第一部に続いて下村湖人著「次郎物語・第二部」を読みました。今度は次郎が中学生の時代の話です。
次郎は一部に続いて、人間的な成長をとげていきます。それは次のような次郎の手紙にも表れています。「ぼくはこれまで、人にかわいがられたいとばかり思っていましたが、それはまちがいだったということがわかりました。(中略)ぼくは、これから、ほんとうに正しい人間になりたいと思います。勇気のある人間になりたいと思います。そして、だれにもかわいがられなくても、ひとりで立っていける人間になりたいと思います。」
そして校長先生からは、へりくだる心と慈悲心が選士にはなによりもたいせつなものである、と教えを受けます。
また感情面でも「いきどおりも侮蔑の念も、たびかさなるにつれて、しだいにうすらいでいき、あとでは、かえって、同級生にたいして憐憫に似た感じをさえいだくようになった。」と成長を見せています。
そこで、ケンカをするにも、以前のように私憤からするのでなく、公憤に燃えてするようになります。
今後、次郎は恋をし、より大人の世界を知り、様々な体験を積んで行くのでしょうが、それは第三巻から第五巻で語られることになるのでしょう。私は五巻の中でも特に評判の高い第一巻と第二巻を読んで終りとしますが、興味のある人はぜひ第三巻以降も読んで、次郎の成長を見守ってあげてください。ちなみにヤフーオークションを使えば、ただ同然の値段で手に入ります。
次郎は一部に続いて、人間的な成長をとげていきます。それは次のような次郎の手紙にも表れています。「ぼくはこれまで、人にかわいがられたいとばかり思っていましたが、それはまちがいだったということがわかりました。(中略)ぼくは、これから、ほんとうに正しい人間になりたいと思います。勇気のある人間になりたいと思います。そして、だれにもかわいがられなくても、ひとりで立っていける人間になりたいと思います。」
そして校長先生からは、へりくだる心と慈悲心が選士にはなによりもたいせつなものである、と教えを受けます。
また感情面でも「いきどおりも侮蔑の念も、たびかさなるにつれて、しだいにうすらいでいき、あとでは、かえって、同級生にたいして憐憫に似た感じをさえいだくようになった。」と成長を見せています。
そこで、ケンカをするにも、以前のように私憤からするのでなく、公憤に燃えてするようになります。
今後、次郎は恋をし、より大人の世界を知り、様々な体験を積んで行くのでしょうが、それは第三巻から第五巻で語られることになるのでしょう。私は五巻の中でも特に評判の高い第一巻と第二巻を読んで終りとしますが、興味のある人はぜひ第三巻以降も読んで、次郎の成長を見守ってあげてください。ちなみにヤフーオークションを使えば、ただ同然の値段で手に入ります。