きながら)あー、空いたわい」「さっき窓の外ぼんやり見てたら、あのデパートのアドバルーン上がった辺り、おいしいラーメンのお店あると思う。……。さっき作って食べたんや」「(タバコに火。手でラーメン食べ)熱!(口ぬぐう)寒いやろ?」。立ち上がり窓閉める。女、見上げて、男の足にすがる。「なあー、一緒に寝よう。(コーヤンの手持ち)なあ、濡れてるやろ? 朝起きたら、あんたおらへん。うち、辛抱できんと、自分でしたんよ。乳首がちくちく痛うなるし、(コーヤンのベルト外す。ズボン下げ)あんたの靴下の匂いやら、あんたの肌着の匂いやら、うち辛抱できんと、(コーヤンのパンツにすがる)自分でしたんよ。(コーヤン、押し倒される)夕方まで帰って来うんなら、こないしてくれる人とこ、うち行ってしまおう思ってたんや」「(女の顔を引き寄せ)そっから逃げて来たんとちゃうか? あー?」。激しくキス。女におぶさり、女よがる。コーヤン、身を引く。「お前の亭主あ、どんな風にしてかわいがるんじゃ? 同じようにしたる」「ええんか?」。女起きだし、赤いセーター脱ぐ。「家ん中まで雨入って来よる」。女、上半身裸。パンティも脱ぐ。男の両肩に両足をかける。「こうや、早うして」。挿入。「あー」。よがる女。男の手を自分の股間へ導き「こうや、こうや」。コーヤン、激しく動き出す。よがる女。上半身後ろに倒れる。「教えてもろうたんやな。何もかも。教えてもろうたんやな」。コーヤン、女の上半身に密着し、女、頭抱える。激しくよがる女。コーヤン果て、股間をティッシュで拭こうとすると、「いやや、(ティッシュ放り出し)うちが」。俯瞰に。コーヤンの背中。女、フェラしてるよう。「何人の男とやったんや。え?」「いや、あ~」「ええ?」。仰向けになったコーヤンの股間に、女、頭を乗せる。コーヤンの荒い息。女、またよがり始める。
古びた家。パンダウン。風の音。手前にススキ。軒下にタカオと赤いマフラーしたカズコ、しゃがんでる。「責任取ってほしいん」「責任?」「そうや。……言うたか?」「俺にどないしろ言うんや?」「(ビンタし)……や」「……て、やったの2人やど」「(泣き出し)うちは処女やったし、最初はあんたや。そやからあんたに責任取ってほしいんや。(泣き続ける)」「(座り直し、怒りながら)どないしたらええんや?」「(大声で)あれっきりなんて殺生や。(タカオの頭抱えキス)」。
路上。相合傘。ロング。コーヤン「痛うなか?」女「ちょっとしみる」「えへへ」「なあ、その喫茶店で待ってて。いつまでもあかん訳にはいかんし」「金あるかい?」「ちょっとだけなら」「これ持ってけ」「すぐ戻ってくるさかい。待っててーな」。傘持ってカズコ去る。コーヤンも歩きだす。踏切、電車の音。横移動。革ジャン直し、「あー」。老人(三谷昇)近づき「振られたんやろ。兄ちゃん。一杯やりたいな。兄ちゃん。二百円ないか?」「うふっ、そら」。赤い傘差したコート姿の女現れ「いらんこと、せんといて」「うーん」「乞食みたいなマネしくさって。お父ちゃんの恥はうちの恥なんやで。もう。何べん言ったら分かんのん」「へへへ」。
喫茶店。待ってたコーヤンの元に女。「カーテンレール買うの、忘れてもうたんや。そこまで来て気がついたんやけど、釘打って引っ掛けたら使えるし」「まあ、ええ。カーテン買うたんか?」「それにお鍋とヤカンも買うたんよ」「……どないしたんや?」「見せたろか? これがあんたの。あ~ん、うふっ。こんなの見たら目くらくらするで。ほら」「小さいなあ。毛はみ出へんか?」。2人、笑う。他の客の目を気にし、コーヤンはサングラスをかけ、女も表情を消す。小声で「男って皆やらしいな。考えることゆうたら、あのことばっかしなんやから」「あのことって何や?」「う~ん、知らん」「知らんのやったら、わいの鼻の先にこすりつけたろか?」。2人、笑う。(また明日へ続きます……)
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
トンネル。カズコの後ろを歩くタカオ。船へズームアップ。こたつでボーとする女。ドア開く音。パン。コーヤン。「お帰り。早かったんやね」「あー。(革ジャン脱ぐと腹巻姿)土方休みやったら、わいらも休みや。あー、(開いている窓見て)雨入ってきいへんか?(顔と頭、タオルで拭く)」「夕方まで帰ってきてくれへんのかとぼんやり思ってた。お腹空かへん?」「(革ジャンの雨、拭きながら)あー、空いたわい」「さっき窓の外ぼんやり見てたら、あのデパートのアドバルーン上がった辺り、おいしいラーメンのお店あると思う。……。さっき作って食べたんや」「(タバコに火。手でラーメン食べ)熱!(口ぬぐう)寒いやろ?」。立ち上がり窓閉める。女、見上げて、男の足にすがる。「なあー、一緒に寝よう。(コーヤンの手持ち)なあ、濡れてるやろ? 朝起きたら、あんたおらへん。うち、辛抱できんと、自分でしたんよ。乳首がちくちく痛うなるし、(コーヤンのベルト外す。ズボン下げ)あんたの靴下の匂いやら、あんたの肌着の匂いやら、うち辛抱できんと、(コーヤンのパンツにすがる)自分でしたんよ。(コーヤン、押し倒される)夕方まで帰って来うんなら、こないしてくれる人とこ、うち行ってしまおう思ってたんや」「(女の顔を引き寄せ)そっから逃げて来たんとちゃうか? あー?」。激しくキス。女におぶさり、女よがる。コーヤン、身を引く。「お前の亭主あ、どんな風にしてかわいがるんじゃ? 同じようにしたる」「ええんか?」。女起きだし、赤いセーター脱ぐ。「家ん中まで雨入って来よる」。女、上半身裸。パンティも脱ぐ。男の両肩に両足をかける。「こうや、早うして」。挿入。「あー」。よがる女。男の手を自分の股間へ導き「こうや、こうや」。コーヤン、激しく動き出す。よがる女。上半身後ろに倒れる。「教えてもろうたんやな。何もかも。教えてもろうたんやな」。コーヤン、女の上半身に密着し、女、頭抱える。激しくよがる女。コーヤン果て、股間をティッシュで拭こうとすると、「いやや、(ティッシュ放り出し)うちが」。俯瞰に。コーヤンの背中。女、フェラしてるよう。「何人の男とやったんや。え?」「いや、あ~」「ええ?」。仰向けになったコーヤンの股間に、女、頭を乗せる。コーヤンの荒い息。女、またよがり始める。
古びた家。パンダウン。風の音。手前にススキ。軒下にタカオと赤いマフラーしたカズコ、しゃがんでる。「責任取ってほしいん」「責任?」「そうや。……言うたか?」「俺にどないしろ言うんや?」「(ビンタし)……や」「……て、やったの2人やど」「(泣き出し)うちは処女やったし、最初はあんたや。そやからあんたに責任取ってほしいんや。(泣き続ける)」「(座り直し、怒りながら)どないしたらええんや?」「(大声で)あれっきりなんて殺生や。(タカオの頭抱えキス)」。
路上。相合傘。ロング。コーヤン「痛うなか?」女「ちょっとしみる」「えへへ」「なあ、その喫茶店で待ってて。いつまでもあかん訳にはいかんし」「金あるかい?」「ちょっとだけなら」「これ持ってけ」「すぐ戻ってくるさかい。待っててーな」。傘持ってカズコ去る。コーヤンも歩きだす。踏切、電車の音。横移動。革ジャン直し、「あー」。老人(三谷昇)近づき「振られたんやろ。兄ちゃん。一杯やりたいな。兄ちゃん。二百円ないか?」「うふっ、そら」。赤い傘差したコート姿の女現れ「いらんこと、せんといて」「うーん」「乞食みたいなマネしくさって。お父ちゃんの恥はうちの恥なんやで。もう。何べん言ったら分かんのん」「へへへ」。
喫茶店。待ってたコーヤンの元に女。「カーテンレール買うの、忘れてもうたんや。そこまで来て気がついたんやけど、釘打って引っ掛けたら使えるし」「まあ、ええ。カーテン買うたんか?」「それにお鍋とヤカンも買うたんよ」「……どないしたんや?」「見せたろか? これがあんたの。あ~ん、うふっ。こんなの見たら目くらくらするで。ほら」「小さいなあ。毛はみ出へんか?」。2人、笑う。他の客の目を気にし、コーヤンはサングラスをかけ、女も表情を消す。小声で「男って皆やらしいな。考えることゆうたら、あのことばっかしなんやから」「あのことって何や?」「う~ん、知らん」「知らんのやったら、わいの鼻の先にこすりつけたろか?」。2人、笑う。(また明日へ続きます……)
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