祝・在日本朝鮮人総聨合会京都府本部第23回定期大会
日朝協会京都府連合会からの連帯の挨拶
在日本朝鮮人総聨合会
京都府本部第23回定期大会 御中
親愛なる在日本朝鮮人総聨合会京都府本部第23回定期大会にお集まりの代議員の皆様、日朝協会京都府連合会を代表して連帯のご挨拶を申し上げます。
日朝協会は1955年結成以来、国際連帯の諸原則を守りながら、 朝鮮民主主義人民共和国と大韓民国との友好発展を進めるために活動してきました。最近においては、日本政府が世界の人々の平和の願いを聞き入れず、憲法9条 を変え、集団的自衛権行使でアメリカと一緒に戦争する国に変えようとしていることなどが、私たちの運動を妨げる最大の原因になっています。私たちは日本政 府が「日朝平壌宣言」を誠実に守り、日朝国交正常化の早期実現や北東アジアの平和構築のために、各国と友好条約を結ぶよう活動を強めています。
私たちは民族教育の発展・推進は、日本人自身の問題であり、国際化社会のもとで在日外国人師弟が増え、その教育を保障する体制を整えなければこれからの社会に通用しないと考えています。
日 朝協会横浜の役員である佐藤知也さんが、光陽出版社から出された本「平壌で暮らした12年の日々」の中で、1946年12月26日 日本人学校「平壌日本 人人民学校」を開校したとき、朝鮮当局は、机・椅子・黒板・オルガン・文房具類を十分そろえてくれたが、授業の方針とか内容には、全くタッチしてこなかっ た。
北朝鮮人民委員会は、財政局から師弟教育費として200万円支出した。当時金日成さんの給料が4000円だった。と書かれています。日朝協会は日本政府への申し入れに、この歴史を知るべきだと書き、在日朝鮮人の民族教育を補償し差別するなと強調しました。
ま た日朝協会は、「朝鮮王朝儀軌返還」運動でも、唯一日本の市民団体として協力し、韓国・慧門僧侶は、「儀軌 -取り戻した朝鮮の宝物- 」という本の中 で、・・「我々は、日朝協会のメンバーに“日本の良心的人々の自発的努力により儀軌返還問題の進展が、真の韓日友好に寄与することであるという認識を同じ くし、儀軌返還運動を共同で展開することを提議した。”と書かれています。慧門僧侶は、北朝鮮の仏教会とも協力し、南北国民の心を一つにするためにとりく んだと言っておられます。
日朝協会は、国際化社会に生きる日本人として、憲法9条を守り、非核非同盟の国づくりをめざし、在日朝鮮人の皆様が掲げておられる「地域同胞社会の発展と諸権利の擁護」「朝鮮の自主的平和統一」「朝日国交正常化の早期実現」などの諸要求を支持し、共に連帯して活動することをお約束して連帯の挨拶といたします。
2014年6月吉日
日朝協会京都府連合会
代表理事 大橋 満