OECD学習到達度調査
日本、「読解力」が上昇
解釈・判断やや苦手
09年度
経済協力開発機構(OECD)は7日、2009年に実施した学習到達度調査(PISA)の結果を公表しました。日本は前回(06年)平均498点 で15位だった「読解力」が同520点に上昇し、8位になりました。「数学的リテラシー」と「科学的リテラシー」はほぼ前回並みでした。
PISAは15歳を対象に、知識や技能を実生活でどの程度活用できるかを「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」の3分野で3年ごとに調査します。09年はOECD加盟34カ国と非加盟31カ国・地域の計47万人が参加しました。
日本からは約6000人が参加。「数学的リテラシー」は平均529点(前回523点)で9位(同10位)、「科学的リテラシー」は平均539点(前回531点)で5位(同6位)でした。
今回初めて参加した上海が3分野すべてで1位となり、韓国、フィンランド、香港、シンガポールなどが上位を占めました。
今回の調査では「読解力」について「情報へのアクセス・取り出し」「統合・解釈」「熟考・評価」の三つの側面ごとにも分析。日本は「アクセス・取 り出し」が530点で4位となる一方、「統合・解釈」は520点で7位、「熟考・評価」は521点で9位。情報の読み取りは得意なものの、それを解釈した り、考えて判断することはやや苦手なことが明らかになりました。
5年前、中国杭州市天長小学校を見学した。教室には50インチ以上のテレビ教育である。
1年生から、英語の授業もある。踊るバレーの時間もある。休憩時間にラジオがなる、体操だが、目の体操である。子供の顔がみんなニコニコしている。オアイソではない。それらの雰囲気から、日本は絶対負けているとレポートを書いた。当たってほしくない予言はピタリ当たった。
私はこの3部門ができたからといって将来立派な人間になるとは限らず、できないよりできたほうがよい程度にしか思っていないが、みなさんはどう思われますか?